日本でも買える!格安でおすすめの韓国プリペイドSIMカード~周遊型や再利用型も
 吉村剛史(トム・ハングル)
 2018/10/26 改:2019/05/11 

旅行のときに便利なプリペイドSIMカード。スマートフォンをお使いの方で、SIMロックがかかってない機器をお持ちの方は、韓国現地でSIMカードを入れ替えてデータ通信を利用することができます。

仕事で電話がかかってくる方の場合は日本の携帯電話を国際ローミングに設定し、現地でWifiルーターを借りるのがよいでしょう。プリペイドSIMに変えてしまうと、日本の番号では着信できないためです。

しかし現地で連絡を取る手段としてLINE通話やメールのやり取りをするだけであったり、観光地やお店の営業時間や地図を調べたりするだけ、という方にはプリペイドSIMが向いていますし、通話ができないものでもよいでしょう。

現地空港でSIMカードを購入することもできますが、日本にいる間に準備しておいたほうが安心です。そんな方はこの記事をご一読ください。SIMカードによっては、日本出発前にあらかじめ差し込んでおくことができるためです。

人気No.1?タイの周遊型プリペイドSIMカード

韓国で使えるプリペイドSIMのなかでは人気No.1ではないか、とも思えるものはタイの周遊型プリペイドSIMカード、SIM2Fly。こちらは韓国や台湾、香港、東南アジア諸国やオーストラリアなど14か国で使用することができます。4G/3G回線を開通してから8日間、3GBまたは4GBの容量で丸々使用することができます。


[日本で事前購入するSIMカード]

設定方法は発送されてくる用紙に記載されており、その通りにAPN設定をすればOK。最も簡単に設定が終わるパターンは、1.SIMカードを差し替える、2.データーローミングをONに設定、3.その後再起動して開通、という流れになります。

開通時にタイ語のSNSが届いたり、タイの携帯電話を使用しているものとして認識されたりはしますが、それ以外は特に気になることなく使えるでしょう。

こちらのSIMカードは、なんと日本での使用も可能!日本ではソフトバンクの回線、韓国はSKテレコムの回線を使います。出発当日に家でセットしておけば、空港までの道中にも使えますし、韓国に到着してからもそのまま使用できます。

2018年10月時点の価格で3GBの場合は1400円、4GBの場合は1630円です。注文してから発送までは数日かかるので、前もって注文しておきましょう。しかしSIMには使用期限があるので、まとめ買いはしないようにしましょう。

 
[Amazon.co.jp]

安さではNo.1!香港の韓国プリペイドSIMカード

最も安い韓国プリペイドSIMカードとしては、香港の会社のSIMカード。こちらは6日間使用可能。やはり4G/3G回線を3GB使用することができます。

こちらは上述のタイのSIMカードとは異なり、現地に到着してからの使用となります。夕方から使っても1日とカウントされてしまうため、7日、8日滞在する場合は上のSIMカードがよいでしょう。とはいえ5泊6日までは十分カバーできます。

しかし韓国でしか使用できないため、日本を出発したあとに入れ替える必要があります。航空機内で入れ替えておいて、現地についてから設定するとよいでしょう。設定方法は上と同じで、やはりデータローミングをONに設定し、再起動する形です。細かい設定方法は送付されてくるときの説明書きをご覧ください。

韓国ではSKテレコムの回線を使用します。金額はなんと1000円以下、890円です。安さではNo.1といえるのではないでしょうか。通常の旅行であれば、これが最安となります。2枚組セットも販売されているので、リピーターの方はそちらも。

  

チャージして再び使えるAIRSIM(エアシム)

AIRSIMはチャージして再び使えるSIMカード。香港の会社によるもので、なんと世界100か国に対応しており、日本や韓国もその国のひとつです。これを挿入して購入すれば、韓国のみならず世界で使える画期的なSIMカードといえるでしょう。

こちらは購入パターンが2種類。AIRSIMの場合は、チャージされていないタイプが500円、10米ドルチャージされてるタイプが1,480円です(2018年10月現在)。レートによりチャージされているもののほうがお得になる場合もあります。

つまりSIMカードを買うのは初期費用にあたり、その後はチャージして繰り返し使うというもの。ただし最終使用から1年間で失効してしまうので、何度も海外に行く方はよいですが、1度限りの方は上のSIMカードを購入するとよいでしょう。

最初の設定は他のSIMカードよりも手数が多くかかります。まずiOS、AndroidともにAIRSIM公式アプリをダウンロードします。インターネット、データ通信が使える環境が必要なので、ダウンロード・購入・設定ともに日本で行っておくほうが安心です。

現地で行う場合は空港や宿泊ホテルなど無料でWifiが使える環境でないと、設定できないのでご注意を!アプリは英語や中国語で操作しますが、極端に英語アレルギーがある方や機械音痴の方でなければ大丈夫かと思います。

SIMカードを切り離したあとのカードはすぐに捨てないようにご注意!カードの裏面に書いてあるコードを入力するなどして、アプリの設定を行っていきます。

●AIRSIMのチャージ方法と値段
購入する国(韓国の国旗)を選択し、プランを選びます。最短時間のプランが「4G、1GB、24時間」で3ドル99セントです。

そのほか3日、5日、7日、9日のプランがあり、1日あたりが最も安くなるのが「4G、1GB、5日間」で、7ドル49セント。1日あたりで計算すると1ドル50セント程度となります。動画などを見ない場合は、1GBでも足りるかもしれません。

※筆者はまだ現地で使っていませんが、韓国(ソウル)では使用可能という情報があります。現地ではSKテレコムまたはKTという大手の回線のいずれかを使用することになります。

 
[10米ドルチャージ済と、チャージされてないSIMの2タイプがある]

それぞれにあったSIMカードを使ってみよう!

韓国で使えるプリペイドSIMカード。当初は現地のコンビニや空港で購入するタイプが主流でしたが、ここ1~2年の間には日本で通販サイトを通して購入できるプリペイドSIMを利用する人が増えてきているようです。

ただし、様々な観点から不安を感じるという方は、空港のカウンターで大手通信会社のSIMカードを受け取って使用する、というのも一つの選択肢なのではないでしょうか。その場合は、大手の回線を直に使用することができます。

※空港のカウンターでSIMカードを購入したい方は、以下の記事をご覧ください。

韓国でSIMカード・格安プリペイドSIMを使うならどれがいい!?~おすすめの韓国SIMは?




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