ハングルの名前・地名


韓国語の勉強を始めたばかりの方や、韓国旅行に出かける方は、ハングルで名前を書いてみたくなるもの。しかし韓国への入国書類や、長期滞在時のビザ取得など、公的書類はローマ字で表記するのが基本です。

しかし、現地の交流会に参加して自己紹介をしたり、ネームプレートを書いたりするとき、にはハングルの名前が書けたほうがよいでしょう。きっとハングルで名前を書けるだけでもコミュニケーションの幅が広がるはず。

また、韓国人観光客を迎え入れるときなど、人名や固有名詞に関してはハングル表記が親切です。ここではハングルで名前や、日本の地名を表す方法をご紹介します。
ハングルの表記

ハングルは「ひらがな、カタカナ」のように表音文字であり、発音規則の例外を除き、基本的には表記した通りに発音します。子音と母音の組み合わせで文字を作るため、ローマ字のような感覚でルール通りに表記できるため、だれでも簡単に書くことができます。

実際には子音と母音に加え、日本語にはない「終声(パッチム)」と呼ばれるもう一つの子音を入れることで、ひとつの文字を作ります。しかし日本語には子音で終わる言葉がありませんので、名前を書く際にはあまり意識しなくて構いません。

※ただし「っ」や「ん」などの撥ねる音がある場合にはパッチムを使います。

ひらがな・ハングル対照表

日本人の名前はハングルの対照表にあわせて書けば、簡単に表記することができます。対照表通りに書いてみましょう。

【ひらがな・ハングル対照表】   
☆清音
아-あ/이-い/우-う/에-え/오-お
가-か/기-き/구-く/게-け/고-こ(語頭)
카-か/키-き/쿠-く/케-け/코-こ(語中)
사-さ/시-し/수-す/세-せ/소-そ
다-た/지-ち/쓰(츠)-つ/데-て/도と(語頭)
타-た/치-ち/~/테-て/토-と(語中)
나-な/니-に/누-ぬ/네-ね/노-の
하-は/히-ひ/후-ふ/헤-へ/호-ほ
마-ま/미-み/무-む/메-め/모-も
야-や/유-ゆ/요-よ
라-ら/리-り/루-る/레-れ/로-ろ

와-わ/워―を/ㄴ-ん

☆濁音
가-が/기-ぎ/구-ぐ/게-げ/고-ご
다-だ/지-ぢ/즈-づ、ず/데-で/도-ど
바-ば/비-び/부-ぶ/베-べ/보―ぼ

☆半濁音 파-ぱ/피-ぴ/ 푸-ぷ/페-ぺ/포-ぽ

☆拗音
차-ちゃ/ 츄-ちゅ/쵸-ちょ
자-じゃ/ 쥬-じゅ/죠-じょ

※「か」「た」行は語頭では前者(左側)の文字を使い、語中では後者(右側)を使う。「ただあき」→다다아키
※「つ」は 쓰が基本だが、츠と表記する人が多い。
※「ん」のㄴは、文字に終声としてつける。「こんどう」の場合、「こん」は곤となる。
※ 伸ばす音は表記しない。例「おおた」→오타
※ はねる音の「っ」は、終声ㅅであらわす。「にった」→닛타

「つ」と「ざ」行の発音
ハングルで書く日本人の名前
ハングルで書く韓国人の名前
ハングルはどの音にも対応!?

韓国人のなかには「ハングルが世界のどの音にも対応している」と考えている人もいるほどです。実際にハングルは日本語以上に音が多く、似た音を表記することは可能です。

しかし日本語の「つ」や「ざ」行を正確に表記するのは難しく、必ずしも万能であるわけではありません。私たち日本人はハングルの対応表にあてはめて名前を記入します。

トム・ハングルのワンポイント
ハングルの日本語表記に関しては、決められた規則があるとはいえ、それほどこだわる必要はありません。学校や塾の試験の際には正確に記す必要がありますが、自己紹介に使う場合は、実際に発音に近いものを選ぶとよいでしょう。

文:トム・ハングル(吉村剛史)公開:2016年08月22日 改:2016年10月26日

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