コンビニコーヒーは夏の風物詩
 2014/08/03 吉村剛史(トム・ハングル)

梅雨明けした7月下旬から8月上旬のこの時期、日本も韓国も最も暑い時期を迎えます。日本では土用の丑にウナギを食べるように、伏日(ポンナル)に滋養食、とりわけ参鶏湯(サムゲタン)を食べる、というのは日本でもだいぶ知られるようになってきました。

この時期、ソウルを旅すると滝のように汗が流れ出てきます。東京や大阪よりはいくらか涼しく乾燥していますが、近年はかなり蒸し暑くなっています。今回は、参鶏湯以外にも現代的な夏の風物詩、といえるものを取り上げてみることにします

冷たいものが欲しくなり・・・

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夏の暑い時期の韓国旅行。街を歩いていると暑さに負けて冷たいものが欲しくなり、ついついコンビニに入ってしまいます。お目当てはコンビニコーヒー。メーカーによっても異なりますが、値段も1000~1,500ウォン(約100~150円)と手頃です。

日本でも昨年からセブンイレブンがコンビニコーヒーをはじめレジの横にはマシンが置かれていますが、韓国では従来からリキッドタイプでした。種類はコーヒーだけでなく、アイスティーもあります。

まずはリキッドを選びレジに持っていき購入すると、あらかじめ冷凍庫に入った氷カップをもらえます。もしくは自分で冷凍庫から取り出します(氷とコーヒーが別料金になっているところも)。そして、その氷の中に自分で液体を入れて飲むのです。

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氷に液体を入れる瞬間、その冷たさから白い霧がふわっと湧き上がる様子を見ると「やっと冷たいものにありつけた」という幸福感に浸れます。しばらくするとプラスチックのカップのまわりには、結露のようにたっぷりと水滴がついてきます。カップが汗をかくように、ぽたぽたと冷たい水が地面に落ちます。

安いだけでなく、今年は健康茶まで・・・

さて、夏の韓国旅行ではオアシスとなるコンビニ。果たして韓国人たちはどのように利用しているのでしょうか。今年(2014年)4月27日付の韓国の新聞社、ソウル経済にはこんな記事がありました。

“김대리의 카페는 ‘편의점’이다”
회사원 배지윤(29)씨는(・・・중략・・・) 커피전문점 대신 편의점을 찾는다. 편의점에서 판매하는 아이스 커피의 가격은 1,200원. 유명 커피전문점 커피 한 잔 가격으로 넷이서 커피를 마실 수 있기 때<문이다.(・・・중략・・・) 아이스커피는 물론 1,000원짜리 헛개수차, 오미자차, 아사이베리 등 건강음료까지 망라했다. (ソウル経済/韓国語 2014年4月27日)

訳)キム代理のカフェは’コンビニ’だ。会社員ペ・ジユン(29)さんは(・・・中略・・・)コーヒー専門店の代わりにコンビニを探す。コンビニで販売しているアイスコーヒーの価格は1,200ウォン。有名コーヒー専門店のコーヒー1杯の価格で4人でコーヒーを飲めるからだ。(・・・中略・・・)

アイスコーヒーはもちろん1,000ウォンのケンポナシ茶、五味子茶、アサイーベリーなど健康飲料まで網羅した。

簡単にまとめると、値段の高い大手チェーンのカフェを利用せずに、値段の安いコンビニを選ぶ人もいるということ。そして今年の夏はコーヒー以外のラインナップも充実させ、健康飲料のたぐいも販売されている、ということです。健康茶はやはり中高年層がターゲットのようで、業界は幅広い世代を取り込もうとしていることがわかります。

韓国のコンビニには店内または店の外で食事ができる、いわゆる「イートイン」が発達しています。最近日本でも増えてきた、という情報をいただきましたが、韓国では一般的です。店内に椅子が置いてあれば、涼しいなかで値段も安くひと休みできるのは、嬉しいところです。

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私たち旅行者にとっては、韓国のコンビニに入ってみたときにバリエーションが豊富だと、なんとなくウキウキするもの。コーヒーや紅茶だけにとどまらず、日本ではあまり馴染みのない健康飲料にもチャレンジしてみたいものです。ちなみにケンポナシ茶は肝臓に良く、アサイーベリーは目にも良いそうです。

夏休みの季節、韓国の旅の途中、ふと休みたくなったときは、コンビニに立ち寄っていろいろ眺めていると、面白い発見があるかもしれません!

トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
・日本でも始まったコンビニコーヒー、韓国ではリキッドタイプです。
・今年は健康茶も取り込み、人気の五味子茶も手軽に飲めそうです(味が気になる?)。
・コーヒーショップの4分の1の価格なので、気軽にごちそうできます。
・万一、入れるときにこぼすと、店員さんは露骨に嫌がる顔をするでしょう(笑)



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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