韓国でプリペイドSIMカードを使おう!〜これでWiFiいらず
 2016/10/10 吉村剛史(トム・ハングル)

インターネット時代の旅。スマホを片手に韓国現地にて地図アプリを利用したり、お店を検索したりと、あると便利なインターネット。むしろガイドブックすら持たないで旅をする人もおり、インターネットは欠かせないものとなりました。

日本でも外国人観光客が増え、都市部では公衆Wifiが普及してきましたが、韓国ではもっと早くから、Wifi網があちこちに張り巡らされています。しかしカギの掛かっていない無料Wifiは、実感レベルでも減少した模様。

Wifiカードも使える!

ちなみに2012年には、Wifiカードが登場。コンビニなどで購入後にPINコードを入力すると、公衆Wifiが時間制で利用できるようになりました。2016年の今もこのサービスを利用する人も多いことでしょう。参考:韓国旅行でWifiを最も安く手軽に利用するには!?

しかしWifiであれば、電波の届かないところもあります。常時インターネットを使用したい、となると、1.海外パケット定額制を契約、2.モバイルルーターもしくはスマートフォンをレンタル、3.プリペイドSIMを買う、ということになるはずです。

この記事では3番の「プリペイドSIM」をご紹介することにします。

コンビニで買えるプリペイドSIM!~EG SIM/Kt is

2016年秋の旅行で、プリペイドSIMを購入したのですが、「EG SIM」の看板が最初に目にとまったので、まずはそちらを選択しました。空港やコンビニなど購入先によって、通信業者が異なる場合がありますが、基本的な登録方法は同じとみてよいでしょう。

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空港の到着ロビーのカウンターやコンビニで「SIM CARD」「PREPAID SIM」という表示を探し、その店で購入します。基本的に通信量と無料通話が決められているプランです。

●EG SIMの場合
EG SIMの場合は通信量1GB、通話20分で、30日間のプランが販売されています。Dualは3万ウォン、Nanoは3万5,000ウォンです。

追記:オンライン版が販売されています。こちらはクレジットカード決済で、事前にホームページから申込をしておき、韓国の空港や営業所などでSIMカードを受け取る、というもの。事前に購入しておきたい、という方にはよいでしょう。 http://www.egsimcard.co.kr/jpn/main/index.asp

●Kt isの場合
Kt isの場合には、通信料500MBもしくは米国への通話137分で1万9,000ウォン、1GBもしくは米国への通話273分で2万9,900ウォン、Nanoの場合は3万4,900ウォンとなります。

どちらかを選択して購入することになります。追記:ひとつのカウンター・販売店では一社のみの取り扱いのため、空港内のコンビニ等を探して一社を選んでみてください。

人によって使うデータ通信量は異なりますが、ちょっとした検索やメール程度で使用する場合、2~4泊程度なら500MBでも十分ではないかと思います。

動画を見たり、大量の写真を送信したりする場合には、データ通信無制限プラン、またはPocket Wifiやルーターのレンタルをおすすめします。

電話も可能、4Gのプランがあった!~Koreainfo

3Gでは通信速度が遅くて不便、という方に4Gのプランを提供する事業者もありました。

「Koreainfo」という明洞にオフィスがある会社ですが、以前からPocket wifiを1日5,000ウォンを割る金額で提供しており、韓国通の人のあいだでは、よく知られていました。

●チャージ式(契約必要)
このお店ではSIM代金8,800ウォンが初期費用としてかかり、初回に30,000ウォンまたは50,000ウォンをチャージします。後にOlleh(オルレ)の店で追加チャージが可能とのこと。

有効期限が最低でも180日あるため、留学生や長期の出張、旅行滞在の方にはよさそうです。KoreaInfo(チャージ式)

●レンタル式(KSIM)
滞在日数に応じて電話やデータ通信ができるプランもあります。

韓国の電話番号での通話、および4G/LTEでのデータ通信ができることにメリットがあるため、他のSIMカードよりもお得感があります。デメリットとしては空港での返却が必要となることですが、主要国際空港でレンタル・返却可能です。(事前要予約):KoreaInfo(レンタル式)

料金は27,500ウォン(1~5日)、38,500ウォン(6~10日)、71,500ウォン(11~30日)です。
後者のタイプについては:FBページご登録頂いている榎本尉孝様より情報頂きました。(2017/4/24追記)

この会社に関しては、日本からの振込入金も可能なので、より安心して利用できます。

KTの4G/LTEのデータ通信無制限!~LINK KOREA

もうひとつのSIMカードは、韓国主要空港の到着ロビーのカウンターで提供される、LINK KOREA(リンクコリア)運営の韓国大手通信会社KTのサービス。

こちらは電話こそできませんが、4G/LTEの高速データ通信を無制限で利用可能。

前述したコンビニで購入できるSIMカードは、大手通信会社の回線を利用して、別の会社が行っているもので、いわゆる格安SIM的なものだといえます。

一方、こちらのデータ通信無制限のSIMは、大手通信会社KTの回線を直接利用しているという点が異なります。

基本的にスマートフォンにSIMカードを挿入するだけで、すぐに利用できます。(前述したコンビニSIMの利用方法は、少々複雑なため後述。)。

こちら通常価格は、5日間で27,500ウォン(25ドル)、10日間で38,500ウォン(35ドル)、30日間で71,500ウォン(65ドル)です。

メリットはもちろん「データ利用定額無制限」だということ。ノートパソコンやタブレットなどを使い、写真や動画などの大量のデータを送ったりする人には安心。スマホで通常利用した場合、速度に関してはストレスを感じることなく、快適に利用できました。

