WOWPASSの仁川空港の設置場所はどこか?作り方からチャージ・空港セット受け取りまで徹底調査!第1・第2ターミナルの改札内
吉村剛史(トム・ハングル)
2024/04/27 改:2024/07/19 記事初出:2023/3/07
韓国国内でプリペイド式のクレジットカードとして使えて、観光客のなかで大きなシェアを占めているWOWPASS(ワウパス)。※「ワオパス」と読む人もいるようです。
ソウルの玄関口、仁川空港にもWOWPASS(ワウパス)の機器が設置されており、「空港セット」として購入した場合、WOWPASSの受け取りができるようになっています。
この記事では仁川空港でのWOWPASSの設置場所や、WOWPASSの作り方、空港セットの受け取りなどを詳しくお伝えします。
※WOWPASSの発行前にはあらかじめアプリに招待コードを入力しておくことにより、外貨チャージ時に0.5%還元されます(※詳しくは後述します)。
まずは先にWOWPASSのアプリをダウンロードしておく必要があります。
仁川空港にもWOWPASSの機器あり!受け取り手段は2通り
当初は空港内での制約もあったことから、機器が置かれていませんでしたが、2023年3月7日より空港鉄道直通列車改札内(第1・2ターミナル)に機器が設置され、同年4月18日からはSIMカードなどとセットとなる「WOWPASS 空港セット」がリリースされました。これによりソウル市内へ出る前に、WOWPASSを受け取ることができます。
WOWPASSの仁川空港での発行・受け取りの手段は2通りあり、1.WOWPASSの機器にて有効化し発行する(方法1)、もうひとつは2.WOWPASS 空港セット(方法2)を事前予約し、到着ロビーのカウンターで受け取る方法となります。
[WOWPASSの機器]
■仁川空港でのWOWPASS発行なら「空港セット」を購入後、空港カウンターで
‐「空港セット」の発行をせずに、空港に到着した場合は?
■仁川空港のWOWPASS機器設置場所はどこか
■仁川空港鉄道第1ターミナルの設置場所
■仁川空港鉄道第2ターミナルの設置場所
■仁川空港で発行・チャージができなかったとき(空港以外の最寄りの場所)
仁川空港のWOWPASS発行チャージ・受取り場所はどこか
▪空港セットを利用しない場合(方法1)
仁川空港のWOWPASS設置場所としては、空港鉄道直通列車の改札内にあります。第1ターミナル、第2ターミナルも同様です。そのため直通列車に乗車しない場合(一般列車、リムジンバス等の場合)は、仁川空港で発行・有効化の手続きをとることができません。
仁川空港内の機器は混雑することもあるため、そこで発行することが難しい場合は、弘大入口駅・ソウル駅、または孔徳駅周辺などソウル市内へ出てから機器を利用してチャージするとよいでしょう。
空港内の設置場所として、詳しくは■仁川空港鉄道第1ターミナルの設置場所、仁川空港鉄道第2ターミナルの設置場所をご覧ください。筆者ブログ:WOWPASSが仁川空港に設置!でも場所は改札内、発行・チャージ場所は検討を
▪空港セットを申し込んだ場合(方法2)
WOWPASSのアプリより「空港セット」に申し込んで発行する場合は、仁川空港の到着ロビーにあるSKTのカウンターにて受け取りが可能になっています。WOWPASS「空港セット」とは?
※2023年12月13日からは「空港セット」予約・購入時にクレジットカードによるチャージが可能になりました。空港セットでもアプリ上でパスポートを登録しておき、有効化しておくと受け取り時にカードがすぐ使用できます。
すでにWOWPASSを発行している方は、手元でクレジットカードからチャージすることができるようになりました。参考:WOWPASSのクレジットカードチャージ
仁川空港でのWOWPASS発行・チャージおよび、そのほかの詳しいことはこの記事を読み進めてください。
仁川空港到着時にWOWPASSをダウンロードしていない方は
仁川空港到着時にWOWPASSのスマートフォンアプリをダウンロードしていない方は、アプリのダウンロードをしておきましょう。詳しくは以下のページをご覧ください。WOWPASS アプリ ダウンロード・設定方法
※アプリをダウンロードし、カードを登録前にクーポンを入力してください。
➤外貨チャージ0.5%還元クーポン(2024年12月31日まで)
「空港セット」なら仁川空港のSKTカウンターで受け取り(方法2)
2023年4月18日からは、WOWPASSアプリから事前予約しておくことによって、WOWPASSの新規発行時に仁川空港の到着ロビーにあるSK Telecomのカウンターで発行できる「空港セット」が登場しました。
[WOWPASSが受け取れるSKTelecomカウンター ※ORENGE SQUARE社提供]
空港セットはWOWPASSをまだ発行していない方が限定となり、すでに発行した人は空港セットを購入することができません。
この「空港セット」をアプリで事前に予約しておくことによって、WOWPASSが1,000ウォン割引の4,000ウォン、SIMカードが10%割引、空港鉄道の直通列車が20%割引(2023年10月7日追加機能)、地下鉄に乗れるT-moneyカードが事前に10,000ウォンチャージされた状態で発行できます。またWOWPASSにクレジットカードからチャージしておくこともできます。
そして仁川空港の到着ロビーにあるSK Telecom(SKT)のカウンターで受け取り可能です。仁川空港には24時間営業しているカウンターもあります。営業時間に関しては予約時にアプリからご確認ください。
[SKTelecomカウンター 仁川空港第1ターミナル・13番出口前]
◎仁川空港の「空港セット」受取カウンター
■仁川空港第1ターミナル1階到着ロビー2番・13番出口前/■仁川空港第2ターミナル4~5番出口前
※当初は前日までに予約していないとWOWPASSは受け取れませんでしたが、現在は当日の予約受取りも可能になっています。
WOWPASSの空港セットについて、より詳しく知りたい方は下記リンクの記事をご覧ください。
また「空港セット」を受け取った方がチャージをする場合には、クレジットカードからのチャージ以外には、WOWPASS(ワウパス)の機器を利用してチャージをすることができます。
直通列車には乗車しない場合など、WOWPASSの機器を利用してのチャージが仁川空港にてできなかったとしても、ソウル市内には機器がたくさんあるので、そこでチャージしてもよいでしょう。筆者ブログ:WOWPASS(ワウパス)の仁川空港から最寄りの機器は?
カードを受け取ったら、登録する前に招待コードをご活用ください。
➤外貨チャージ0.5%還元クーポン(2024年12月31日まで)
Q.「空港セット」の発行をせずに、空港に到着した場合は?
A.仁川空港到着時に空港セットを予約していない方は、直通列車改札内にあるWOWPASSの機器を利用して発行することになります。機器での発行については、料金は5,000ウォンかかります。
ただし、T-moneyカードを購入する場合でも3,000~4,000ウォンかかるので、1枚持っておいても決して損はないでしょう。
仁川空港のWOWPASS設置場所はどこか:空港鉄道の直通列車改札内
仁川空港のWOWPASS機器設置場所としては、第1・第2ターミナルともに空港鉄道「A’REX」(直通列車:オレンジのライン)の改札内に機器があります。
[仁川空港と交通センター]
WOWPASS機器を利用しての発行・チャージにあたっては、手持ちのクレジットカードや現金を使用して、まずは空港鉄道の乗車券を購入する必要があります。改札口に入場した後に機器を操作してチャージします。
[仁川空港第1ターミナル:空港鉄道直通列車]
繰り返しになりますが、空港鉄道を利用しない方、一般列車を利用する方は、ソウル市内の最寄りの両替機をご利用ください。そのほうが混雑せずに、スムーズに発行・チャージができることが多いです。
仁川空港鉄道第1ターミナル 設置場所:空港鉄道改札入ってすぐ
WOWPASSの仁川空港第1ターミナルの位置としては空港鉄道直通列車(オレンジのライン)の改札を入って、すぐのところにあります。
乗車券を購入し、改札内に入るとWOWPASSの機器が見えてきますので、ここで外貨両替・WOWPASS発行やチャージをしましょう。参考:WOWPASS(仁川空港 設置場所 第1ターミナル)
[WOWPASSの機器は改札内に]
改札内での位置は若干入れ替わったり、多少移動したりすることがありますが、基本的には直通列車の改札口の中にあります。
機器の前にはソウル市内でもチャージ可能な旨が書かれており、ソウル市内で発行やチャージの手続きを取るのもよいと思います。当然ながら飛行機の到着時間帯は観光客が多いため、混雑する傾向があります。
仁川空港鉄道第2ターミナル:鉄道ホーム内
仁川空港第2ターミナルの場合(日本からは大韓航空利用)はいちど地下に降り、空港鉄道直通列車のホーム内にあります。参考:WOWPASS(仁川空港 設置場所・第2ターミナル)
[仁川空港第2ターミナル WOWPASSの場所は直通列車(写真では右側)から入る]
仁川空港発行の「WOWPASS」カードはT-moneyにも残高あり
WOWPASS(ワウパス)は韓国国内で使用できるプリペイド式のクレジットカードであるとともに、韓国の地下鉄・バスが利用できる交通カードT-moneyが付帯しています。
T-moneyにはWOWPASSへのチャージとは別に、別途T-moneyへのチャージが必要です。WOWPASSへは専用の両替機器でのチャージが必須ですが、T-moneyへのチャージは現金を用いて、通常、きっぷ券売機やコンビニ等でできます。(※2024年2月からはアプリ上での残高移行が可能になります。)
仁川空港でのチャージ独自のルール
仁川空港内ではT-money(交通カード)が1万ウォンがチャージされた状態でWOWPASSを購入できます(「空港セット」はアプリより事前チャージができます)。これにより地下鉄乗り換えもスムーズになり、ソウル市内でも便利に移動ができます。
その一方でWOWPASS機器でのWOWPASSの発行時には千円札でのチャージはできず、日本円は5千円札、1万円札を使用してのチャージとなります。詳細:@wowpass_jp
※カードを発行したあとは、カードをWOWPASSの機器に挿入し、有効化してからお使いください。招待コードはアプリにカードを登録する前に入力しておき、その後に外貨チャージを行ってください。
仁川空港ではWOWPASSは払い戻し不可
仁川空港ではカード残高の払い戻しが不可となっています。帰国する際に払い戻しする場合は、ソウル市内などの機器で行う必要があります。ソウル駅などの機器で事前に払い戻しておくとよいでしょう。WOWPASS 払い戻し
WOWPASS招待コード・クーポンコード
WOWPASSの招待コードは以下の通りです。ダウンロードしたあとに入力してください。
WOWPASS 招待コード:【 SEL25TOM 】 (2024年12月31日まで)
アプリに登録することで少しお得にチャージができます。
[WOWPASS 招待コード]
日本円など外貨からのチャージでは上のWOWPASSの招待コードを入力すると少しお得になります。
ここからは「空港セット」を利用せずに、機器を通してWOWPASSを発行する方のために、仁川空港からの交通手段別にWOWPASSの発行の手順について解説します。
仁川空港から空港鉄道を利用する場合
空港鉄道には1.「直通列車(仁川空港各ターミナル~ソウル駅間無停車)」と、2.「一般列車(各駅停車)」があります。
仁川空港で機器を使ってのWOWPASSの発行やチャージを検討されている方は、上の写真のようにオレンジのラインの1.「直通列車」を利用時のみ、機器を利用することができます。
空港から直通列車を利用する場合は?
▪直通列車の料金
運賃9,500ウォン+1回券保証金500ウォン(下車時に返還)の費用がかかります。直通列車は現金を持っていなくても手持ちのクレジットカードで乗車券を購入できます。※「空港セット」の場合は割引購入し、乗車できます。
一般列車に乗車したり、リムジンバスやタクシーでソウル市内に出る場合のWOWPASSの発行については以下をご覧ください。
空港から一般列車・リムジンバス利用時は?※仁川空港で発行・チャージしない
▪2.一般列車(各駅停車)を利用
▪一般列車の料金
※一般列車の場合は第1、第2ターミナル毎にソウル駅までの料金が異なり、第1ターミナルからは4250ウォン、第2ターミナルからは4850ウォン+1回券保証金500ウォンの費用となります。
空港鉄道の一般列車を利用する場合は、仁川空港で発行ができないため、弘大入口駅2番出口、ソウル駅(ロッテマート、ソウル駅空港鉄道から4号線までの乗り換え通路)などが観光客が行きやすい場所として便利です。
▪リムジンバスを利用
またリムジンバスを利用してソウル市内に出る場合は、ホテルや地下鉄駅等でWOWPASSの機器を使用するとよいでしょう。とくに明洞周辺のホテルに数多くのWOWPASSの機器が設置されています。
仁川空港で発行・チャージをしない場合 ※空港以外の最寄りの機器設置場所
仁川空港の機器の前には「ソウル市内でも機械が利用できる」という旨が書かれています。無理して仁川空港で発行する必要はありません。仁川空港で発行・チャージしない場合は、空港以外の場所を利用しましょう。
分かりやすい場所としてはソウル駅(ロッテマート、ソウル駅空港鉄道から4号線までの乗り換え通路)、弘大入口駅周辺などがありますが、観光客が訪れる明洞・東大門付近にはかなり多くのホテルに設置されています。
WOWPASSの設置場所については以下をご覧ください。
WOWPASSを仁川空港で発行し、韓国内での利用をスムーズに
WOWPASSについて「空港セット」を購入したり、機器を利用して仁川空港で発行することにより、韓国内での決済をスムーズに行うことができるようになります。
ただしソウル市内へアクセスする場合は、仁川空港以外にもあちこちにWOWPASSの機器が設置されているため、空港での発行を急ぐことなく、慌てることのないようにしてください。ぜひとも充実した旅行になることを心より願っております。
※WOWPASS発行について検討中の方、場所などその他の情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
※仁川空港に関する情報は以下をご覧ください。
※仁川空港の両替についての情報は以下をご覧ください。
※この記事は2023年3月7日に公開したあと、2023年12月10日、2024年2月03日、2024年4月27日に再編しました。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール