朝鮮王朝の正宮・景福宮、チマチョゴリ(韓服)も夜景もインスタ映え! | 韓国&韓国旅行 | トム・ハングル

朝鮮王朝の正宮・景福宮、韓服も夜景もインスタ映え!
 2018/08/21 吉村剛史(トム・ハングル)

ソウルの中心に位置し、背後の山の気を受けるように堂々と建物が並んでいる景福宮(경복궁、キョンボックン、英語:Gyeongbokgung-Palace)。中国の紫禁城にならって左右対称に建てられた王宮は、1395年から約200年のあいだ朝鮮王朝の正宮として使われてきました。


[光化門広場と景福宮(경복궁)]

1592年の文禄の役で焼失したあとは、正宮の機能を昌徳宮に移しますが、1865年になって再建され、朝鮮26代王の高宗はここを住居とし政務を行っていました。しかし1894年の日清戦争で日本が勝利したあと、日本の勢力が強まることによる危機感から、高宗はロシア大使館に近い徳寿宮に身を移します。


[光化門には守門将が立ち、記念撮影も可能]

日本統治時代には正門・光化門の後ろに朝鮮総督府の庁舎が建てられ、その建物は1995年まで残りました。今でも景福宮内の建物の復元工事が行われており、2025年の完成を目指しています。

幾多の歴史や災難を乗り越えてきた景福宮ですが、韓国を代表する文化財として、国内外から観光客がやってきます。近年は各シーズンごとに夜間開放が行われたりするほか、韓服を着て入場する人も多く、フォトスポットにもなっています。

景福宮の最寄り駅はどこ?そして入場料はいくら?

景福宮を訪れるには地下鉄5号線の光化門駅または、地下鉄3号線の景福宮駅を利用します。地下鉄1号線の場合は鍾閣駅から徒歩10分ほどです。


光化門・景福宮の地図

ちなみに景福宮の入場料は3,000ウォン、子ども1,500ウォンです。※韓服を着用していれば無料となります。

景福宮でチマチョゴリ撮影!でも韓国では「韓服」といいます

ここ数年、10代、20代の女性中心に韓国の伝統衣装「韓服」を来て、写真を撮ることが流行っており、とくに古宮や韓屋村周辺で韓服を来た若い女性を見かけるようになりました。

ちなみに韓国の伝統衣装の呼び名ですが、日本では「チマ・チョゴリ」と呼びますが、韓国ではそうは呼ばず「韓服(한복、ハンボッ)」といいます。もちろん上衣のことをチョゴリ(저고리)、下衣をパジ(바지)といいます。


[景福宮の近くには、韓服を来て歩いている女性がちらほら]

2014年頃までは観光客が施設や写真館で撮影する程度でしたが、それ以降は韓服をレンタルして屋外で写真を撮るケースが目立ってきました。おそらくインスタグラムが普及してからのことだと思います。

そのため景福宮周辺には、韓服をレンタルできるお店が増えてきています。また景福宮はもちろん、隣接する北村韓屋村や三清洞なども写真撮影におすすめです。周辺には韓服のお店があり、値段やプランははお店によって異なりますが、どのお店でも15,000ウォン前後からレンタル可能です。

※景福宮駅4番出口徒歩1分、景福宮に近接

安国駅1番出口徒歩10分、室内撮影可、写真スタジオ有り

※安国駅1番出口徒歩10分、景福宮駅徒歩10分レンタルの際には保証金が必要になる場合があります。ここでは韓服を着られるお店の予約ページをいくつかお知らせしていますが、実際にどのお店を利用するかはご自身でご判断の上でご利用ください。

景福宮で写真を撮ってみよう!

景福宮ではどこで写真を撮るのがよいでしょうか。下には景福宮内の概略図を載せました。正門である光化門を入ると、右側に入場券売り場があり、興禮門から中へと入っていきます。


[景福宮の概略図]

勤政殿(근정전、クンジョンジョン)は大きな儀式を行ったりしたときや、外国からの使節を迎えるときに使われた建物。西側にある慶会楼(경희류、キョンフェリュ)は、宴会や接待用の建物です。勤政殿の後ろにも建物がいくつかあり、そこでは政務が行われており、その後ろが王と王妃の寝殿になっています。

特に写真撮影に適した場所は、勤政殿の周りの回廊。柱がずらりと並んでいて、韓服を着て写真を撮るときれいに映るはず。


[左・回廊、右・紅葉の季節の香遠亭]

そして個人的におすすめなのが、香遠亭(향원정、ヒャンウォンジョン)。周囲には池があり、蓮の葉が浮いていて、1873年には韓国で初めて電灯が灯された場所です。

それぞれに合った撮影スポットを探してみましょう。

国立民俗博物館のレトロな建物で写真を撮ろう

景福宮に入場して写真を撮るのももちろんよいですが、景福宮の東側にある国立民俗博物館の屋外展示もまた、写真映えするスポット。朝鮮時代の古宅が移築されていたり、近現代のレトロなお店が再現されていたりと、伝統衣装である韓服に合う写真が撮れることがメリットです。

●韓国の伝統家屋「韓屋」で撮影
韓服を着ての撮影は、やはり韓屋が一番似合います。


[かつて使用されていた邸宅を移築。大根の正体は謎。]

●昔ながらの木造の建物で撮影
レトロな建物は韓服にも合いますし、むしろレトロ風な服を選んで出かけてみれば、より本格的に写真撮影を楽しめます。


[木造の理髪店を再現した建物]

ちなみに国立民俗博物館では、常設展示で「韓国人の一生」をテーマに様々な展示がされています。なかには韓服や装飾品の展示もあるため、このようなものに興味がある方は、室内展示を見てみるのも良いと思います。入場料は無料です。

夜間開放では美しい景福宮の姿が見られる

韓国の古宮では期間限定で、夜間開放が行われることがあります。景福宮の場合は、毎年春、夏、秋の限定期間に行われており、多くの観光客が押し寄せます。夜間開放は人気のイベントとなっており、入場できる人数に制限があります。

事前にインターネット予約をしていくことをおすすめしますが、韓国語の民間サイトでの予約となるため、一般の観光客には難しいと思います。当日券にも外国人枠があるため、パスポートを持参のうえで窓口に訪れるのがよいでしょう。


[景福宮の夜間開放、入場券売り場の行列]

夜7時からの入場ですが、当日券を求める場合は早めに並びましょう。通常の入場料金がかかります。参考:景福宮・昌徳宮の夜景スポット、もうひとつの夜景スポットとは?

番外編・青瓦台サランチェで大統領になり切って写真を撮ろう

景福宮のちょうど裏手には、大統領官邸である青瓦台(청와대、チョンワデ)があります。このあたりは警備が非常に厳しく、近づこうとすると検問があり、パスポートの提示を求められたりもします。

青瓦台の門の前に位置する「青瓦台サランチェ(청와대 사랑채)」という施設は、韓国の大統領に関する展示などが行われている展示館。


[青瓦台サランチェ入口]

ここでは大統領執務室が再現されており、大統領の椅子に座って写真を撮ったり、青瓦台の画像を背景にして備え付けの機械で写真撮影を楽しむコーナーもあります。

景福宮で歴史に触れ、写真撮影を楽しんだ後は、ここを訪れてドラマやニュースで見かける青瓦台の姿を一目見にやってくるのはいかがでしょうか。



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トム・ハングル(吉村剛史)

吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビューし、同年中央日報に掲載される。これまで文化センター講座、トークイベントでの発信も1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破。海外の常識をレポートする『海外ZINE』の韓国担当ライター、2018年2月号『散歩の達人』第2特集の取材・文を担当。同6月から韓国水産食品(K-FISH)広報サポーターズ。プロフィール・お問い合わせ






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