SUPER JUNIORのドンヘの出身地、木浦(モッポ)を歩いてみた
 2020/06/16 改:2020/06/16 吉村剛史(トム・ハングル)

SUPER JUNIOR(슈퍼주니어)は、2005年にデビューした韓国を代表するアイドルグループ。そのメンバーのうち1986年10月15日生まれのドンヘ(동해)は、ダンスの実力もあり、ビジュアルにも優れ、これまでも大きな人気を集めてきました。


[ドンヘが写ったポストカード]

そんなドンヘはファンのあいだでは天然キャラともいわれ、元々トークが上手くありませんでしたが、話のなかでは全羅道のなまりが出ます。過去の番組のなかで全羅道方言のやりとりを披露したこともありました。そんな彼の出身地は、全羅南道・木浦(목포、モッポ)市。

この記事では、SUPER JUNIORのドンヘの出身地である木浦とはどんな町なのかに触れ、木浦という街に対して少しでも関心を持っていただければと思います。

木浦まではKTX乗車でわずか約2時間半

ソウル(セントラルバスターミナル)から木浦までは高速バスで約4時間。ソウル・龍山駅から高速鉄道KTXに乗車すると約2時間20~30分で到着します。ここ最近は所要時間がだいぶ縮まってきており、日帰りでも行けるような場所になりました。参考:木浦


[木浦の玄関口・木浦駅]

日本からは飛行機で行く方法もありました。2018~2019年にかけては務安空港から大阪、成田行きの定期便が出ており、木浦へは務安空港からバスでのアクセスも可能でしたが、現在は休航しているため、ソウルからアクセスするのが最も便利です。光州からは市外バスで約1時間です。

ドンヘ本人も時々里帰りするようで、インスタグラムには木浦の写真がアップされていました(2019年8月)。

ドンヘは木浦市二老洞(이로동、イロドン)の出身。木浦駅東側にあたるエリア。彼は中学生まで木浦で過ごしたあと、上京してソウルで高校に通っています。


[木浦市街地とドンヘが通った学校(二老初等学校は掲載しきれず)]

生まれた場所については、中国のテレビ番組で「畑しかない田舎(밭밖에 없는 시골)」と表現しており、この話からするとどうやら木浦の市街地ではないようです。

そこでもう少し調べてみたところ、実際にはお隣に位置する務安郡・清渓面卜吉里(청계 복길리)で生まれたことがわかりました。それも病院ではなく自宅だったようです。参考:韓国縦断旅行⑥청계 복길리(나의 달님일기)

そして東方神起のユンホ(윤호、ユノ)と仲が良いことでも知られていますが、ユンホは木浦の北に位置する光州広域市の出身。ともに全羅南道地域の出身なので、親しくなった理由としては方言でやりとりできたこともあったのかもしれません。

次に実際に木浦の町を歩いて、ドンヘの故郷を探ってみましょう。

名前は東海(ドンヘ)だが、木浦は西海に面する

彼の本名はイ・ドンヘ(이동해)。漢字で書くと「李東海」です。東海は、文字通り韓国から見た日本海のこと。韓国の国歌の一番最初に出てくる歌詞が「東海」なので、小学生の時は名前が理由で国歌が流れるたびにからかわれた、というエピソードがあるとかないとか。

しかし木浦は黄海、韓国語では西海(서해、ソヘ)に面している港町で、東海とは離れています。木浦あたりも海が入り組んでいて、島が散らばっており「多島海(다도해、タドヘ)」と呼ばれますが、高台に上るとその様子がよくわかります。

実際に木浦を訪れるファンの方は、ドンヘが幼いころに見ていた景色を想像しながら、海を眺めるだけでも、きっと心地よい良い気分に浸れることでしょう。

木浦の町は寂れた印象もある港町

一方で港町・木浦は筆者が訪問した2013年現在、少し寂れた印象もありました。わりと古い家屋が多い港町ということもあり、町の風景は映画のセットにも使えてしまいそうな雰囲気さえ感じられます。

港を歩いていてひときわ目立つ建物が下の写真。看板には「南海船具店」と書かれていますが、かなり年季が入った建物。現在も店舗として使われており、後から調べてみると国の登録文化財に指定されていました。その説明によれば、1949年の建物とのこと。参考:木浦ふ頭近代商街住宅(목포 부두 근대상가주택)(韓国・文化財庁)

そして下の赤レンガ造りの写真は、1900年から1907年まで日本領事館として使われていた旧木浦日本領事館。木浦近代歴史館として、当時の遺物や資料などの展示が行われています。このあたりも木浦駅から徒歩圏内です。

1897年に開港し、その後西海岸を代表する港となった木浦には、ほかにも近代建築が残っています。日本統治時代には日本人が数多く暮らしていた町であることも頭に入れておきたいところです。

儒達山(ユダルサン)

そして木浦の代表的な観光名所でもある、儒達山(유달산・ユダルサン)は標高228 mの山。霊魂が休んでいく山、という意味が込められています。

春にはレンギョウが咲き、海を見渡せるということで、眺望スポットにもなっています。歩いて約30分で山頂までたどり着きます。登山道も石段で整備されているので、健脚の方ならそれほど苦ではないはずです。

そしてドンヘが通っていた木浦徳仁中学校(목포덕인중학교)は、儒達山の北側にあるので、きっと山を毎日眺めていたことでしょう。そして港町なので海にも近く、そうした景色のなかで育ったことが想像できます。

木浦の名物はテナガダコ

木浦に訪れたら召し上がっていただきたいのは、テナガダコ。韓国語では”낙지(ナクチ)”といいます。海の底の穴に生息しているテナガダコ。これを生きたままぶつ切りにして食べるサンナクチ(산낙지)は豪快ですが、下の写真はヨンポタン(연포탕)という、タコをスープにした料理。

お店で注文すると、スープに入ったテナガダコが丸ごと出てきて、目の前でタコをハサミで切ってくれます。辛くはなく、タコの味がよく出たスープです。新鮮なタコをその場で頂けるというところに醍醐味があります。1人前17,000ウォン(約1500円)。

木浦に訪れたらテナガダコに代表される海の幸を存分に味わってから、ソウルへ戻りましょう。宿泊される方は、全羅道ならではの韓定食もぜひ味わってみてください。

日帰りでも行けるが、宿泊して全羅南道を満喫して

ソウルから直線距離で300キロ以上離れた全羅南道・木浦。近代の歴史が感じられますが、どことなく寂れた印象も感じられる港町です。

ドンヘのファンの方は、いつか木浦まで行ってみたい方も多いのではないかと思います。ソウルからKTXで約2時間半。日帰りでも行って帰って来れますが、できることなら木浦や光州周辺で一泊して全羅南道の旅を楽しんでいただければと思います。





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