スマホのデザリング機能を利用し、同行する家族や友人たちとWifiを共有するのもよいのかも。一方、デメリットは電話やSMS(ショートメッセージ)が使えないこと。

このプランでは電話ができないため、電話も利用する場合は、国際ローミング可能な携帯をもう一台、用意しておく必要があります。以前使っていたスマホがある方は、予備として持っていくとよいでしょう。

電話を一切使わない、という方は、そのままSIMカードを差し込み、快適にデータ通信を楽しむとよいでしょう。事前予約:LINKKOREA

※大量のデータ通信をする方や、現地で仕事をする方に向いています。
※以前コンビニで買えるタイプを使用した方は、事前に設定解除が必要。

日本で事前購入するSIMカード

Amazonで販売等のネット通販で販売されている、タイの大手通信会社AISのSIMカード。こちらは1,400円前後の破格で利用できるSIMカードです。設定により3G、4Gでも利用可能となっています。通信費を抑えたい方におすすめです。


訂正:1,400円で、税は不要、購入はAmazonから。

 
[Amazon.co.jp]

注文すると、紙にはスマートフォンでの設定方法が記載されています。(機種別の動作確認は行っていないことが明記されています)。記載通りにAPNの設定をして完了すると、タイ語や英語のSMSが大量に届きますが、無視して構いません。

ブラウジングしたときにタイ語の広告が多くなりますが、通常の使用には全く問題がなく、軽く調べものをする程度なら、これ充分でしょう。ただし仕事で使うなど、確実性、安心感を求める場合は、現地空港で他のサービスを購入するのが無難かもしれません。

しかし1400円で購入できる、というのは魅力的で、次回も使用したいと考えています。

SIMカードの登録方法は!?コンビニで購入可の「EG SIM」の場合

コンビニでも購入できるWifiの登録方法を記載しておきます。

登録方法はSIMカード購入後、SIMカードを差し込み、インターネット経由で本人認証をします。その際、パスポートの写真を撮って送ることになるので、手元に準備しておきましょう。

今回は「EG SIM」での登録方法をご紹介します。基本的にいずれの会社も、基本的な設定方法は、同じと考えてよいでしょう。手持ちのパンフレットをご利用ください。)

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準備するものは以下の通りです。
●SIMフリーのスマホ端末
●購入したSIMカード
●パスポート

♦手順1:SIMカードを差し込み、何度も再起動する
まずは、日本で使っているSIMカードを抜き、まずは、レンタルしたSIMカードをスマートフォンに差し込んで再起動します。

するとスマートフォンの上部にアンテナマークが経ちます。しかしこの時点では、データ通信が可能な状態の「3G」の表示はついていません。

「3G」の表示が出るまで、繰り返し再起動をします。通常4~5回です。「3G」の表示が出るまで、あきらめずに根気強く再起動しましょう。

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♦手順2:アクセスポイントの設定
次に携帯電話の本体の設定をします。Andorid携帯の場合、「APN設定」の画面を表示します。

Andorid携帯:設定⇒モバイルネットワーク⇒アクセスポイント名⇒APN設定

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APN設定の画面で、「新しいAPN」を押し、「アクセスポイントの編集」の画面を表示します。

付属のパンフレットに書かれた設定にするために、入力します。「(アクセスポイントの)名前」「APN」「認証タイプ」等を入力し、「保存」を押します。

♦手順3:指定のサイトへアクセスする
手順2までの段階でデータ通信が可能になっています。パンフレットに記載された指定のサイトに移動し、本人確認を行います。

様々な約款が表示されるので、目を通したうえですべて「同意」を選びます。すると、個人情報の入力画面に移ります。

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この画面で、入国日(例には数字のみが書かれていますが、「2016-10-15」のように日付)を入力しないと登録できませんでした。※仕様は変更になる場合があります。

メールアドレスを入力、パスポートをスマホの写真で撮って、ファイルをアップロードし、「次のページ」へ進みます。

なお、開通するには営業時間が決まっています。おそらくパスポートを目視で確認しているのではないかと思います。

平日であれば9:00~22:00、土日祝であれば9:00~18:00の間に登録するようにしましょう。

♦手順4:登録完了のSNSが来れば完了!
登録が完了したというSNSを受け取れば、設定完了!これで電話もデータ通信も可能になります。

プリペイドSIMで快適なスマホライフを!

プリペイドSIMを利用することで、日本にいるときと同じようにスマートフォンを使うことができます。ただし電話番号は現地の番号となります。

もし以前使っていたスマートフォンがあるならば、それに韓国のSIMカードを差し込んで使うのも良いでしょう。日本で普段使っているスマートフォンは国際ローミングで待ち受け専用にするのも手です。

SIMカードを抜く場合、注意しなければならないのは、紛失!日本のSIMカードを紛失する可能性があるということです。ついうっかり、なんてことのないように大切に保管しましょう。

プリペイドWifiカードとどっちがいい?

Prepaid SIMは、最低でも料金が2万ウォン(約2,000円)なので、2泊3泊程度の場合には少々高めとなります。

ただし通常の携帯電話の電波が届くところならどこでも使える!ということ。それは大きな魅力です。

料金が高い!と思ったり、町中のWifiが使えれば十分!と考える方は、プリペイドWifiを利用するとよいでしょう。

プリペイドWifiの料金は1日3,300ウォン、4日で9,900ウォンと、プリペイドSIMを使うより安価に利用できます。それぞれの旅のプランにあった手段を選択しましょう。



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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