東大門のグルメを攻略!~眠らない街の美味しいストリート

ソウルの東大門は、ファッションタウンとして知られ、韓国各地から仕入れに訪れるバイヤーはもちろんのこと、一般観光客もさまざまな衣類を購入していきます。

東大門エリアが最も活気に溢れるのは、夜の時間帯。そのため、24時間営業の飲食店が多いのも大きな特徴といえるでしょう。ショッピングの合間に美味しい食事を楽しみたい方のために、東大門のグルメスポットをご紹介します。

この記事は「どの店が美味しい」という話よりも、エリアや周辺のお店に着目しています。

東大門の庶民派グルメは、昌信洞&鍾路5街で!

お店のインテリアなどには洒落っ気は感じませんが、「なんとなく路地裏の店に入りたい!」という方には、清渓川の北側のエリアがおすすめ。昌信洞(チャンシンドン)や鍾路5街方面には、レトロな雰囲気を感じさせる庶民的な店が多いのが特徴です。

●東大門飲食文化の通り~昌信洞(チャンシンドン)
昌信洞は、興仁之門(東大門)の東側にあたるエリア。鍾路の大通りを挟んだ北側には、東大門市場を支える小規模な縫製工場が多く、一方、大通りの南側には文具・玩具の卸売店が集まる昌信洞文具・玩具通りや靴市場があり、手ごろな価格の飲食店が多数。

昌信洞の飲食店通りは、外観的に洗練された印象とはいえませんが、比較的安くてボリュームがある料理の飲食店ばかり。とくに鍾路(大通り)の南側は「東大門飲食文化の通り」という垂れ幕がかかっています。東大門駅6番出口を出た裏の路地です


[東大門飲食文化の通り]

このあたりを歩くと、中国料理のお店がちらほら目につくほか、お酒を飲みながら鍋をつつけるような店も多く、路地裏派には好まれそうなのです。2~4人以上のまとまった人数なら、飲食通りのお店がよいでしょう。


[昌信洞のとある店のカムジャタン、小20,000ウォン~]

一方、ひとりで食事をするなら、大通りに面した店舗で豆もやしご飯や、チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)など、手軽に食べられるものがおすすめ。金額も2,500ウォン~4,000ウォン程度です。参考記事:文具、玩具に安旨グルメの昌信洞

●タッカンマリ通り
昌信洞と同じく清渓川の北側ですが、こちらは興仁之門(東大門)の内側であり、門の西側にあたります。東大門総合市場、そして屋台通りを挟んだ先は、タッカンマリと焼魚をメインとする食堂街となっています。そんなタッカンマリ横丁を見ていきましょう。


[タッカンマリ通り]

東大門側から入ると、お店の前で焼いている魚の香りとともに、立ち上る煙が顔にあたります。その香りに誘われて、ふらふらとお店の中に入り込んで行きたくなるのです。焼魚は1人前7,000ウォン。キムチなどの副菜と汁物がつきます。


[タッカンマリ]

さらに鍾路5街駅方面に進んでいくと、タッカンマリ(鶏の1羽の水炊き)のお店が並んでいます。鍋1つで2~3人分で20,000ウォン。

かつてこの近くにあった東大門バスターミナルの乗降客が利用して栄えた路地で、タッカンマリがソウルの郷土料理ともいわれます。参考記事:東大門タッカンマリ通り~タッカンマリも焼魚もここで

ここからさらに進んでいくと、屋台街が人気の広蔵市場へとつながります。

安心感を求めるならば、ファッションビルの飲食街へ

●ファッションビルの飲食街
東大門エリアのグルメで安心感を求めるならば、ファッションビルの飲食街がおすすめ。ビルによっても異なりますが、フードコートや、レストラン街があります。

とくにフードコートは、おひとりさまの方にとって手軽で安心。カウンターで購入し、受け取って自由に席につき、食器を返却するなど、基本的にはセルフサービスですが、一人でご飯食べるのが苦手な人には適しています。


[DOOTA MALL入口、フードコートは地下]

特にDOOTA MALL地下にあるのフードコートは、韓国料理に限らず、日本食やエスニック料理など世界各国の料理が集められています。隣のミリオレ9階のフードコートは、韓国食堂街。レストラン風ではなく、昔ながらの小さな食堂が集まっているので、そのようなスタイルが好きな方はそちらを利用しましょう。

●ファッションビルのレストラン
2013年にオープンしたLOTTE FITIN。こちらのファッションビルは、フードコートというよりもレストランです。8階に韓国料理ほか、中華料理、日本料理のお店が入っており、わりと洗練された雰囲気のなかで食事ができます。

LOTTE FITIN7階にあるのが、韓国の大手食品会社CJが運営する「ケジョルパプサン(계절밥상)」。季節に応じた韓国料理のビュッフェとなっています。季節ごとにメニューにテーマが決められており、じぶんで選んで様々な韓国料理が味わえる、というスタイル。ここ数年、ビュッフェスタイルの店が増えており、商業施設などにも入店しています。

好きな料理だけを選んで食べられる、というのは魅力ですし、選び方次第ではかなり健康的でもあります。筆者が出かけたとき、ビュッフェのテーマは「済州島の春(제주의 봄)」。

済州島の豚のほか、火山をモチーフにしたキムチポックンパプ(キムチチャーハン)、済州島の野菜などが揃えられた料理が並んでいました。飲み物もジュースのほか、各種お茶などがあり、自由に選ぶことができます。またピンス(かき氷)やホットクなどのデザートも用意されていました。

料金はランチ・ディナーが22,900ウォン、平日のランチ(午後4時まで)は14,900ウォンとなっています。公式ページ:ケジョルパプサン(계절밥상 ホームページ・韓国語)

ファッションビル裏側は24時間営業

ファッションビルの裏手にある飲食街は、24時間営業(24時間ではなくても深夜営業も)のお店、そして焼肉店が多く集まっています。ビルの裏ながらも観光客が多いエリアなので、ビギナーの方にも比較的入りやすいお店やチェーン店が集まっているのが特徴です。


[現代アウトレット東大門の正面の通り]

八つの味付けのサムギョプサルが味わえる「八色(パルセク)サムギョプサル」のほか、タッカルビチェーン店の「ユガネタッカルビ」、そのほか、プルコギを提供するお店など、焼肉店を中心に、そのほか一人でも気にせず食事ができる店があります。

深夜に東大門エリアに到着し、買い物ついでに何かを食べようと思ったら、このあたりの飲食店を利用するのが、非常に便利だと思います。

東大門エリアのグルメマップ

東大門エリアのグルメマップ。東大門周辺で食事をされるなら、この記事と地図を照らし合わせてご覧ください。


[東大門グルメマップ]

東大門付近の飲食街へ!

韓国料理のなかでもより、こだわりのお店で食事をしたり、お酒を飲みたい、という方は、東大門ファッションビルのエリアから少し足を延ばすのがよいでしょう。

それぞれ徒歩約15分以内で、東の新堂洞トッポッキタウン、西側には咸興式の冷麺を味わえる五壮洞(オジャンドン)冷麺通り、南側にはプリプリとした豚足が美味しい奨忠洞(チャンチュンドン)チョッパル通りへと歩いていくこともできます。



トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
ファッションビルや卸売専門ビルが深夜営業することから、飲食店も夜中まで営業している東大門。一晩飲み明かしたい方は、東大門エリアがおすすめです。

ただし、夜中はタクシーがつかまりにくいので、ホテルなどに戻ろうと思う方は、必ず終電までには地下鉄やバスに乗ることをおすすめします。

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トム・ハングル
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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