韓国旅行で使えるWOWPASSの「空港セット」を購入するとスムーズに~20%OFFで発行し空港で入手可能!
吉村剛史(トム・ハングル)
2023/04/18 改:2023/09/06
韓国旅行中の便利な決済手段として登場して注目を集めているWOWPASS(ワウパス)。2022年2月には日本での事前登録が開始され、同年夏よりサービスが開始されています。※WOWPASSを「ワオパス」と呼ぶ人もいます。
金浦空港にはかねてより機器がありましたが、2023年の3月上旬にはついに仁川空港にも発行・チャージ機器が設置されました。しかし機器を使用するためには、空港鉄道直通列車の改札口に入る必要がありました。
そんななか2023年4月18日には、新たに仁川空港・金浦空港のSKTelecomカウンターにて、また同年6月3日には釜山の金海空港、釜山港にて、WOWPASSの受け取りが開始されることが決定しました!その名も「オールインワン空港セット」、略して「空港セット」です。
この記事ではWOWPASSの空港セットである「オールインワン空港セット」を事前予約し、空港カウンターで割引価格で購入・発行できることをご紹介します。2022年12月末までキャンペーン価格が適用されており、通常5000ウォン→4000ウォンで発行できます。
※なお金額等の一部の情報は記事の公開後に変更される可能性がありますので、ご注意ください。
記事では先にWOWPASSの概要についてお伝えしますが、「空港セット」について詳しく知りたい方は、以下のリンクからページ後半をご覧ください。またWOWPASSの招待コードを入力することで、外貨チャージがお得になります。
➤WOWPASS(ワウパス)のオールインワン「空港セット」とは?
※アプリダウンロード後に招待コード入力で、外貨チャージで還元!
➤外貨チャージ0.5%還元クーポン(2023年12月31日迄)
■WOWPASS(ワウパス)とはどんなカードなのか?
■■■■■WOWPASS(ワウパス)のオールインワン「空港セット」とは?
■■WOWPASSの「空港セット」で予約すると発行手数料20%OFF
■空港セットで買えるSIMカード(SKT提供)
■WOWPASSの「空港セット」の受け取りが可能なカウンター
■WOWPASSのアプリをダウンロードしてみよう
➤➤外貨チャージ0.5%還元クーポン・招待コード
まずはじめにWOWPASSのこれまでの経緯と、WOWPASSがどんなカードで、韓国旅行ではWOWPASSがどんな用途で使えるのかをお伝えします。
WOWPASS(ワウパス)とはどんなカードなのか?
WOWPASS(ワウパス)とは、日本円をはじめとする外貨をチャージできる機能を備えた、韓国現地の店舗で決済できるプリペイド式のクレジットカードです。韓国旅行を楽しむ外国人のために作られたもので、観光客の必携アイテムになりつつあります。
またWOWPASS(ワウパス)は韓国の国内ブランド”SAMSUNG CARD”のプリペイド式カードで、国内のクレジットカードが使える実店舗ではスムーズに決済できます。(※オンライン店舗を除く)。
WOWPASS発行後は、機器にてチャージ
WOWPASSはこれまで発行するにあたっては、WOWPASSの機器を利用することが必要でした。しかしながら事前予約がスタートし、空港カウンターにて購入が可能になったことにより、WOWPASS(ワウパス)の機器を使用せずに発行できるようになりました。WOWPASSの空港セットとは
カード発行後はWOWPASSに対応している両替機を利用して、空港や駅、市内のホテルや観光地にして主に外貨をチャージするシステムになります。
仁川空港・金浦空港で発行しさえしておけば、ソウル市内が中心の旅であれば、仮に空港でチャージする機会を逃しても市内でわりと手軽にチャージすることが可能なので安心です。これから発行される方は空港での受け取り、事前予約を活用しましょう。
WOWPASSの使い方などを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。参考:韓国旅行での新しい決済手段!
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なぜWOWPASS(ワウパス)のようなカードが便利なのか
韓国にはVISAやMaster、JCB、銀聯のような独自の国際クレジットカードのブランドがなく、実際はそれらを使用できる店は多いものの、韓国内での決済手段としては国内系クレジットカードが使いやすくなっていることが実情です。
国際クレジットカードは小規模のお店では観光地付近であっても決済時にタイムラグが発生しやすかったり、まれに決済ができないことも多々あります。また最近ではファーストフード店や大手のカフェなどで現金が使えない店まで存在しています。
WOWPASSは機器を通して事前に外貨をチャージすることで、チャージした時点での両替レートが適用されるので安心ではあります。もちろんメインとしてもサブとしても使用できるので、それぞれの目的・用途にあわせて使用するとよいでしょう。WOWPASS クレジットカード どっちがよいのか?
