冬に食べたいC級グルメ
 吉村剛史(トム・ハングル)
 2014/01/07 改:2016/07/06 

きょうのお題は韓国で「冬に食べたいC級グルメ」です。韓国料理は鍋料理が多く、冬にぴったりのアツアツな食べものは
いくらでも思い浮かぶことでしょう。

でもきょう紹介するのは、なかなか思い浮かばない韓国料理。旅行で食べたとしても忘れ去られてしまうものを挙げてみましょう。まずはオデンタン(練り物のスープ)。韓国でオデン(오뎅)とは魚の練り物全般のことを指します。もちろん日本語由来です。

屋台で買うオデンもおいしいですが、私はそのスープが好き。透明のスープなのに、ぴりっとくるのは青唐辛子を一緒に煮ているからなんですね。

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写真は居酒屋メニューのオデンタン。韓国ではお酒のアテに汁物を食べたりしますが、寒い日に温かいお店のなかで焼酎を飲み、オデンタンを食べると生き返るような気分に。

さて、もう一つはテジモリクッパプ(豚の頭の肉のぶっかけご飯)。テジ(되지)=豚、モリ(머리)=頭、です。焼酎やマッコリのつまみとして、ゆでたモリコギ(頭の肉)を食べるのもおいしいのですが、私はこのクッパを食べると、夏も冬も乗り越えられそうです。

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肉には脂分があって柔らかいながらも、身が締まっていて、しつこさを感じさせません。もちろんスープもさっぱり。お好みで塩コショウ、タデギといわれる辛みをくわえて食べます。ただご飯にスープをふくみボリューム満点で、肉とご飯でずっしりとお腹にたまります。

市場や、裏通りの食堂で食べられるメニュー。仁寺洞のタプコル公園の裏手では3000~4000ウォンで食べられます。
なぜC級か?ということですが、旅行ではあまりお目にかからず、知る人ぞ知る。しかし知っていてもあまり好んで、わざわざ食べに行ったりしない、という意味でこの2つをピックアップしてみました。




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