MAMAMOO（ママムー）のフィインとファサは中学の同級生！出身地、全州とは？
吉村剛史（トム・ハングル）
2020/03/23 改:2020/03/23
2014年にデビューした4人組の女性ユニットのMAMAMOO（ママムー）。優れた歌唱力で、実力派アイドルとして人気を集めてきました。2019年には新曲「HIP」で音楽番組6冠王を達成したことで知られています。
MAMAMOOは特に女性に人気で、「ガールズクラッシャー」とも呼ばれていますが、カッコよくて憧れのお姉様といった存在ではないでしょうか。特に2015年にリリースされた「Um Oh Ah Yeh（음오아예）」は、その年のヒットソングにもなり、耳に残る名曲です。
韓国旅行リピーターの方は、街中で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
フィインとファサは同級生！タトゥーも一緒？
ママムーのメンバーはソラ（솔라）、ムンビョル（문별）、フィィン（휘인）とファサ（화사）ですが、メンバーの出身地を見てみると、フィインとファサが同郷です。
彼女たちは全羅北道・全州（전주・チョンジュ）市の出身であり、中学1年生からの友達だといいます。さらにその友情から、二人は足には「resonance（共鳴）」、首には「Caddo（親友、双子）」と書かれたタトゥーを刻み込んでいるのだとか。
これまでも各種メディアで中学時代のエピソードが取り上げられたり、全州でのロケが行われていたりもしますが、この記事では2人の出身地である全州がどんな場所なのか、その近所の様子まで解説していきます。
全州は韓国のどこに？ソウルからのアクセス法は？
全州は韓国のどこにあるでしょうか？ソウルからのアクセス方法を探ってみましょう。ソウルからは南に約230キロメートル。高速鉄道KTXに乗車するとソウル・龍山駅から約2時間、江南のセントラルバスターミナルからは約3時間です。
「ソウル旅行の延長で行く」というのはスケジュール的に無理がありますが、最低でも丸1日とっていただくことにより、日帰りでも行って帰ってこれる場所です。
もちろんMAMAMOOのフィインとファサの出身地であるというだけでなく、1930年代に形成された全州韓屋村で連なる屋根は壮観。この街で韓国の伝統衣装を着て写真を撮ったり、付近では名物の全州ピビンパを味わうこともできます。
さらに少し離れたところにはマッコリタウンがあり、マッコリとともにお膳を埋め尽くすほどのをおつまみを満喫できます。可能ならば、全州で1泊してグルメとお酒を堪能してみるとより楽しめるでしょう。
フィインとファサは同じ中学校出身
フィインとファサの出身中学は、全州聖心女子中学校（전주성심여자중학교）。全州韓屋村の近くに位置しています。
2019年10月に人気バラエティ「私はひとりで暮らす（나혼자산다）」で、全州ロケを行い、当時の制服姿で出演しています。中学時代の制服がそのまま着られるほど、体系維持していることもまた驚きなのですが……。
2人の出身となる街の様子を探っていきます。
フィイン（휘인）－全州・完山区三川洞
フィインという名前は、漢字では「輝人」と書きますが、これは漫画の主人公からとった名前なのだといいます。
フィインの出身地は全州市完山区の三川洞（삼천동、サムチョンドン）。この三川洞は「マッコリタウン（막걸리타운）」として有名な場所。
マッコリタウンでの飲食は、全州の食文化のひとつ。マッコリをやかんで注文すると、おかずはぜんぶ無料！という驚くべきシステムの居酒屋が集まる場所が全州にはいくつかあります。
三川洞は居酒屋街とはいえ、特に繁華街といった印象は感じられず、ふつうの住宅街に同じような店が何軒も並んでいる、といった場所です。最近ではカップル用のセットを用意する店もあったりするのだとか。
全州のマッコリタウンについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ファサ（화사）－全州・完山区全州客舎通り付近
ファサ（화사）のルックスを見ると、韓国人離れした印象さえ感じられますが、本名は安恵真（안혜진、アンヘジン）といい、韓国人そのものです。
彼女の出身地も同じくフィインと同じ全州市。どこに住んでいたかは彼女の話のなかから明らかになったようで、全州屈指の繁華街・全州客舎通り（객사길、ケクサゲル）のあたりだといわれています。これはフィインと同じく完山区にあたります。
この客舎通りは全州市外バスターミナルと全州韓屋村との間くらいに位置しており、近くには全州国際映画祭のJIFF映画通りがあるなど、全州の中心街となっています。
全州は地方からの観光客にも人気
全州はここ10年のあいだで全州は韓国人の間でも人気の観光地となったほか、テレビ番組の「孤独のグルメ」でも全州でロケが行われるなど、韓国地方旅の代表的な町として、日本でも注目されてきています。
そんな全州はMAMAMOOのメンバー、フィインやファサの出身地だということも、ぜひ頭に入れておいていただければと思います。
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吉村剛史（よしむら・たけし） 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区＝東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験（TOPIK）6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール
