冬だからこそ湯気のある食べ物を!
吉村剛史(トム・ハングル)
2014/01/16 改:2016/08/02
最近、ネタを探ろうとして写真をパソコンのなかから探し出すのですが、夏のキンキンに冷えたビールジョッキや水冷麺の透き通るようなスープを見たら寒くなって震えてしまいました。
やはり、冬は暖かいものを食べたい!ということで湯気のある食べものの写真を2枚だけ見ていきたいと思います。
●湯気のある風景はどんなものがある?
・温泉地からでる湯けむり
・寒い日に川から上がる白い蒸気
・マンドゥ(餃子)の蒸し器
・露店
・鍋料理
ちなみに「湯気」は韓国語で김(キム)といいます。意識しない限りはあまり勉強して覚える単語でもない気がします。
●鴨の卵からふんわり湯気
いろいろ思いつきますが、まず最初は、鴨の卵です。韓国語で오리알(オリアル)といいます。
ソウルの市場でも売られていることがありますが、私はとある地方の温泉地のようなところの売店で見ました。鶏卵よりも一回り大きいビックサイズ。下から湯気がふんわりと上がってきて、見るからにひとつ食べたくなってしまい、ついつい買ってしまいました。
●フグのスープ
韓国・釜山からバスで一時間半、南海岸沿いの慶尚南道・統営(トンヨン)。こちらは牡蠣(カキ)で有名な場所でもあり、あちこちで統営産のカキが売られています。一方でフグの店も多いのです。こちらは복국(ポックク)。フグのスープです。湯気がふわふわと立ち上っていますが、器にはたっぷりのフグが入っています。
たった10,000ウォンという値段で、たっぷりのフグが入っていて食べごたえがあります。朝から営業している店が多く、朝食メニューでもあるのです。比較的冷え込んだ朝に、港近くの食堂に行って、湯気がふわふわあがったフグのスープを食べてみたら、一日のパワーが得られることでしょう。
たった2枚の写真でしたが、それぞれ冬にふさわしく、湯気のある食べものをご紹介しました。
- 韓国旅行に役立ちそうならシェア→
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール