韓国で夜市(ナイトマーケット)が熱い!
 2016/07/16 吉村剛史(トム・ハングル)

韓国の各地で夜市が開催されています。元祖とされる釜山の富平カントン市場をはじめ、全州南部市場の夜市、今年からは大邱・西門市場の夜市、そしてソウル・汝矣島の夜市などで夜市場、ナイトマーケットがスタート。

そんな夜市ムーブメントが起こるなか、韓国における元祖夜市場は?という話題を交えて、夜市を探っていきます。

元祖夜市は、東大門市場だ!

韓国では飲食店街にお店が並ぶと、「うちが元祖だ」と名乗る店が出てきます。今回の夜市ムーブメントの元祖といえば、2013年に開場した釜山の富平カントン市場。全国初の夜市場として注目されました。

地域の商店街ともいえる、伝統市場で夜市場を始めたのは、富平カントン市場が初めて。しかし、ソウル・東大門市場こそがナイトマーケットの元祖といえるのではないでしょうか。

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東大門市場は「東大門ファッションタウン」ともよばれています。一般の店が閉まる夜になると、バイヤーたちが小売店で販売する衣類、靴を東大門に仕入れに訪れます。

なかでも私たち観光客が訪れるのは、小売を行っているDoota!(ドゥータ)やハローapm、グッドモーニングシティー、毛皮類を販売する光煕市場など。それぞれスタイルが異なりますが、観光客もお気に入りの品を見つけて購入できます。

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東大門の屋台の様子は2012年10月深夜撮影。

東大門市場は夜じゅうオープンしており、観光客も訪れるだけに、周辺には24時間営業の飲食店も多いのが特徴。酒飲み屋台のポジャンマチャ(포장마차)や、屋台でちょっとしたアクセサリーを販売していたりもします。夜市の元祖は東大門だったのかもしれません。

ソウルは特に冬は寒いため、後述の夜市は夏のみの開催。つまり元々、一年中開いている夜市場こそが東大門ファッションタウンなのです。

●東大門ファッションタウン
アクセス:地下鉄1号線東大門駅、2、4、5号線東大門文化公園駅一帯

釜山・富平カントン市場は、元祖夜市場!

釜山・富平カントン市場。こちらでは2013年にスタートした全国初となる夜市です。富平カントン市場は「120年の歴史」と宣伝されており、日本人も訪れる私設市場として市をなし、日本統治時代に入り公設市場化しました。関連記事:富平カントン市場の夜市へ!

釜山港に近く、外国からの観光客も多い土地柄。外国人とともに屋台が運営されており、アクセサリー類から、韓国はもちろん海外発のユニークな食べ物も並んでいます。

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午後7時半から12時まで屋台が開かれており、両側には様々なお店が並んでいるなか、中央に様々な屋台が並んでいます。これまで見たことないようなものも沢山!

市場の通路が狭いこともあり、中央に屋台があり、右側通行の一方通行。週末には人が押し寄せ、立ち止まることもできないくらい混み合います。港町・釜山の活気あふれる市場へ出かけてみましょう!

●釜山・富平カントン市場
アクセス:地下鉄1号線チャガルチ駅7番出口徒歩約10分
夜市:夜7時半~深夜0時まで(昼は市場あり)

汝矣島・ソウル夜お化け市場(ソウルパムトッケビ市場)

2016年3月末からスタートしたのは、汝矣島漢江公園の「ソウル夜お化け市場(ソウルパムトッケビ市場)」。毎週金曜日と土曜日の夜に開催されます。参考記事:汝矣島・漢江公園の夜市

漢江の川沿いにずらりと屋台や移動販売車がずらり。屋台というと、あまり綺麗なイメージがない方もいらっしゃるかもしれませんが、写真を撮るにも美しい、ファッショナブルな屋台が並んでいます。

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屋台ではハンドメイドのアクセサリ類をはじめ、その場でつまめる軽食類が多く、韓国グルメはもちろん、ハンバーガーやタコス、日本食、中華など様々な料理が販売されており、若者たちが数多く集まっている印象。

芝生に座ってお酒を飲んだり、川沿いのビックシアターで映画を見たりと、来場者たちはそれぞれの週末を楽しんでいるようです。

そして、今夏からはソウルの東大門デザインプラザ(DPP)、清渓広場、木洞運動場でも夜市が開かれています。

●ソウル夜お化け市場(汝矣島)
アクセス:地下鉄9号線ヨイナル駅から徒歩7~8分。
夜市:10月末までの毎週金曜・土曜、夜6時半~夜11時(天候により中止あり)
ホームページ:http://www.bamdokkaebi.org/

第3の都市、大邱・西門市場でも始まった夜市

そして2016年6月になると、韓国第3の都市、大邱・西門(ソムン)市場でも夜市がスタート。こちらはなんと、市場の350メートルの通りに屋台がずらりと並んでおり、その様子を見るだけでも見とれてしまいます。関連記事:大邱・西門市場の夜市

昼間は、カルグクスやマンドゥなどの韓国の市場らしい屋台だけですが、夜19時を過ぎたころ、倉庫から屋台を引っ張り出し、世界各国のグルメを集めて営業を始めるのです。

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市場は年中無休の営業、夜19:30を過ぎると、観光客はもちろん、学校帰り、仕事終わりの人たちが集まってきて、屋台の前に並び、様々な料理を味わい、公演を見て楽しんでいくのです。

釜山、ソウルの夜市場よりもスタートは遅かったのですが、かなりスケールの大きい夜市場に驚くとともに、特に週末、たくさんの人々が訪れるそのエネルギーはなかなのものだと感じました。

2016年6月1日からは福岡―大邱の直行便が、9月1日からはから成田―大邱の直行便が就航しており、大邱はますます注目されることが予想されます。関連記事:福岡―大邱、成田―大邱の直行便LCC就航

トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
韓国の各地で行われている夜市場。元祖は釜山・富平カントン市場でしたが、その後全国的に広がっています。ソウル・汝矣島の夜市場は、イベント的に開かれていますが、釜山や全州、大邱などは既存の市場に夜店を開くことで市場の活性化を図っているようです。

そんな韓国各地で行われている夜市場。雰囲気も、出店している屋台もこれまでにない感覚で楽しめます。新感覚の夜市場の雰囲気をぜひお楽しみください!


記事に関連するエリア情報はこちら:汝矣島南浦洞・光復路


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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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