東大門タッカンマリ通り~タッカンマリも焼魚もここで!
 2016/08/08 吉村剛史(トム・ハングル)

東大門市場は、ファッションビルや衣類に毛皮、靴などを販売する市場で、夜もにぎわう街。全国からバイヤーたちが仕入れをしにやってくるのがここで、近年は買い物を楽しむ観光客も多く、日々多くの人が訪れます。エリア情報:東大門

ソウルを囲む大門の一つ、「興仁之門(フンインジムン)」。通称東大門とよばれる門の内側に、焼魚やタッカンマリ(鶏の水炊き)が味わえる路地があります。

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タッカンマリ通りは、鍾路5街駅と東大門駅のあいだに

タッカンマリ通りは鍾路5街駅と東大門駅の中間に位置しています。屋台の多い市場として知られる広蔵市場の脇から東大門方面へと細い路地に入っていくと、徒歩5~6分ほどでたどり着きます。

反対に東大門駅からは、東大門総合市場の前を通り、間食屋台街からすぐ脇に入ると、早朝から焼魚を焼くお店が並んでおり、その奥がタッカンマリ通りとなっています。

タッカンマリとは、どんな料理?

タッカンマリ(닭한마리)とは、直訳すると「鶏一羽」。基本的には鶏を丸ごと煮込んだ水炊きで、辛味や醤油、からしなどを混ぜて作ったソースにつけて食べる料理です。

かつて東大門にバスターミナルがあった時代、地方への出張などで訪れた人たちがここで食事をしていきました。近年、日本のガイドブックでも取り上げられるようになり、近年この通りにあるタッカンマリのお店がミシュランガイドに掲載。

韓国人であってもソウル以外の人は「タッカンマリを知らない」というもいるほど。日本で有名になった韓国料理ともいわれますが、最近は徐々に知られるようになっています。

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大鍋のなかに鶏丸ごと一匹を入れ、ネギやジャガイモ、餅などとともに煮込みます。鍋に鳥が入った状態で、ハサミで鶏肉を骨ごとぶつ切りにします。

ハサミで骨ごと切る、というのはなかなかの一苦労。お店の人がやってくれるので、心配はいりませんが、自分で切るには意外と難しいのです。

鍋のなかでネギやジャガイモやニンニクなどとともに鶏一匹を丸ごと煮込みます。お好みでニンニクや、キムチを加えて煮込む人もいます。

鶏を煮込んでいるあいだに、タデギといわれる辛味と、醤油、からしを混ぜて、それをつけダレとするのです。

分量はお店や、個人のお好みによっても異なりますが、1:1:1、または2:2:1などの分量です。辛いのが苦手な方はお好みで調整してもよいでしょう。

●タッカンマリのスープのお味は?
タッカンマリの味、十分に鶏肉のエキスや、多少の脂分がスープのなかに染み出して、すするだけでも、なかなかコクのある美味しさを出してくれます。

韓国では鍋の最後にインスタントラーメンを入れて食べたりもするのですが、シメにうどん(カルグクス)を注文するのがおすすめ。

韓国では日本の「ダシ」という概念とは少々異なりますが、十分に肉の味が染み出ているので、軽く煮込むとうどんにもしみ込んでグッド。

うどんよりも、お餅やジャガイモが好きな方は、鶏を煮込み始める前にあらかじめ注文しておくとよいでしょう。

●タッカンマリの値段は?
気になるタッカンマリのお値段は、1羽で20,000ウォンほど。それにウドンやモチなどを追加しても、料理を食べるだけなら2~3人で30,000ウォンほどあれば足りるはず。

麺などを加えればボリューム十分なので、おなかを満たせるはずです。

タッカンマリ通りの入口は屋台、そして焼魚通り

●屋台通り
東大門駅側からタッカンマリ通りに入る途中には、間食屋台があります。隣には東大門総合市場、清渓川を渡った向かいには平和市場があり、市場で働く人や買い物客のおなかを満たしているのでしょう。

ティギム(天ぷら)やトッポッキ、タッコチ(焼鳥)など、手軽に食べられるものがお店には並んでいます。お酒が飲めるわけではありませんので、あしからず。

●焼魚通り
東大門駅側からタッカンマリ通りに入ると、焼魚のお店が軒を連ねています。お店の外の網で魚が焼かれており、煙がモクモクと上がっています。

韓国の食堂の魚の種類は、サバ、サンマ、サワラ、クルビ、お店によってはホッケがあります。海沿いに行くとこの限りではありませんが、ソウルの食堂ではこれらが一般的です。関連記事:韓国の焼魚を食べよう

なんといっても嬉しいのは、定食7,000ウォンにスープとキムチ、おかずがつくこと。

通りに面しており、お店の中も見えるため、気軽に入りやすい店ばかりです。

東大門の朝食スポット!

焼魚のお店は朝7時から営業しており、朝食にも良さそう。遅い朝食ならば、タッカンマリ通りを訪れてもよいかもしれません。タッカンマリの店は午前10時頃には店を開いています。

東大門エリアでローカルな朝食を楽しみたい方はこちらの記事をご覧ください。



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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