木浦

木浦(モッポ)は全羅南道南西部に位置する市で、朝鮮末期に開港した港町として知られる。日本統治時代に栄えた町で、現在も日本建築や日本家屋が数多く残存している。現在使われている木浦文化院や、木浦近代歴史館も植民統治の名残である。木浦市街地の裏山のようにそびえる儒達山(ユダルサン)は海抜228mの山。山頂に登ると港や島々、航路を臨むことができ美しい海の景色を一望できる。また春にはレンギョウが一面に咲きほこる。栄山江の河口付近にはカッパウィと呼ばれる笠をかぶったような二つの岩があり天然記念物にも指定されている。木浦の名物としてはテナガダコが有名だ。生きたタコをぶつ切りにしたサンナクチや、それをユッケと一緒に食べるタンタンイ、鍋料理のヨンポタンなどが名物料理となっている。



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