金浦空港と仁川空港、ソウルの空港はどっちを使うのがイイ?移動と市内アクセス・PCR検査は?
 2017/03/02 改:2022/09/22 吉村剛史(トム・ハングル)

韓国を初めて訪れる方にとっては、玄関口として「どの空港を利用するか?」で迷われる方もいらっしゃることでしょう。韓国には2017年1月現在、8か所に国際空港があります。

首都ソウルを訪れる場合は仁川空港(インチョン空港)、もしくは金浦空港(キンポ空港)を、釜山へ行く場合には、金海空港(キメ空港)、大邱へ行く場合は大邱空港を利用するのが一般的です。

この記事では韓国を訪れる場合、金浦空港・仁川空港のどちらの利便性が高いか?ソウル市内へ電車・バス・タクシーなどを利用する場合の費用や時間など、どちらがお得で便利なのか?その違いをみていきたいと思います。(※そして空港で入国時にPCR検査を受ける方のための情報も記載しています)

韓国の国際空港はどこにある?

まずは「韓国の国際空港がどこにあるか?」という地図をご覧ください。主要都市の空港以外にも清州、襄陽、務安、済州空港が国際空港として利用されています。


[韓国の空港]

それぞれの空港からは通常時は日本からの定期便が出ていることもあります。韓国の国際空港について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

韓国の空港を地図ととも一挙ご紹介!国際空港は全8カ所!~ソウルや釜山、地方空港も勢ぞろい

まずはじめに、以下では仁川空港発着の飛行機のメリットとデメリットを見ていきます。

仁川空港発着の飛行機は「価格安」が大きなメリット

仁川空港は、ソウルの郊外にあたる仁川広域市・永宗島に位置しています。ソウルから遠いことは大きなデメリットとなりますが、そのかわりに航空券の価格は金浦空港着よりも数千円程度安くなります。


[仁川国際空港 (Wikipedia-Public Domain)]

●仁川空港⇒ソウル市内は約1時間~1時間半
仁川空港からソウル市内までは、約1時間~1時間半程度かかります。市内へのアクセス方法は、1.「空港鉄道(一般)」2.「空港鉄道(直通)」、3.「リムジンバス(高級・一般)」が安価で、4.「タクシー」では、明洞(ミョンドン)エリアまで60,000ウォン(約6,000円)かかります。

空港鉄道(電車)の場合、直通列車に乗車すると、仁川空港-ソウル駅までノンストップですが、一般列車の場合は各駅停車のため、弘大入口駅などにも停車します。電車の場合は交通渋滞に巻き込まれることなく、時間が正確なので安心できます。

※直通列車は通常8,000₩(約800円)ですが、事前にサイトを通して購入しておくと少し安くなります。通常KRW 8,000ウォン→JPY 768円(2022年7月8日現在)【空港鉄道直通列車割引購入(提供:KKday)

一方、有名なホテルへアクセスする場合、ホテルからリムジンバスの停留所が近いことが多いでしょう。そのため、リムジンバスが便利です。リムジンバスは一般リムジンの場合4列シート、高級リムジンの場合は少し値段が高いですが、3列シートとなっています。通常KRW15,000ウォン→JPY 1,437円(2022年7月8日現在)KALリムジン割引購入(KKday)】※リムジンバスは段階的な再開となります。

※チケットの購入に際して、価格は為替レートにより変動しますので、その都度ご確認ください

●仁川空港⇒ソウル市内への移動

交通手段 所要時間 料金
空港鉄道(一般) 約1時間(ソウル駅) 4,150won
空港鉄道(直通) 約43分(ソウル駅) 8,000won おすすめ→【割引購入※円高時はかなりお得!(KKday)
リムジンバス 60分~90分(ソウル中心) 10,000~15,000won おすすめ→【KALリムジン割引購入(通常15,000₩)※円高時はかなりお得!(KKday)
タクシー 約70分(明洞) 65,000won程度

※時間・料金は交通状況、タクシーの場合、乗車人数により異なります。

タクシーは、通常の料金に加え、高速道路料金が追加されるため、明洞まで約65,000won(約6500円)前後となります。定額制ではない場合、交通状況によって料金が異なる場合があります。荷物が多い場合や、複数人で利用する場合に使ってもよいでしょう。

仁川空港~ソウル駅の移動プランを徹底調査!

仁川空港利用のメリット・デメリットは?

仁川空港を利用するメリットといえば、飛行機の値段が安いこと!とくに成田-仁川、大阪―仁川間は格安航空会社(LCC)が就航しているほか、既存の航空会社(FSC)も金浦行きに比べると、安く購入できます。

一方デメリットは、仁川空港からソウルまでの距離が遠いことや、空港が広いために空港内の徒歩での移動が大変だということです。

特にLCCを利用する場合、ターミナル移動のためのシャトル列車に乗る可能性が高くなります。1時間前のチェックインでは、余裕がなくギリギリの搭乗になるコトも。余裕をもった移動が必要です。

※仁川空港には様々な施設が充実しており、その点は金浦空港よりも充実しています。仁川空港を利用する直接的な理由にはならないかもしれませんが、詳しいことは以下で解説しています。

仁川空港は韓国最大の玄関口!思いっきり使い倒そう~両替も乗り継ぎも前泊もこれで完璧。

仁川空港は国際線乗り継ぎ(トランジット)も可能!

仁川空港はハブ空港の役割を果たしており、地方空港から仁川空港を経由して他の国へと旅立つといった使われ方もします。

金浦空港行きの飛行機は羽田・関西から出ていますが、例えばですが仕事帰りにいずれかの空港を出発し、その深夜や翌朝に仁川空港で乗り継いで、第三国に旅立つといったこともできます。

そうした方は金浦空港を経由して仁川空港へと移動しますが、金浦空港~仁川空港間は空港リムジンバスまたは空港鉄道、またはタクシーで約40分です。移動手段としては交通状況に左右されない鉄道のほうが時間の面では安心です。

仁川空港~金浦空港間の移動手段や距離について詳しいことは以下のリンクでも解説しています。

※仁川空港~金浦空港の移動方法は、金浦空港と仁川空港間の移動はどうするか~乗り継ぎの時間や距離、交通手段はバス・電車、それともタクシーをご覧ください。

仁川空港でのPCR検査(2022/9/14追記)

韓国では入国時に新型コロナウィルスの検査があります。仁川空港内にはPCRセンターが第1ターミナル、第2ターミナルそれぞれ2か所ずつあります。第1ターミナルは交通センター(空港鉄道乗り場)側に2か所、第2ターミナルは地下1階に2か所あります。

検査料金は一律8,000ウォン(日本円で8000円強)となっています。詳しくは仁川空港ホームページをご覧ください。COVID-19 Free Airport(仁川空港・英語)

ソウルへのアクセスには、断然便利な金浦空港!

金浦空港はソウル市江西区に位置する空港で、ソウル市内にあります。そのためソウル市内中心部へのアクセスが非常に便利です。ビジネスという忙しい状況のなかでソウル都心部を訪れる場合は、少々航空券が高くても金浦空港を利用することをおすすめします。


[金浦国際空港]

金浦空港~ソウル市内は約20~50分

金浦(キンポ)空港からソウル中心部へのアクセスは、各種交通機関に乗車後、約20分~50分かかります。

市内へのアクセス方法として、公共交通を利用する場合「1.空港鉄道、地下鉄、市内バス」もしくは「2.空港リムジンバス」を使います。それらは値段が比較的安く、最も一般的な交通手段となります。

もうひとつの手段は「3.タクシー」を利用すること。金浦空港から明洞(ミョンドン)までは、約20,000won(約2000円)程度。荷物が重い場合や、3~4人などのグループの場合、タクシーを利用しても人数割りすれば、それほど負担にならない金額といえます。

金浦空港はソウル市内に近いこともあり、仁川空港より人気があります。デメリットとしては日本からのLCC(格安航空会社)が乗り入れていないため、仁川空港行きに比べて航空券価格が高くなります。


[仁川空港、金浦空港~ソウル中心部]

金浦空港はコンパクトなので便利!

