平昌五輪開催迫る!平昌・江陵へのアクセス方法は?駅からの移動もチェック!
吉村剛史(トム・ハングル)
2018/01/29 改:2019/09/20
平昌オリンピック・パラリンピックの観戦に訪れる方のなかには、「初めて韓国を訪れる」という方もいらっしゃるはず。仁川空港やソウル市内から平昌・江陵・旌善へ訪れる場合のアクセス方法をお伝えします。
オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて、2017年12月に開業したのが京江線KTX(ケーティーエックス)。KTXは韓国の高速鉄道の名称です。この列車はソウル~江陵を約1時間54分で結びます。
仁川空港、ソウル市内からのKTXでのアクセス・料金
ソウル~平昌・江陵へKTXが運行されるのは、12月~3月までの期間。最も観客や選手移動が多くなる2月には、KTXが仁川空港からも運行されます。ソウルに前泊される方以外は、仁川空港から乗車することになるでしょう。
区間 | 料金 | 所要時間 |
仁川空港~江陵 | 40,700ウォン | 約2時間48分 |
ソウル~江陵 | 27,600ウォン | 約1時間54分 |
仁川空港~珍富 | 35,000ウォン | 約2時間30分 |
ソウル~珍富 | 22,000ウォン | 約1時間30分 |
※時間は目安のため、時刻表をご覧ください。
※仁川空港からの料金は仁川空港第2ターミナル基準
京江線時刻表(英語・韓国語)
オリンピック時のKTX停車駅
◆珍富(チンブ)駅
平昌五輪の平昌郡に位置し、オリンピックの閉会式が行われるオリンピックプラザへの玄関口。主にスキー競技のメイン会場へのアクセスに利用する駅です。
オリンピック開催中(2月8日~26日)には、珍富駅からは観衆シャトルシステム(TS)が運行されます。大関嶺エリアを中心に、フェニックススノースキー場(平昌駅からもアクセス可)、旌善アルペンスキー場、龍平アルペンスキー場などへのアクセスが可能です。
◆江陵(カンヌン)駅
江陵駅は、江陵市に位置し、主にスケート競技の会場にアクセスする場合にはこの駅を利用します。五輪開催期間中は、江陵駅からも観衆シャトルシステムが利用できます。
駅前からは市内バスが運行されていますし、タクシーが並んで停車をしているため、交通面での心配はいりません。メイン会場までは徒歩でもアクセスできます。
※観衆シャトルシステムの詳しい路線は公式ページにて⇒平昌五輪公式ページ(交通)
[江陵駅前に停車するタクシー]
平昌コレールパス
韓国鉄道公社(KORAIL)は外国人パス、コレールパス(KORAIL PASS)を発行しています。これはKTXを含む韓国の列車が乗り放題になるフリーパス券(SRTは除く)です。
オリンピック・パラリンピック期間(2月1日~3月25日)は、通常のコレールパスでは京江線KTXが乗車できず、代わりに「平昌コレールパス」が発行されます。5日券168,000ウォン、7日間195,000ウォンとなります。
仁川空港(第2ターミナル)-江陵の料金が片道40,700ウォン、ソウル―江陵が片道27,600ウォンのため、1往復程度では元が取れません。ソウルに宿泊して3往復する場合や、釜山や大邱などその他の都市へ訪れる場合は検討してみましょう。入国前に申し込みが必要です。申込:KORAILホームページ
五輪期間中、平昌・江陵に行かれる方は平昌コレールパスが1月31日まで発売中。5日券で168,000ウォン。しかし韓国で5日間列車を乗り回すって意外に難しい。五輪開催時以外の1日券、3日券は割とお得に旅ができるのでおすすめ。https://t.co/Vblq4tprcS(観光公社)https://t.co/3n8HYyxwhq(以前の記事)
— 吉村剛史(トム・ハングル) (@tomhangeul) 2018年1月4日
ソウルから、鉄道以外の高速バスでのアクセスを検討される方や、平昌・江陵の観光スポットにも立ち寄る予定の方は、「平昌の観光、アクセスはこれでバッチリ!」の記事をご覧ください。
またソウル駅周辺の観光・お土産の購入は、韓国観光の玄関口、ソウル駅周辺の観光は徒歩でGO!をどうぞ。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール