光化門・景福宮
光化門広場
光化門(クァンファムン)は、景福宮(キョンボックン)の正門。景福宮は1395年に朝鮮王朝の正宮として建設。文禄の役で焼失し、1615年に昌徳宮にその機能が移されるまで王が暮らし、政務を行っていた。光化門の前には、韓国の英雄とされる武将・李舜臣の像や、ハングルを創製した世宗大王の銅像があり、この一帯を光化門広場という。
[光化門広場]
光化門広場は、車道の中央にあるため、左右両側はそれぞれ8車線の道路である。その中央に二つの銅像があり、ここでお祭りやイベントが開かれることもある。2016年秋に行われた朴槿恵大統領退陣要求デモでは、広場を中心に100万人を超える人々が詰めかけた。
景福宮
景福宮は朝鮮王朝の正宮。左右対称になっており、中国の紫禁城をモデルにして建てられたといわれる。文禄の役で焼失して以来、昌徳宮が正宮の役割を果たし世界遺産に登録された。景福宮の入場料は大人3,000ウォン。かつて王宮の警備である「王宮守門将交代儀式」の再現が毎日2回行われる。また春、夏、秋に夜間開放行事が行われる。
[景福宮]
光化門・景福宮周辺の文化施設
光化門周辺には文化施設が点在。正門を前にして左手には、文化行事が行われる「世宗文化会館」、右手には現代史の展示が中心の「大韓民国歴史博物館」がある。光化門広場の地下には「忠武公物語」「世宗物語」という地上の像の二人を記念した展示館、景福宮の敷地内には王や古宮の歴史を伝える「国立古宮博物館」や人々の生活史の「国立民俗博物館」もある。
[国立古宮博物館]
光化門・景福宮周辺スポット
光化門駅は地下鉄5号線の駅、景福宮駅は3号線の駅である。地下鉄1号線であれば、鐘閣駅が最もこのエリアに近い。景福宮東側の通りは、三清洞ギルとよばれるイチョウ並木が美しい紅葉スポットでもあり、三清洞のメインストリートへと続く。景福宮西側は、西村とよばれる中流官吏たちが住んでいた地域である。仁寺洞や鍾路も徒歩圏内だ。
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