金浦空港国内線は日本、中国、台湾への直行便のみが運航されているため、コンパクトな空港です。

日本に帰国する際の手続きの際には、空港内を歩く距離が断然短くて済むため、無駄な体力を使わなくてもよいのがメリットです。万一、チェックイン時間ぎりぎりに空港に到着する場合でも安心感があります。

しかし金浦空港がコンパクトな反面、空港内でのショッピングのバリエーションは仁川空港に比べて劣ります。空港の到着ロビーの外にあるロッテモール金浦空港店では、ショッピングや食事を楽しんだり、お土産を購入したりできます。ロッテモール金浦空港(仁川空港周辺スーパーの記事)

※金浦空港の施設について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

金浦空港はコンパクトなソウルの玄関口!~市内への移動も楽々

金浦空港でのPCR検査(2022/9/14追記)

金浦空港でのPCR検査事情についてお伝えします。金浦空港では2022年9月6日になり、PCR検査センターをオープンしました。韓国の入国時の検査にかかる費用は80,000ウォン(8000円強)となっています。

金浦空港PCR検査センター

●金浦空港⇒ソウル市内への移動

交通手段 所要時間 料金
空港鉄道・地下鉄・市内バス 約20分(空鉄ソウル駅) 1,350won~
リムジンバス 30~60分(ソウル中心部) 5,000~8,000won
タクシー 30~40分(ソウル中心部) 20,000won前後

※時間・料金は交通状況、タクシーの場合、乗車人数により異なります。

羽田—金浦路線の場合、夜22時台に到着する便があります。もしそれに乗ってやってきた場合、もちろん終電終バスはありますが、次の日の早朝に国内線で移動する場合は、サウナで一夜を明かすのもひとつの手です。詳しくは以下のページにて。

金浦空港に深夜22時台着、どう過ごす?夜明かしするならチムジルバンへ!

金浦空港は国内線への乗り継ぎも可能

金浦空港は済州島などへ行く韓国国内線にも乗り継ぎが可能です。陸路で行ける場所であればいったんソウル駅に出た後に高速鉄道KTXなどを利用すればよいですが、済州島の場合は空路で移動が必要です。

国際線から国内線への乗り継ぎは到着ロビー前からバスが出ていますが、歩いて移動してもさほどの距離はありません。また仁川空港到着の場合は、空港鉄道やリムジンバス、タクシーを利用して金浦空港へ移動するという方法があります。参考:金浦空港と仁川空港間の移動

仁川空港と金浦空港の利用はどちらがいい?-ソウルへの旅行での利便性は金浦に軍配。

ソウルへ行く場合は、やはり金浦空港が圧倒的に便利!ただし日本から金浦空港への便が出ているのは、羽田空港と関西国際空港のみ。それ以外の方は、必然的に仁川空港を利用することになります。

空港から直接仁川市内へと向かう場合や、地方へ旅される場合は、仁川空港を利用してもよいでしょう。

以上のことを知った上で、航空券を購入していただくと、よりよい判断ができるでしょう。韓国の旅をお楽しみください。

韓国行きの航空券を安く手に入れられるサイトはどこ?

※韓国の空港の撮影には許可が必要のため、Wikipediaによる法的に問題ないと考えられる画像を使用しております。


 

記事に関連する韓国観光エリア情報はこちら:仁川空港金浦空港



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トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
空港からソウル市内へのアクセスは、宿泊施設に応じて、交通手段を使い分けることをおすすめします。滞在先が弘大入口、孔徳駅、ソウル駅など、空港鉄道の停車駅から遠い場合や、有名ホテルの場合はリムジンバスが便利です。

もちろんタクシーは高くつきますが、3~4人で乗る場合は一人当たりの値段が下がるので、必要に応じて利用するとよいでしょう。



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