韓国の国際空港は全8カ所!~ソウルや釜山以外の地方路線まで勢ぞろい | 韓国&韓国旅行 | トム・ハングル

韓国の国際空港は全8カ所!~ソウルや釜山以外の地方路線まで勢ぞろい
 2018/09/28 吉村剛史(トム・ハングル)

韓国の国際空港は、全国に8つあります。近年、訪日韓国人観光客が増加していることなどから、ソウルや釜山だけでなく、韓国の地方と日本の主要空港を結ぶ便が増えています。

日本から韓国を訪れる場合は引き続き、ソウルや釜山にある空港の利用が多く見込まれますが、韓国の地方への出張や旅行などを考えている方にとっては、地方空港への路線を利用する手段もあります。

この記事では韓国国内にある主要空港のほか、各地にある地方空港と、使用するメリット・デメリットをお伝えします。

※8つの空港のうち筆者が訪れていない空港は務安空港のみですが、軍事的な理由から許可が必要な空港があるため、このページについては、法的な面がクリアされそうな外部写真を利用しております。

国際空港がある都市の地図

国際空港がある韓国の都市のマップです。

ソウル特別市・仁川広域市:仁川国際空港・金浦国際空港/釜山広域市:金海国際空港/大邱広域市・慶尚北道:大邱国際空港/済州特別自治道:済州国際空港/江原道:襄陽国際空港/忠清北道:清州国際空港/全羅南道・光州広域市:務安国際空港

どちらを使う?ソウルに近い空港、仁川空港と金浦空港

ソウルを訪れる場合、仁川空港と金浦空港があります。ソウル中心部へは金浦空港が近いため、断然アクセスしやすくなっていますが、一方で金浦空港発着のほうが値段が高くなることが多く、日本からは羽田、大阪(関空)路線のみです。

●仁川国際空港(인천국체공항、インチョングッチェコンハン)
仁川空港は、ソウル中心部から西に約60キロ離れた永宗島(영종도、ヨンジョンド)という島に位置します。2001年に開港したソウルで2つ目の空港で、ハブ空港としての地位を築き上げました。2017年には第2ターミナルが開業し、今後ますますの利用が見込まれます。


[仁川国際空港――Wikipedia/Public Domain)]

日本の主要空港、地方空港とを結ぶ便が発着しているため、地方からの旅行客にとってはソウルが玄関口となります。ソウル駅までは空港鉄道の直通列車を利用した場合、第2ターミナルから51分、第1ターミナルからは43分となります。入国審査を終えて荷物を受け取ったあと、ソウル市内への移動は最低でも1時間半を見込んでおくのがよいでしょう。

仁川空港は非常に広く、搭乗口が100番以上の場合は出国審査を終えたあと、シャトル・トレインを利用して移動します。そのため遅くても50分前には必ずチェックインを済ませておくことが必要ですが、チェックイン後には速やかに移動することをおすすめします。

また出国エリアには免税店が多数あり、早めにチェックインをした場合ショッピングを楽しめそうです。ただし免税店以外でも販売されているような食料品は値段が高いため、機内に持ち込めるものに関しては空港外や出発ロビーのエリアで買い物を済ませておくとよいでしょう。

●金浦国際空港(김포국제공항、キムポクッチェゴンハン)
金浦国際空港は、1958年に開港した国際空港で当初の所在地は金浦市でしたが、現在はソウル・江西区に位置します。金浦空港からは日本(東京、大阪)、中国(北京、上海)、台湾(台北・松山)への便が出ています。ソウル都心からも近く、ソウル駅までは空港鉄道の一般列車では約20分です。


[金浦国際空港 ――Wikipedia/CC0 1.0]

東京(羽田)、大阪(関空)からの便があり、ビジネスや旅行でソウル市内を訪れる観光客にとって、都心部へのアクセスの良さからも人気が高い路線です。そのため、金浦空港着の飛行機は、仁川空港着よりも値段が高くなる傾向にあります。国内線ターミナルがあるため、国内線に乗り継ぐ場合は金浦空港着が便利です。

出国時は40分前にチェックインが締め切りとなります。仁川空港に比べて空港が狭いため、移動は便利です。出国エリアに免税店はありますが、ロッテ免税店とシティ免税店のみです。店舗数は少ないだけあって、比較的人気が高めの商品に絞られているというメリットがあります。それ以外の買い物を楽しみたい方はロッテモールを利用することをおすすめします。

ソウル以外で日本人観光客が利用する主要空港は?

●金海国際空港(김해국제공항)
釜山の玄関口となる空港は金海国際空港(김해국제공항、キメクッチェコンハン)で、1976年に就航。当初の所在地は釜山市のとなり金海郡でした。国際線ターミナルと国内線ターミナルは別々にあり、隣接しているため徒歩で移動可能です。


[金海国際空港 国内線ターミナル ©nsq

東京(成田)、大阪(関空)、名古屋、札幌、福岡の主要空港のほか、沖縄(那覇)、北九州路線が就航しています。済州島への直行便がない都市の場合や、時間が合わない場合は金海空港で国内線に乗り継ぐ方法もあります。

韓国出国時は40分前が締め切りです。国際線ターミナルの制限エリアにはロッテ免税店があるほか、セブンイレブンがあり、ここで最後のお土産を購入するのには非常に便利な場所です。ワンフロアのため移動するにも不便なく搭乗できます。

金浦空港の到着ロビーには観光案内所があり、釜山、慶尚南道地域の観光マップが配布されています。到着ロビーを出たところからは西面・海雲台方面行きのリムジンバスが出ているほか、国内線と国際線のあいだに釜山―金海軽電鉄(モノレール)が運行されており、地下鉄駅への接続もあります。

●大邱国際空港(대구국제공항)
大邱国際空港(대구국제공항、テグクッチェコンハン)は、韓国第3の都市・大邱広域市にある国際空港です。2015年3月には大阪(関空)-大邱路線が就航、2016年9月には東京(成田)、福岡路線が就航しています。官民共用空港のため、制限エリアでの写真撮影が厳しく制限されています。


[大邱国際空港©LERK(CC-BY-SA 4.0)]

大邱空港からは東大邱駅、大邱駅のような市内中心部へは、市内バスを利用すると約20~30分以内で移動できるため、ほかの空港よりもアクセス抜群です。利用者が少ないためか、ソウル、釜山路線よりも航空券が安く購入できることが多い傾向にあります。

ただ単に「韓国を訪れたい」「食事だけを目当てに韓国に行きたい」という場合には大邱空港を利用することをおすすめします。

●済州国際空港(제주국제공항)
済州国際空港(제주국제공항、チェジュクッチェコンハン)は、済州特別自治道・済州市にある空港です。済州島への玄関口で、日本路線は東京(成田)、大阪(関西)へ就航しています。国内線の利用客数がきわめて多く、ソウル・金浦空港行きは10分に1本発着する過密路線です。


[済州国際空港 ©BehBeh(CC-BY-SA 3.0)

済州島へのアクセスは直行便が便利ですが、直行便が就航していない都市や、スケジュールに余裕がある場合はソウル・金浦空港や、釜山・金海空港から乗り継いでアクセスするとよいでしょう。特に週半ば、特に早朝や夕刻便以降の韓国国内線航空券は非常に安い傾向にあります。

済州空港には観光案内所があり、夜20時頃までであれば職員の方がいます。日本語スタッフがいることも多く、観光マップも充実しています。最も近い市街地まではタクシーで10分、4,000~5,000ウォン程度。市内バスでの移動はもっと安くつきます。観光案内所の方に尋ねてみましょう。

日本での知名度は低めなローカルな国際空港

●清州国際空港(청주국제공항)
清州国際空港(청주국제공항、チョンジュクッチェコンハン)は、忠清北道・清州市に位置する空港です。2018年には大阪(関空)へのLCC路線が就航しました。


[清州国際空港©sonata(CC-BY-SA 3.0)]

清州市庁までは道のりで約10キロ、清州市外ターミナルまでは約17キロあり、市内バスを利用した場合、市街地までは30~40分を見ておくとよいでしょう。清州市外ターミナルからから大田までは約50分、ソウルまでは約1時間30分かかります。ソウル首都圏へのアクセスも可能で、そのほか忠清北道・忠清南道エリアの観光にも適しています。

●襄陽国際空港
韓国の東海岸、江原道・襄陽(ヤンヤン、양양)に位置する空港です。もともとこの地域は韓国のなかでも人口が少なく、年間利用者数があまりにも少ないため、イギリスのBBCニュースでは「幽霊空港」として伝えられていましたが、2018年は平昌オリンピック・パラリンピックの際に利用されたこともあり、日本選手団や首相もこの空港を利用して平昌・江陵エリアを訪れました。


[襄陽国際空港 ©Jhoyg3 GNUF]

そのときの需要に応じて変更になることが多く、定期便は国内路線のみで主に襄陽~済州、釜山路線、まれにソウル(金浦)路線が運航されることがあります。日本路線は北九州空港へのチャーター便が運航されることがあります。

襄陽空港から襄陽バスターミナルまではシャトルバスが運行される場合もあります。しかしその時の状況により異なるため、最新情報は空港ホームぺージ(韓国語)でご確認ください。数少ない空港職員や航空会社の職員に尋ねて、タクシーを呼んでもらうのがよいでしょう。襄陽バスターミナル付近にはタクシーが常時待機しています。

襄陽国際空港
https://www.airport.co.kr/yangyang/(韓国語)

●務安国際空港
務安国際空港(무안국제공항、ムアンクッチェコンハン)は、全羅南道・務安郡にある国際空港です。2018年4月大阪(関空)との路線が就航、11月には北九州への路線が就航する予定です。光州・全羅南道へはこれまで仁川・金浦空港や、釜山・金海空港を経由して3時間以上かけて訪れなければなりませんでしたが、この路線が就航したことによりアクセスは容易になります。


[務安国際空港 ©nsq CC-BY-SA 3.0)]

空港からのアクセス等、詳しい状況は2018年9月時点では不明です。分かり次第情報を追加します。

※韓国の空港では、軍事上の理由により無許可による撮影は禁止されているため、法的に問題のないと考えられる外部写真を利用しています。(※군사적인 이유로 법적으로 문제없는 외부 사진을 사용하고 있습니다.)



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トム・ハングル(吉村剛史)

吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビューし、同年中央日報に掲載される。これまで文化センター講座、トークイベントでの発信も1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破。海外の常識をレポートする『海外ZINE』の韓国担当ライター、2018年2月号『散歩の達人』第2特集の取材・文を担当。同6月から韓国水産食品(K-FISH)広報サポーターズ。プロフィール・お問い合わせ






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