扶余
扶余(プヨ)は忠清南道南部に位置する郡。百済最後の都「サビ」があった都市で、遺跡地として当時の仏教文化を伺い知ることができる。6世紀に建立された定林寺や、武王の代に庭園として造成され韓国最古の人工池である、宮南池(クンナムチ)がある。街の北側にある扶蘇山城(プソンサンソン)は538年に聖王が築いた山城だが、660年に唐・新羅の連合軍に攻め込まれたが、落花岩とよばれる崖から節操を守るため多くの宮女たちが飛び降りたといわれる。名物料理は蓮の葉ご飯(ヨンニッパプ)で、包みを開くと蓮の葉の香りがふわりと広がる。宮南池では毎年7月に扶余薯童蓮祭りが開かれる。
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