韓国の地方ツアーバス「ご当地シャトル」&「K-TravelBus」~韓国地方へはツアーがお得で便利 | 韓国&韓国旅行 | トム・ハングル

韓国地方へはツアーがお得で便利、ご当地シャトル&K-TravelBus
 2018/06/26 吉村剛史(トム・ハングル)

韓国観光公社は、今月18日に日本人客向けツアーバス「Koreaご当地シャトル」を運行することを発表。2017年は運行されなかったのですが、2018年になりリニューアルを経て復活しました。

「Koreaご当地シャトル」は、ソウル・釜山から地方への日帰りツアーバスです。地方といっても大邱や光州のように列車が走っている地域ではなく、日本ではさほど知名度が高くない地域が目的地になっているバスです。とはいえ韓国のなかでは名所揃い!

今年は日本人専用ということで、日本人ガイド、入場料、昼食代、保険がすべてセットになった金額で、50ドル~60ドル(約5,000~6,000円)という価格設定です。

個人で高速バスを利用して訪れる金額と大差ないうえ、ガイドや昼食、保険付で、交通機関を乗り継ぐことなく旅行ができることは大きな魅力だといえます。

地方行きシャトルバスのこれまで

シャトルバスのこれまでを簡単に振り返ってみると、2010年に全州や釜山などへの外国人専用無料シャトルバスがスタートし、その後数年して有料化。

ここ最近はお祭りなど特別なイベントのときに運行されることがあります。とはいえ、料金が5000ウォン~10000ウォン前後というように、自力で行くよりも安い料金で行くことができます。

「Koreaご当地シャトル」については、2014年に始まったそうで、2015年には日本の旅行会社が販売する5,000円前後のツアーがありました。また2012年頃には4泊5日の「K-Shuttleバス」という地方周遊のバスが運行され、その後には1泊2日の「KTRAVEL BUS」に代わりました。参考:地方へのツアーシャトル(2015年1月)KTRAVEL BUS

地方への観光客誘致を目指すなかで、試行錯誤を重ね、今回のツアー企画へとつながっているようです。2015年以降、このツアーを利用したという声もちらほら耳にしており、金額的にも日程的にも日本人にぴったり合ったプランだったのではないかと思います。

ソウル発のツアーは4路線。

ソウル発は公州、聞慶、江陵・平昌、潭陽の四路線。いずれも朝8時に光化門・東和免税店前を出発し、午後6時30分~8時に同じ場所で解散になるプランです。料金は50ドルですが、潭陽行きのみ60ドルです。最低催行人数は4人で、7日前に人数に満たない場合は中止になります。

公州(공주、コンジュ)

公州は日本とも親交が深かったとされる百済時代の都で、当時は熊津(웅진、ウンジン)と呼ばれていた都市。百済遺跡地区として公山城や宋山里古墳などはユネスコ世界遺産にも登録されています。栗の産地としても有名です。ソウルからはバスで約1時間半。


[麻谷寺]

ツアーバスの場所が麻谷寺、サコク醸造場(栗マッコリ)見学、国立公州博物館、宋山里古墳群、公山城、山城伝統市場」または「原都心」見学。公州は郊外にある麻谷寺以外は、歩いて巡れる都市ではありますが、それでも名所揃いで充実したコースです。

聞慶(문경、ムンギョン)

聞慶は朝鮮時代、科挙の試験を受けるために聞慶の険しい峠を越えて漢城(現・ソウル)に向かったのですが、あまりにも大変道のりで「鳥もこえるのが難しい」ということから、聞慶セジェ(鳥嶺)とよばれた峠があります。また、五味子(オミジャ)の産地として有名です。

[聞慶セジェ]

ソウルからは約3時間。行先は陶泉陶磁美術館、聞慶鳥嶺博物館、ドラマ(オープンセット)撮影所、昼食はヤクドル釜めし。「聞慶」は大邱からも1時間以上かかるので、日本からは意外と足が向かない場所といえばそうだと思いますが、ツアーで行けるなら良いかも。

江陵・平昌(강릉、カンヌン・평창、ピョンチャン)

平昌オリンピックが開催された江陵・平昌。とにかく今年知名度が上昇した都市。2都市にわたっているため、すべての主要観光地を網羅しているというわけではありませんが、このエリアに一度も行ったことがない方が「どんなところか」を一通り知るには良いのではないかと思います。


[平昌アルペンシアリゾート・ジャンプ台]

月精寺、アルペンシアスキージャンプ台、烏竹軒(船橋荘)、月花通り、安木コーヒー通り、昼食は山菜ビビンパ。


[安木コーヒー通り]

平均標高700mを超える平昌、海辺が綺麗な江陵ですから、とくに夏の旅行にはうってつけの場所。江原道は済州島に次いで人気の観光地の一つです。気に入ったら次の機会にピンポイントでその他の場所に出かける、というのもよいかも。

潭陽(담양、タミャン)

潭陽(담양、タミャン)は全羅南道の都市で、個人で訪れるとなると光州からバスで約40分ほど。ソウルからだと4時間ほどかかります。竹の産地として有名でドラマのロケなどにも使われるメタコセイヤ並木道も美しく、緑や景観が好きな方にとっては良いかと思います。

このツアーには最近有名なヨーロッパ風のフォトジェニックスポットのメタプロバンスが入っています。料金は距離の遠さもあってか60ドルです。


[竹緑園]

スケジュールには竹緑園、タムピッ芸術倉庫(竹博物館)、メタセコイア並木の散策、メタプロバンスが含まれており、昼食は竹筒ごはんとトッカルビ。ご当地名物もしっかり入っています。

釜山発限定・順天(순천、スンチョン)

今回注目に値するのは釜山発があること!目的地は全羅南道順天行きのみ。乗車場所は釜山国際旅客ターミナルで、朝8時に出発。金海国際空港を経由し、夕方19時に到着します。

釜山から順天までは鉄道で行けるには行けるのですが、慶全線の本数が非常に少ないため、このようなバスが出るとだいぶ行きやすくなります。ただしこのツアーに限り最低の催行人数が20人であるため、ツアーがキャンセルになる可能性も考えられます。

順天のコースには朝鮮時代の邑城である、ナクアン(楽安)邑城村、順天湾湿地、順天湾国家庭園観覧、ドラマ撮影場(順天倭城)が含まれています。そして昼食は南道式の韓定食。このエリアは景観もよく、見どころ十分。大都市圏からは遠いため、行くことを躊躇ってしまう方も多いと思いますが、そういった意味でもおすすめです。

ツアーの申し込みは以下のサイトから

ツアーの申し込み・お問合せ等は以下のサイトからどうぞ。このツアーに関するお問合せ、不明点は韓国観光公社や旅行会社に直接お願いいたします。
http://www.koreagotochi.com

日帰りでは物足りないという方は、1泊2日のKTRAVELBUS(ケートラベルバス)もあります。こちらは1泊2日で日本円にすると2万円前後となっています。申込みは以下のサイトからどうぞ。http://k-travelbus.com/jp/index.html



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トム・ハングル(吉村剛史)

吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビューし、同年中央日報に掲載される。これまで文化センター講座、トークイベントでの発信も1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破。海外の常識をレポートする『海外ZINE』の韓国担当ライター、2018年2月号『散歩の達人』第2特集の取材・文を担当。同6月から韓国水産食品(K-FISH)広報サポーターズ。プロフィール・お問い合わせ






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