これから話題の平昌(ピョンチャン)の観光、アクセスはこれでバッチリ!
 2017/03/29 吉村剛史(トム・ハングル)

平昌オリンピック開幕まで迫ってきました。話題の江原道・平昌(ピョンチャン)に一度は足を運んでみたい、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は平昌にあるバスターミナルと主要観光地までのアクセス方法をご紹介します。

●出発は東ソウルバスターミナルから
公共交通を利用して平昌にアクセスする場合、2017年3月現在、市外バスで出かけることになります。出発は東ソウルバスターミナルから。地下鉄2号線、江辺駅前に位置しています。まずはここまで行けば、第一段階クリア。


[東ソウルバスターミナル]

しかしいざ平昌へ出かけよう!とは思っても、平昌郡には複数のバスターミナルがあるため、乗車券を購入する際に戸惑います。

思いつきで「平昌行き」の切符を買ったら、意図しない場所に到着してしまうことも!そこで主要な観光地とバスターミナルの位置関係を地図とともに見ていきましょう。

平昌を経由するバスは、東海岸に接する「江陵(カンヌン)行き」。終点・江陵へは約2時間20分~40分(料金は13,700ウォン)かかりますが、嶺東(ヨンドン)高速道路を通り、平昌、江陵方面へと向かいます。※平昌郡に停車するバスは30~40分に1本

2017年末には鉄道の原州―江陵線が開業(五輪期間中は高速鉄道KTX、終了後は高速列車EMUが運行予定)し、それ以降はソウル・清涼里駅も平昌への玄関口となります。


[平昌周辺の地図 ※赤線-高速道路or国道]

※それぞれのバスターミナルは高速道路ICの近くにあります。

●長坪(チャンピョン)停留所-平昌IC近く
東ソウルターミナルから、江陵行きのバスに乗ること約1時間50分。最初の停留所となるのが長坪(チャンピョン)です。平昌IC(旧・長坪IC)から、すぐのところに位置します。

長坪ターミナルからは、韓国人なら誰でも知る、李孝石の短編小説『そばの花咲くころ』の舞台となった蓬坪(ポンピョン)面や、その先にあるハーブナラ農園へのアクセスが可能。長坪-蓬坪間(6キロ、約25分所要)へは1時間に1本程度バスが出ています。


[蓬坪・そばの花]

初夏にはジャガイモの花が咲き、秋にはそばの花が咲くという蓬坪(ポンピョン)。朝鮮近現代文学に興味がある方や、都会の喧騒から離れ、避暑に訪れるリゾートにも適した場所です。

また長坪ターミナルからは、五輪でスノーボード競技が開かれるスキー場、フェニックススノーパーク(無料シャトルバス運行)や、味噌甕が並ぶ韓国伝統文化飲食体験館の静江園(タクシーで約7~8分、約5.5キロ)へのアクセスが可能です。

●珍富(チンブ)ターミナル-珍富IC近く
長坪停留所の次は、ソウルから約2時間の珍富ターミナル。珍富ターミナルからバスで15分(夕方までは1時間に1本ほどの間隔)のところに新羅時代に創建されたといわれる名刹、月精寺(ウォルジョンサ)があり、境内には国宝の八角九層石塔があります。


[月精寺]

月精寺は五台山の麓に位置します。モミの木が生い茂り、爽やかで心地よいのが魅力。また珍富ターミナル付近では3日、8日、13日と5日おきに市が開かれるので、時間があえば、立ち寄ってみてもよいでしょう。

●横渓(フェンゲ)ターミナル-大関嶺IC近く
大関嶺IC(旧・横渓IC)から最も近いのが、横渓ターミナル。ソウルからは約2時間15分。太白山脈の峠に位置するこのエリアには平昌の特徴的な見どころが集中しています。


[エコグリーンキャンパス(旧大関嶺三養牧場)]

横渓ターミナルの北側には「大関嶺ヤンテ牧場」や「エコグリーンキャンパス(旧三養牧場)」といった平昌を代表する牧場、南側には『冬のソナタ』のロケ地としておなじみの龍平リゾートや、スキージャンプ台のあるアルペンシアリゾートがあります。


[アルペンシアリゾート]

バスも出ていますが、本数が非常に少ないためタクシーでの移動が便利です。ターミナル周辺には飲食店も多く、バスの時間を確認して、名物料理を味わうのもよいでしょう。

以上が観光客が訪れる主なバスターミナルとなりますが、混同を防ぐため、他のバスターミナルの情報も記しておきます。

●参考・平昌バスターミナル-平昌邑
東ソウルバスターミナルから旌善(チョンソン)行きに乗車すると、途中に「平昌(ピョンチャン)バスターミナル」という停留所があります。

ターミナルのそばには平昌オリンピック市場という地元民向けの在来市場があったり、パラグライダーが楽しめる平昌バウィ公園があります。


[平昌オリンピック市場]

平昌ターミナル周辺は、嶺東高速道路沿いのターミナルに比べると、観光客には少々マニアックな場所かもしれませんが、自然やレジャーを楽しみ方はチェックを!

※仮に間違って到着した場合は、長坪ターミナルまでのバスもあります。

●江陵バスターミナル
横渓バスターミナルの次は終点・江陵バスターミナル。ソウルからは2時間20~40分で到着。


[江陵・烏竹軒]

江陵といえば、朝鮮時代の両班の邸宅・船橋荘(ソンギョジャン)、韓国の5万ウォン札の肖像画と今年公開のドラマ『サイムダン』でも知られる烏竹軒(オジュッコン)といった観光地もあります。

ちなみに江陵行きで、平昌に停車するバスは30~40分に1本ほど出ているので、東ソウルターミナルを出発したあと、長坪-珍富-横渓-江陵で途中下車(料金はそれぞれの区間分別途)して、複数の観光地に足を運んでみるのもよいでしょう。

※この記事は韓国・江原道公式ブログに寄稿したものです(2017/3)



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。31歳。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破するなど、地方にも関心が高い。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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