おうちで味わう江原道の特産品3選~おみやげにいかが?
 2017/11/06 吉村剛史(トム・ハングル)

韓国に出かけたとき、意外と悩むのがおみやげ。職場の同僚や友人に配るとすれば、スーパーや市場でお菓子や海苔を買い込んで配る人が多いのではないでしょうか。最近ではキャラクター商品も人気があるようです。

日頃の感謝を込めてまわりの人に配るおみやげは、ソウルや釜山、空港で手に入れればよいでしょう。ですが、江原道に出かけたら、自宅で気軽に味わえる特産品を購入してみませんか?調理方法もそんなに難しくないものばかり。

平昌五輪の観戦に行かれる方も、ご当地おみやげは要チェックです!

●イカ(오징어、オジンオ)
韓国の東海岸といえば、イカが名物。江原道近海や、鬱陵島周辺にはイカの漁場があり、港には電球をたくさん纏ったイカ漁船が停泊しています。


[停泊するイカ漁船]

束草では「イカめし」のような食感のオジンオ・スンデ(오징어순대)が有名ですが、東海岸全体ではイカ刺身の冷製スープともいえるオジンオ・ムルフェ(오징어물회)が名物。

第11回目の記事でご紹介した東海市・墨湖(ムコ)港はイカ漁港として有名です。近年は漁獲量が下がっているとも聞いていますが…。

江原道の市場に出かけると、乾物店が多く集まる路地には、干しイカがたくさん吊るされています。サイズにもよりますが、写真のものは20,000ウォン(約2,000円)。大きいので持ち帰るのはちょっと大変そう。


[コチュジャン&マヨネーズ]

日本に持ち帰ったら、適当なサイズにカットして、オーブントースターやグリルで焼きましょう。日本式に醤油マヨネーズで食べても良いですが、コチュジャンマヨネーズで食べるのが韓国流です。

言うまでもなく食べ方は人それぞれなので、お好みで!

●コンドゥレナムル(곤드레나물)
江原道の各地を訪れたなかで、印象的な食べものの一つがコンドゥレナムル(곤드레나물)を使ったごはんでした。コウライアザミという山菜と一緒に炊いたご飯で、江原道・旌善(정선、チョンソン)周辺の名物です。旌善五日市(第9回目記事)


[江原道の市場で売られている山菜]

コンドゥレナムルは、市場の露店ではビニールひもで縛られて売られていますが、特産品コーナーでは乾燥した山菜が袋詰めで売られているので、日本に持ち帰る場合はそちらをおすすめします。

金額はお店によってもまちまちですが、50gで5,000ウォンほど。市場で袋詰めされているものでは、1袋10,000ウォン(約1,000円)のように、きりのよい金額に合わせて売られています。ぜひひとつ買って帰りましょう!


[特産物として販売されているコンドゥレ]

江原道では、ほかにもオタカラコウ(곰취、コムチュィ)」や、ハナウド(어수리、オスリ)」などのような山菜が売られています。これらは南隣の慶尚北道にもありますが…。

・コンドゥレご飯を炊いてみる
袋から乾燥したナムルを取り出し、ボウルのような容器に入れ、20~30分ふやかしたあと、といだお米の中に入れて、炊飯器で炊きます。

ご飯を炊いている途中も、炊飯器からふわっと湯気があがり、そこからコンドゥレナムルの香りが漂ってくるのです。

以下の写真は、実際にコンドゥレの本場・旌善(チョンソン)で食べたもの。

ご飯には醤油やごま油や、ネギ、ニンニクなどを混ぜて作った薬味醤油(ヤンニョムカンジャン、양념간장)をかけてご飯をいただきます。


[薬味醤油(양념간장)]

ほっかほかのご飯を、ナムルと香りを楽しみながらいただきましょう!

●ファンテ(황태)
ファンテ(황태)とは、スケトウダラの干物。東海岸で水揚げされるスケソウダラ(ミョンテ、명태)を冬の寒い中で吊るして干します。夜間は凍らせて、昼間は解けて、というのを繰り返したもの。

このファンテの身だけを割いたものが、ファンテチェ(황태채)。分量にもよりますが、市場では200gで10,000ウォンほどで販売されています。


[ファンテチェ(황태채)]

・ファンテはおつまみに最適!
醤油やコチュジャンなどで和えてムチム(무침)にしたり、豆もやしなどとともにスープの具材として使うのが最も一般的ですが、手軽なものとして紹介されるのがバター炒め。


[ファンテチェのバター炒め]

フライパンの上でバターを熱し、軽く炒めるだけなので簡単!自宅でも気軽にチャレンジできます。ビールのおつまみとしていただきましょう。

●ぜひ一度は買って持ち帰ってみて!
今回はおみやげにできる江原道の特産物を3つピックアップしました。市場に出かけても「持って帰れない」「持ち帰ってもどうやって食べるかわからない」という方もいらっしゃるはず!

ぜひ次の江原道旅行の際には、日本に持ち帰り、江原道の特産物を味わってみてください!



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。31歳。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破するなど、地方にも関心が高い。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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