ソウルから東海岸のリゾート・江陵(カンヌン)へ!釜山や日本からの行き方も
 2022/08/24 改:2022/08/26 吉村剛史(トム・ハングル)

東海岸のリゾートとして知られる江陵(강릉、カンヌン)。韓国国内でも人気の観光地として認識され、とくに夏の海水浴シーズンには多くの人でにぎわいます。


[白砂浜の鏡浦海水浴場]

そんな江陵は平昌とともに2018年冬季オリンピックの開催地になったり、ドラマ「トッケビ」のロケが行われたり、BTS(防弾少年団)のCDジャケットのバス停の撮影が行われた街でもあります。

そんなことから日本人観光客のあいだでも、きっといちどは行ってみたい地方都市のひとつに挙げられるのではないでしょうか。

この記事では江陵への行き方や主な観光エリアへのアクセス方法、江陵へ向かう際のソウルの玄関口となるターミナルなどをお伝えします。

江陵(カンヌン)はどんな都市なの?

江陵は韓国の東海岸に位置する人口約22万人の都市で、海辺の周辺地域のなかでは最も大きな都市です。

人々が暮らす都市でありながら、ソウルなど首都圏に住む人にとってはとくに夏の行楽シーズンに人気で、多くの人たちが海水浴に訪れます。


[コーヒー通りがある安木海岸]

白砂浜の海水浴場が広がっており、とある海水浴場にはコーヒー通りがあったり、人気のハンバーガーショップがあることで知られるビーチもあります。参考:江陵の白砂浜おしゃれビーチを散策しよう~鏡浦海岸・江門海岸・安木海岸

また江陵は江原道に属するのですが、江原道の「江(강)」は江陵の江を指し、原州とともにこの地域の中心的存在だったといえます。

海沿いにある湖・鏡浦湖のほとりには春には桜が咲き、韓流歴史ドラマにも登場することがある烏竹軒や船橋荘といった歴史的建造物があり、由緒ある地域だとうかがわせてくれます。


[船橋荘]

江陵(カンヌン)までの距離は?

ソウルから江陵への距離は直線で約170キロあり、車では高速道路を利用して3時間ほどかかります。高速鉄道KTXに乗車すれば、ソウル駅から江陵駅までは約2時間で行くことができます。

釜山から江陵へ行こうと考えている人もいるかもしれません。釜山からは約290km離れているのですが、現状では鉄道・高速道路ともに発達していないため、こちらからのアクセスはあまりおすすめできません。

江陵の北には襄陽国際空港があり、ここからは済州島への便が発着していますが、不定期的にソウル・金浦空港、釜山・金海空港との間を運行することがあります。

2022年10月30日からは航空会社・フライ江原が成田-襄陽を就航することも決まっています。日本からソウルを経由せず訪れるという選択肢もできるというわけです。

ソウルから江陵への交通手段

ソウルから江陵へアクセスする場合は、高速バスまたは鉄道を利用します。

高速バスが最も安い交通手段となりますが、鉄道、なかでもKTXを利用するのが最も効率的だといえます。江陵方面へ一般列車で行く場合には山を越える必要があるため、時間が大幅にかかります。

高速バスは江南にある高速ターミナル(ソウル高速ターミナル)または東ソウルバスターミナルから。KTXの場合はソウル駅または清涼里駅からの出発となります。

以下では所要時間と料金を交通手段別に示したものです。

交通機関 所要時間 料金
鉄道(KTX) ソウル駅:約1時間50分、清涼里駅:約1時間30分 ソウル駅発27,600ウォン/26,000ウォン
高速バス(高速ターミナル) 約2時間50分 22,300ウォン(優等)
高速バス(東ソウルターミナル) 約2時間20分 22,000ウォン(優等)

※高速ターミナルからの乗車と、東ソウルターミナルからの乗車で所要時間が異なるのは走行ルート等が異なるためです。

江陵駅到着後は?

鉄道(KTX)で出かける場合は江陵駅到着後は、駅前にはタクシーが並んでおり、駅前からは市内バスも発着しています。鏡浦湖、江陵オリンピックパークなどは健脚の方で時間に余裕のある方は、駅から歩いて回るのもよいですが、目的地に応じて公共交通機関を利用することをおすすめします。


[江陵駅]

参考:江陵の観光は駅と湖のほとりを歩こう~歴史と伝統が現代にも息づく街

江陵ターミナル到着後は?

江陵高速ターミナル・江陵市外バスターミナルのいずれかに到着しますが、この2つのターミナルは隣り合わせになっています。ターミナル前には観光案内所もあるため、日中ならば観光パンフレットも受け取れます。


[江陵高速ターミナル(左)・江陵市外バスターミナル(右)]

中心街や観光地までは市内バスを利用するか、タクシーに乗るとよいでしょう。

江陵駅・バスターミナルからの行き先

江陵駅・バスターミナルから主要観光地へのバスでの行き方をお伝えします。市内バスはバス停に時刻表が表示されているわけではないので、必要に応じてアプリなどで確認します。間違って反対方向に行かないためにも乗るときに運転士さんに確認するのもひとつです。

●烏竹軒・船橋荘
50000ウォン札の肖像・申師任堂、栗谷李珥の生家の烏竹軒、朝鮮時代の上流階級の家・船橋荘。202番、300番、302番バスなど多数。バスは市内の停留所に多数停車するため、駅やターミナルからタクシーで行く場合は10分程度となります。

●安木海岸
コーヒー通りがある安木海岸は江陵港にも接しており、江陵港・安木海岸方面へのバスに乗ります。200番、211-1番バス他多数。江陵駅から20分、江陵バスターミナルからは30分程度。

●注文津(チュムンジン)
BTSのジャケットロケ地のバス停やドラマ「トッケビ」のロケ地、注文津水産市場などへは注文津港方面行きのバスに乗ります。300番、302番、314番、315番バスなど。江陵バスターミナルからは50分、江陵駅からは約1時間

ここまでは江陵までの行き方、江陵でのアクセス方法をお伝えしましたが、次に江陵に行くためのソウルの玄関口についてお伝えします。

江陵への玄関口となるソウルのターミナル

江陵へは空港から高速バスに乗って訪れることもできますが、多くの観光客はソウル市内を経由して江陵へ行きます。その際に玄関口となる駅・バスターミナルをここでお伝えします。

ソウル駅

ソウル駅は江陵や釜山方面へのKTXが発着します。ここから多くの観光客が出発します。

ソウルの中心に位置しており、明洞や南大門市場からは歩いて行ける距離です。ソウル駅や明洞あたりに宿泊したあとに江陵へ行くときはソウル駅を利用すると便利です。

参考:韓国観光の玄関口、ソウル駅周辺の観光は徒歩でGO!

清涼里駅

清涼里駅からは江陵方面へのKTXが発着しており、この駅が始発の列車もあるので、ソウル駅ではなくこちらから乗車するのも良いでしょう。春川や安東といった観光都市へのアクセスもこの駅を利用します。

ソウル東部に位置しており、東大門駅から地下鉄で4駅、7〜8分ほどで行くことができます。駅前は再開発がされており、ソウルの副都心として栄える街となりそうです。

参考:清涼里清涼里(チョンニャンニ)の路地裏と新しい町への変化

ソウル高速ターミナル(江南ターミナル)

江南(カンナム)に宿泊する場合は、鉄道ではなく高速バスで行くという選択肢もあります。高速バスで行く場合は、KTXを利用するより少し料金が安くなります。

ソウル高速ターミナルから江陵バスターミナルまでは2時間50分かかります。3列シートの優等バスが主流となっており、料金は22,300ウォンです(2022年8月現在)。

このターミナルの地下街には手頃にオシャレな服が買えることで人気のGOTOMALL(ゴートゥーモール)があります。

参考:買い物も食事もぜんぶココで!地方への玄関口、高速ターミナル

東ソウルバスターミナル

東ソウルバスターミナルはソウルの東部にあるバスターミナルです。ここからは江陵をはじめとする江原道のほか、忠清北道、慶尚北道方面へのバスが発着します。

高速道路に隣接しており、車ではわりと最短ルートになることから、江陵へは安く早く行くことができます。料金は22,000ウォン、約2時間20分です。

東ソウルターミナルは地下鉄2号線江辺駅を利用します。中心部からは少し離れており、建大入口、聖水洞周辺に宿泊されている方はこのターミナルからのアクセスが便利です。

日本から襄陽空港を経由して直接行くには?

2022年10月30日からは成田ー襄陽間に飛行機が就航します。これまで定期便で東海岸にアクセスできる路線はありませんでしたが、この就航によってだいぶ便利になります。

襄陽国際空港は江陵の北に位置しており、江陵ターミナルから空港まではバスで約1時間です。

江陵を楽しむために、下調べをしてみよう!

ここまでは江陵(カンヌン)へのアクセス方法をお伝えしてきました。平昌五輪が開かれた街として知られ、ドラマやK-POPファンにも注目されている東海岸の都市です。

ほかにも日の出の名所・正東津や、海に近いことから海産物を使ったグルメなども多様です。

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