馬場洞


馬場洞(マジャンドン)はソウル・城東区の町。地下鉄5号線の馬場駅や地下鉄2号線の龍頭駅が最寄り。馬場洞の地名の由来は、朝鮮時代からこの地に養馬場があったことが由来とされる。東大門区との境界には清渓川(チョンゲチョン)が流れている。

また川沿いにある清渓川文化館では、河川を復元するという大工事を行った清渓川の歴史の展示などが行われる。馬場洞畜産物市場があり、ここでは首都圏で流通する食肉の60%が取引される。ここでは特殊部位が手に入りやすいのが特徴である。

市場で肉を購入して市場内のセルフ式焼肉店で焼肉を食べることもできるほか、焼肉店が並ぶ焼肉横丁もある。

●馬場洞畜産市場の歴史

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【過去の馬場洞畜産物市場~セルフ式焼肉店「コギインヌンマウル」階段】

佐野良一 著『華麗なる朝鮮王朝』(P168)の清渓川の記述では、馬場洞畜産市場の歴史を知る手がかりが見られる。朝鮮王朝第3代太宗(テジョ)の時代には、現在の乙支路3街に隣接する水標橋付近では牛馬市が開かれていたという。

この辺りの川岸は朝鮮時代から城内庶民たちの洗濯場として賑わい、水の汚れる牛馬市は嫌われて、徐々に下流へ押しやられ、ついには東大門を出て、今の馬場洞辺りへ移ったようだ。ここには現在も有名な精肉市場がある。(佐野良一 『華麗なる朝鮮王朝』P168より引用)

この牛馬市が畜産市場へと発展していくきっかけになったということがわかる。「嫌悪施設」とみなされるところは、ソウル城郭内にはいられなかったと推測できる。江戸の屠刹場が「鬼門」とされる方角にあったことにも共通点があるのだろう。

アクセス

地下鉄5号線馬場駅、地下鉄2号線龍頭駅

文:トム・ハングル(吉村剛史)公開:2014年07月06日 改:2016年12月22日

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