原州・春川で注目のベーカリー!~ラトゥリエキムガ

ソウルからの日帰り旅コースにも最適な原州と春川に、話題のベーカリーがあると知り、江原道に出かけた際に立ち寄ってみることにしました。

原州(ウォンジュ)と春川(チュンチョン)は、江原道の代表的な都市で、ともに人口が30万人前後。江原道の「原」は原州のことですし、春川には江原道庁があり、どちらもソウルから電車や高速バスで、約1時間半かかります。


[原州駅]

鉄道ならソウル・清涼里駅からが最も分かりやすいでしょう。春川へは京春線の特急列車ITX-青春、または通勤列車(上鳳駅からも)、原州へはムグンファ号に乗車します。

白馬の王子・王女様(車を保有した恋人)がいる方は、日帰りドライブでも無理なく行けるエリアです。

●韓国のベーカリー事情
最近の韓国のベーカリー事情をみておきましょう。韓国では2013年、中小のパン店の経営を圧迫させていた大手パンチェーン店の出店に規制がかかります。それとともに街のパン店が息を吹きかえし、一方では外資のベーカリーも参入するようになるのです。


[左:街のパン店、右:大手チェーン(イメージ)]

かつて日本から韓国へ訪れる人たちには、韓国のパンの味は不評でした。しかし最近では、カフェとともに洒落た雰囲気のパン店が増え、パンの味も確実にアップしているのです。

●パン工場 ラトゥリエキムガ(빵공장 라뜰리에김가、 L’ATELIER Kimga)
今回紹介する「パン工場・ラトゥリエキムガ」という店は、春川のドライブコースとして知られる「九峰山展望台カフェ通り」にあるお店。こちらが一号店で、人気が高まり原州には2号店をオープンさせました。

春川のお店は、白馬の王子・王女様がいない方にはおすすめしにくい場所のため、今回は原州の店に出かけることにしたのです。


[雉岳山国立公園の山々を望む]

原州駅からは市内バスに乗って、約30分。中心市街地からは約5、6キロ離れた原州市の郊外。原州、横城にまたがる雉岳山(チアクサン)を望みます。雉岳山は首都圏とも近い場所柄、週末になると登山客でにぎわいます。

「杏邱水辺公園(행구수변공원)」というバス停で下車すると、そこは杏邱(ヘング、행구)洞という町。漢字だと「杏子の丘」という意味になるのですが、実際近くには杏子の木が多いのだそう。

そこから300mほど戻った道路沿いに、「パン工場 ラトゥリエキムガ」という店があります。

お店の外はガーデニングされた庭。植木鉢には花が植えられ、ちょっとした小物などがおかれています。お店の周りのデッキを歩いていき、ずっと奥までいくと入口の扉があります。

店内は広々としており、お客さんが多くても余裕があります。この日は雨でしたが、天気が良ければ外のデッキで過ごすのも気持ちがよいことでしょう。

コーヒーを飲みつつ、江原道の風にあたりながら語り合ったり、ひとりでじっと過ごすのも幸せな気分に浸れるはず。

お店の入口あたりには、様々なパンやケーキ、タルト、マカロンなどが並んでいて、そこから選んでトレーに乗せ、お会計を済ませます。パンの材料もこだわりの素材を使っているようです。

店員の方に人気商品を訪ねてチョイスしたのは以下の2種類。

「天使の卵(チョンサエタルギャル、천사의 달걀、7,000ウォン)」。ケーキのように厚めのスポンジ。中央に切れ目が入っていて、そこにクリームがたっぷり。

中央にはイチゴ、羽のようにホワイトチョコがのっています。シュークリームのふたのように、クリームをすくいあげてみました。ほどよい甘さがお口に広がります。

もう一つが「ガーリックポテト(ガルリクポテイト、갈릭포테이토、7,000ウォン)」。こちらはパイ生地の中央に、小さなジャガイモがひとつほどでしょうか、どっしり感アリ。口のなかに広がるガーリックのお味、冷めていてもホクホク感ある美味しいポテトです。

韓国のベーカリーのパンは、ひとつひとつが大きめにできていて、それなりのお値段ではあります。ひとりで食べるには十分すぎる量。

白馬の王子・王女様とシェアして食べたら、きっと素敵ではありませんか。(遠い目

お友達同士とでもよいでしょう。もちろん一人でも。やはり一人では食べきれず、半分持ち帰りました。持ち帰り用のビニールも用意されています。

☆ラトゥリエキムガへのアクセス
住所:江原道原州市杏邱路314(강원도 원주시 행구로 314)
営業時間:10:00-22:40
8番、13番、81-1番バス利用。原州駅からは81-1番バス利用。
杏邱水辺公園下車

●お店の隣には水辺公園
最寄りのバス停のすぐそばには、杏邱水辺公園があります。小さな貯水池ですが、噴水があり、夜になるとライトアップもされます。夏には子どもが水遊びしたりと、憩いの場になっているようです。晴れた日には食後の散歩にも最適。

在韓の方は子連れで出かけたり、デートやドライブで出かけたりするにもよいのではないでしょうか。日本から訪れるなら、市場にも訪れてみましょう。原州の今ホットなスポットをお伝えしました。



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トム・ハングル
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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