WOWPASSの運営会社と、サービスに至るまでの流れ
WOWPASSの運営会社は、2018年9月には韓国初の外貨自動両替機「WOW EXCHANGE(当初はI Love coin Exchange)」をリリースし、外貨両替ができる機械が韓国国内のあちこちに設置されました。参考:韓国初の外貨自動両替機「WOW EXCHANGE」
冒頭でも述べたとおり、その後2022年の夏ごろにWOWPASSという新たなサービスとして、現在はソウル・九老区にあるOrange Square社(旧Bellsoft社)が運営しています。
観光客が増加した今、今後のサービス増強にも期待がかかります。
WOWPASS(ワウパス)のオールインワン「空港セット」とは?
そのような経緯のなかで2023年4月にリリースされたのがWOWPASS(ワウパス)のオールインワン「空港セット」です。
WOWPASS「空港セット」はWOWPASSアプリから事前に予約することによって、WOWPASSの発行(通常5000ウォン→4000ウォン)・SIMカード、空港鉄道のチケット(後日追加予定)などを割引価格で購入でき、カードにチャージする交通カード・Tmoney10000ウォンを事前チャージできます。
[WOWPASSアプリよりキャプチャー引用]
決済する際には受け取り日を設定して、クレジットカード・コンビニ決済(後日追加予定)で料金を支払います。
そして仁川空港・金浦空港到着後にSKT(SK Telecom)のカウンターに行くと、予約した商品を受け取ることができ、受け取ったあとはそのままスムーズに市街地へ出ることができ、韓国の旅が楽しめる、というものです。
ただしカードを発行したあとは空港やソウル市内にある機器を使用して、カードを有効化する手続きを取り、その後にはWOWPASSに外貨などをチャージすることになります。参考:WOWPASSの空港セットについて(筆者雑感)
WOWPASSの「空港セット」で予約すると発行手数料20%OFF
WOWPASSの発行手数料は5,000ウォンですが、2023年12月末までは「空港セット」を利用することにより、20%OFFとなる4,000ウォンで購入できます。※招待コードを入力すると外貨チャージ0.5%還元されます。
ちなみに交通カードのTmoneyを単体で発行するだけでも、通常4,000ウォン程度の発行手数料がかかるため、これを韓国旅行の最低限の必要経費として考えて、まずはWOWPASSを発行しておくとよいと思います。
「空港セット」なら交通カードチャージの状態で発行
「空港セット」では、交通カードが10,000ウォン分、チャージされた状態で発行されています。空港到着後にウォン現金を持ってなくても、これで空港鉄道一般列車に乗ってソウル市内に行くことができます。
空港鉄道の料金は4,150~4,750ウォンであり、地下鉄・バスに乗り換えたり、仮に改札口を出たとしても、ソウル市内であれば少なくとも3、4回は地下鉄・バスに乗車できます。
夜遅くに到着してソウル市内のホテルに直行し、明洞・弘大などで翌日チャージするにしても、T-moneyの残高には余裕があることでしょう。
空港セットで買えるSIMカード(SKT提供)
空港セットで購入できるSIMカードは通信会社SK Telecomによるもので、eSIM/USIMが購入でき、このセットでは10%割引価格で購入できます。期間は3、5、10、20、30日で長めの滞在にも対応しています。
●eSIMならQRコードでSIM入れ替え
eSIMについては対応しているスマートフォンであれば、QRコードをスキャンすることにより、SIMカードを物理的に入れ替えることなく使用できるため、SIMカードを紛失する心配もなく、最近では多くの方に使用されています。
●USIMはカード入れ替え
USIMは既存のSIMカードであり、カウンターでSIMカードを受け取り、スマートフォンから日本で使っているSIMカードを取り外して、入れ替える作業を行います。その際、それまで使っていたSIMカードはなくさないように注意が必要です。
※SIMカードは種別問わず、010から始まる韓国の電話番号010が付与されます。発信はできませんが、受信が可能なので、これによりお店の予約待ちのときにSMSを受け取れます。
WOWPASS「空港セット」でSIMが不要な場合は?
WOWPASSの空港セットでSIMカードが不要な場合は、WOWPASS「空港セット」を申し込まなくてもよいでしょう。WOWPASSが必要な場合は5000ウォンを払い、WOWPASSの機器でカードを作るとよいでしょう。
※アプリダウンロード後に招待コード入力で、外貨チャージで還元!
➤外貨チャージ0.5%還元クーポン(2023年12月31日迄)
WOWPASSの「空港セット」の受け取りが可能なカウンター
WOWPASSの空港セットの受け取りが可能な空港は仁川空港・金浦空港・釜山の金海空港・釜山港です。カウンターは以下の通りです。
■仁川空港(SKTカウンター)
仁川空港のSKTカウンターは第1ターミナル・第2ターミナルともに到着ロビーに位置しています。24時間受け取りが可能な窓口もあり、早朝や深夜便での到着にも対応しています。
[仁川空港のSKTカウンター(※写真は運営会社提供)]
■金浦空港(SKTカウンター)6:30~23:00
■釜山・金海空港(SKTカウンター)6:00~22:00
国際線ターミナル1階3番ゲート SKTカウンター
■釜山港(SKTカウンター):6:30~19:30
釜山港国際旅客ターミナル2階
※WOWPASSにチャージする場合はいずれも機器にて行う必要があるため、カードを受け取ってもその場ではチャージができません。
WOWPASSのアプリをダウンロードしてみよう
使用にあたってはスマートフォンアプリをダウンロードしておきましょう。Andorid、iPhoneのアプリがあります。
これらをダウンロードし、必要な情報を入力します。日本にいるときに行っておいたほうがよいでしょう。
アプリをダウンロードし、設定後にWOWPASSの招待コードを入力
WOWPASSのアプリをダウンロードし、必要な情報を入力した後に、WOWPASS(ワウパス)の招待コードを入力することにより、1.外貨チャージ時、0.5%の還元が受けられます。
WOWPASS招待コード <アプリに登録する前にクーポンを入力><外貨チャージ0.5%還元クーポン>※2023年12月31日まで
カードを発行し、アプリ登録前にコードを入力すると、外貨チャージ時に0.5%還元となるクーポンです。
WOWPASSのチャージはソウルが中心、その他都市部の機器を
WOWPASSを空港セットで予約し、カードを空港カウンターで受け取ったあとは、まずはWOWPASSの機器を訪れて、カードを有効化して外貨や現金をチャージする必要があります。
T-moneyを使って空港鉄道・地下鉄に乗ることができますが、WOWPASSのクレジットカードはそのままでは使用できません。
仁川空港では空港鉄道の改札口内、金浦空港では地下鉄乗り場付近に機器があるほか、ソウル市内の駅やホテル・主要観光地にも機器が設置されています。
仁川空港のWOWPASS設置場所
仁川空港には空港鉄道の直通列車の改札口内に設置されています。第1ターミナルは改札口を入ってエスカレーターを降りる前、第2ターミナルは改札口から入ってホーム中央に位置しています。
金浦空港のWOWPASS設置場所
金浦空港のWOWPASS設置場所としては、到着ロビーから一旦地下に降り、地下鉄の駅方面へ向かいます。空港からバスで地方へ行く場合は、一旦地下に降りて、また戻ってバスに乗車する必要があります。
もし空港でチャージするタイミングを逃してしまっても、ソウルの中心街であれば、比較的便利な場所に機器が置かれているため、必ずしも空港で両替しなくてもよいでしょう。
ソウル駅のWOWPASS設置場所
ソウル駅の設置場所としては空港鉄道〜4号線の地下連絡通路、ロッテマートソウル駅店の店内に位置しています。
明洞、弘大にも機器が多数設置されているため、ソウル中心街のなかでも観光客が訪れるエリアであれば、比較的多くの機器が設置されています。
その他のWOWPASSの設置場所については、こちらをご覧ください。WOWPASSの設置場所
釜山市内のWOWPASS設置場所
釜山市内のカードの設置場所として、観光客が最も訪れやすい場所としては、西面ではロッテホテル釜山、ロッテ百貨店釜山本店、釜山駅・釜山港付近ではラマダアンコールバイウィンダム釜山駅(釜山駅のすぐ前にあるホテル)などが挙げられます。
釜山の詳しいWOWPASS機器設置場所としてはこちらをご覧ください。釜山 WOWPASSの設置場所
WOWPASS(ワウパス)で韓国旅行を快適に!
韓国でのクレジットカード決済手段として注目されているWOWPASS(ワウパス)。韓国国内の発行のクレジットカードとして、韓国旅行での心強い味方であることは間違いありません。
そんなWOWPASSカードを空港で発行できれば、これまで以上にスムーズに韓国の旅が楽しめるはずです。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール