ソウル風物市場の「青春一番街」でレトロなPHOTOを!~韓国の学ランを着てみよう
吉村剛史(トム・ハングル)
2018/12/15 改:2019/05/14
ソウル地下鉄1号線・東大門駅からはわずか2駅の、新設洞駅9番出口から徒歩5分のところにあるソウル風物市場(서울풍물시장、ソウルプンムルシジャン)。
この市場は建物のなかにありながら、フリーマーケットのように古着やビンテージ品、骨董品、工芸品、中古品などが販売されています。実際にココヘ出かけてこれらを見ると、価値が分からない人にとってはガラクタ以外の何物でもないという印象を受けます。参考:韓国の蚤の市(フリーマーケット)を探索!~東廟&新設洞・ソウル風物市場
清渓川の蚤の市が立ち退きになった場所
ソウル風物市場の創立は2008年。もともとは高架道路で塞がれていた清渓川沿いで商売をしていた人たちが立ち退きにあい、この一か所に集められたものです。
ここには観光客が体験できるプログラムもあり、無料で工作を楽しめたりもするのですが、東大門からも2駅とさほど離れていないエリアにありながら、観光客にはさほど目立たない存在だったように思います。
もともと客層は中高年男性、とくに高齢者が多いといった印象でしたが、このソウル風物市場の2階の一角に「青春一番街(청춘일번가、チョンチュンイルボンガ)」というPHOTOスポットができ、2017年の初めあたりから若者たちが訪れる場所として人気を集めています。
ここ最近の注目は「青春一番街」
青春一番街は、1960年代を再現したテーマ通り。レトロな商店街が作られています。入口には理髪店があり、実際に髪を切ってもらうことも可能。カットや毛染めは5000ウォン(約500円)。
[青春一番街の入口と理髪店]
通りはまるでドラマのセットのように作られていますが、お店では昔ながらの喫茶店のほか、小物などが販売されています。
[写真左側はセットとして用意されている「青春写真館」]
そのなかでも目玉は写真を撮るためのセットとして用意された写真館。ここでは学ランや学生帽などの衣装を自由に借りることができ、この通り内で写真を撮ることができます。撮影は写真館の中でもよいですし、向かい側にある貸本屋でとってもOK!
実際に私が撮ってきた様子が下の写真。三十路を過ぎた男性が学ランを着て、ひとりで写真を撮っている様子には、カップルで来ていた男性のほうから奇異の目で見られましたが、意外とイケるでしょ!
もちろん女性が着てもOK!むしろ学ランを着て写真を撮るのは、女性のほうが多いのではないでしょうか。
少々乱暴な言い方をすれば、ガラクタ市ともいえるソウル風物市場。その一角にある「青春一番街」で昔の学生服を着て写真撮影にチャレンジしてみれば、きっと良い記念になるはずです。
- 韓国旅行に役立ちそうならシェア→

吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール