江陵のグルメは、海と山の幸を味わう~おひとり様でも大丈夫! | 韓国&韓国旅行 | トム・ハングル

おひとりさまでも大丈夫!~江陵で海と山のグルメを味わおう
 2018/02/09 吉村剛史(トム・ハングル)

2018年平昌冬季五輪の開催地、江陵(カンヌン)は、韓国東海岸にある都市。ソウルからの高速鉄道が開通したことで、アクセスも以前よりは容易になり、1時間台で行けるようになりました。

江陵(カンヌン)は海に面しており、一方で平昌(ピョンチャン)の大関嶺という峠までは車で20~30分ほど。海産物はもちろんのこと、じゃがいもや蕎麦のような山でとれた特産物が入ってくるのが江陵(カンヌン)の良いところでもあります。


[江陵駅前のロータリー交差点には、五輪マーク]

韓国の食堂では1人前から食べられる料理も多いですが、名物が大皿料理だったりすることも。ひとりで現地に行かれる方は、食べたいものを注文しづらいことがあります。

2人前を注文するのも、もちろんよいですが、この記事ではひとりでも食べられるグルメに特化してお伝えします!

校洞飯店(교동반점)のチャンポン

江陵(カンヌン)駅から、徒歩で15分ほどのところには韓国の五大チャンポンの名店として数えられる「校洞飯店(교동반점、キョドンパンジョム)」という店があります。

お昼時は店の前に行列ができますが、これは韓国の飲食店にしては珍しいほう。(ただし最近はお店に並ぶ人も多いのです)。お店を出てきた人からは「この店本当においしいね(여기 진짜 맛있다)」という声も耳にするほどでした。さすが地元の名店。


[校洞飯店の前にできた列]

混雑時は並んでいるときには外でメニューを尋ねられることも。麺のチャンポン(짱뽕)か、チャンポンご飯(짱뽕밥、チャンポンパプ)、サイドメニューに餃子(군만두、クンマンドゥ)がありますが、麺のチャンポン(8,000ウォン)を注文。

チャンポン(짱뽕)は韓国式中華料理の定番メニュー。たくあんと玉ねぎのほか、このお店ではキムチも一緒に出てきます。

このお店のチャンポンは、殻を外したムール貝のほか、イカなどの海鮮がたっぷり。風味がしっかり出たスープに、太めの麺が入っておりボリューム感がありますが、日本人の味覚では激辛。相当辛いですが、辛い物を食べたあとの爽快感が、心地よく感じられることでしょう。

校洞飯店(キョドンパンジョム、교동반점)
※地図は下部に掲載

海水を使って作った白いスンドゥブ~草堂純豆腐

オリンピックパークの裏手に広がる鏡浦湖という湖。鏡浦湖と海岸線のあいだには松林が広がっています。ここに草堂純豆腐(초당순두부、チョダンスンドゥブ)の店が集まっていて、この一帯は村のようになっており、行政がつけた道路名も「草堂純豆腐路」となっています。


[草堂純豆腐村の様子]

江門海岸と鏡浦台のあいだのあたりに位置し、草堂純豆腐の工場もここに位置しています。江陵駅からはタクシーに乗って4キロ、約10分ほどです。


[草堂純豆腐村周辺の地図]

日本でもおなじみの「スンドゥブ(純豆腐)」というと辛い料理を想像しますが、ここでは辛くない豆腐がでてきます。ここでは海水のにがりを使って作った「おぼろ豆腐(7,000ウォン)」。ほのかな塩加減の美味しい豆腐がここで食べられます。


[순두부백반(スンドゥブペッパン)]

豆腐はもちろんのこと、私としては豆腐とともについてくる「おから」が美味しかったことが記憶に残っています。お酒は焼酎よりもマッコリが合う気がしますが、江原道ならではのそばマッコリとともに味わうのもよいでしょう。

江陵スンドゥプ村
※営業時間はお店により異なります。
※朝8:00前後~20:00前後のため、朝食にも適しています。

江陵中央市場でお刺身を味わう

海産物をその場で味わうなら、中心街にある江陵中央市場が便利。市場の地下には魚市場があり、中央では鮮魚を売っています。刺身店では生け簀からその場で水揚げをしてさばいてくれるのです。1人分で15,000ウォンからです。

韓国で味わうお刺身は、1匹を丸ごとさばいてもらい、酢コチュジャンやわさび醤油をつけ、包み野菜にくるんで食べるのが刺身のスタイル。

ひとりで食べる魚としておすすめなのは、冬から春にかけてのこの季節は、メナダ(밀치、ミルチ)という魚が旬を迎えます。夏なら名物のイカの刺身もよいかもしれません。


[メナダの刺身]

二人以上の場合はヒラメ(광어)やクロソイ(우럭)などの魚を注文してもよいですし、魚のあらを使った鍋を注文してもよいでしょう。魚の種類やお店にもよりますが、例えば2人なら3~5万ウォンのまとまった予算を伝えて、セットを作ってもらうのもよいでしょう。

そして韓国の東海岸の共通のグルメといえば、ムルフェ(水膾・물회、15,000ウォン~)。これは日本では馴染みのない食べ方。写真はイカのムルフェです。(※写真は東海市内で撮影したもの)


[ムルフェ(물회)]

季節によりイカやカレイ、そして前述のメナダなど、その場でさばいた刺身と刻んだ野菜に、酢コチュジャンを溶かした冷や汁を溶かし、冷製スープのように食べます。ほどよい酸味とピリ辛さが口に広がり、さわやかな後味。東海岸にやってきたら一度は味わいたいグルメです。


[江陵市内の地図]

江陵中央市場は江陵駅から徒歩約10~15分。大型スーパー”HomePlus”のすぐ裏手にあります。このあたりが江陵の中心街で、市場の周辺にはスポーツ用品店やコスメショップが集まっています。

江陵中央市場
営業時間:朝8:30頃~夜9時頃
※お店により異なります

屋台村でメミルジョン、ジャガイモ餅~月花風物市場(월화풍물시장)

2017年7月、江陵市内中心部の大型スーパー「HomePlus」のすぐ横にできたのが、月花風物市場。プレハブのような簡素な作りにも見える市場ですが、江陵駅を改装し、KTXの路線を作るために立ち退きにあった人たちがこの場所に移って始まった屋台村です。

中に入ると両サイドには屋台のようにお店があり、長椅子に腰かけて小腹を満たすのに最適な食べ物が並んでいます。そばチヂミの「メミルジョン(메밀전)」、じゃが芋餅の「カムジャトッ(감자떡)」など、江原道らしい山の素朴な食材を使った軽食とともにマッコリが味わえます。

値札はついておらず、その場で尋ねることになりますが、1つあたり2,000~4,000ウォン程度と見ておけばよいでしょう。


[メミルジョンピョン(매밀전병)(※写真は平昌にて)]

メミルジョンピョンは、そば粉で作った生地のなかにキムチや野菜、春雨などをくるんでクレープ状にした食べ物。とにかく気張らずにつまめるものを、お店の人との会話を楽しみながら味わってみてください。

ひとりで食べられる名物料理もいろいろ!江陵のグルメを存分に楽しんで!

2018年オリンピックのスケート競技が開催され、ますます注目を集めている江陵(カンヌン)。

韓国に訪れると、ひとりでの食事には不安が出てくるものですが、実はひとりで味わえる名物グルメもたくさんあります。もし江陵に出かけたら、江陵の街歩きを楽しみながら、海と山のグルメを堪能してみてください。

江陵の中心部の観光はこちらの記事をご覧ください。江陵の観光は駅と湖のほとりを歩こう~歴史と伝統が現代にも息づく街



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トム・ハングル(吉村剛史)

吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破。海外の常識をレポートする『海外ZINE』の韓国担当ライター、17年は平昌五輪開催地の『江原道公式ブログ』にも連続寄稿。2018年2月号『散歩の達人』第2特集の取材・文を担当。プロフィール・お問い合わせ



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