シアホットクの進化形!ガスバーナー焼の蜜チーズホットク!
 2014/09/30 吉村剛史(トム・ハングル)

ホットク(호떡)といえば、韓国の屋台おやつとしての定番。1つ500ウォン(50円)ほどで売られていて、街中で気軽に食べることができます。最もポピュラーなものは、黒砂糖やシナモンが生地に包まれて焼かれているもの。変わり種商品としては、南大門市場の野菜ホットクや、釜山・南浦洞のナッツ類をまぶしたシアホットク(シアッホットク)が有名です。

私は甘いものよりも、食事になるようなものが好き。総菜パンのように春雨が入った南大門市場の野菜ホットクが一番のお好み。新大久保のコリアンタウンでホットクを買うときも、チーズホットクを選ぶくらいですから・・・。それはさておき、今回はシアッホットクの進化版とも思える、一風変わったものを見つけたので、ここで紹介しておきましょう。

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ソウル・望遠洞の街並み

●クルチーズホットク(꿀치즈호떡)
ある休日の昼下がり、昼食もとらずに弘大の西側に位置する望遠(マンウォン)洞を歩いていたところ、ホットクのお店を見つけました。とりあえず小腹を満たそうと、立ち寄ったのです。もちろんハングルで書かれた”꿀치즈호떡(クルチーズホットク)”の文字がありました。

チーズホットクが好きな私にとっては、なかなか嬉しい。1個1,500ウォン。ふつうのホットクからすると少々高めですが、時代は円安とはいえ、旅行なのでこのくらいは気になりません。さっそく注文!

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するとお店の方は、鉄板の上でホットクを温めなおし、生地をステンレスの皿にのせ、ホットクの真ん中をくり抜きました。シアホットクならば、ここに「種」を入れますが、そこに乗せたのはチーズ。ピザ用のチーズのように、短冊型に切られたものをたっぷり。

●最近の屋台フードは「見世物」的要素あり!?
そして次の瞬間、驚くべきことが・・・。なんと、ガスバナーでチーズを溶かし始めるではありませんか!ホットクにガスバーナーを使うという熱烈パフォーマンス!すかさず「写真を撮らせてください」とお願いして、カメラを構え、しっかりカメラに収めてきました。このところ、観光地を除いても屋台フードにパフォーマンス性や見世物的なものを感じる気がします。

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チーズの正面がだんだんととろけていきます。白いチーズがちょっと黄色みがかった感じ。ぐつぐつと粘り毛が出てきます。そして、ホットクは紙コップに。食べてみると甘いホットクの生地と、とろけたチーズの味のハーモニー。甘味とチーズを一緒に味わう、というのは何か新鮮な気分でした。

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韓国でのホットクの歴史はやや古く、1880年代にやってきた中国商人たちから伝わったもの。つまり130年の歴史をもつロングセラー。スタンダードなものももちろん美味しいですが、このようにアレンジした新しいホットクがどんどん生まれてきても面白そうですね。

トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
・生地をジューっと焼く様子に最も食欲をそそられるのがホットクです。
・「このホットク珍しいですね~」と私が興奮して写真撮っていたら笑われました。
・一個1,500ウォン(150円)というと、ウォン高に加え物価上昇をじわじわと感じます。



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。31歳。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破するなど、地方にも関心が高い。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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