韓国のアイスクリーム大図鑑
吉村剛史(トム・ハングル)
2013/09/15 改:2013/09/15
猛暑の夏も終わり、だんだんと秋に近づいているこの頃。ソウルもこのころになると、だいぶ爽やかになってくる時期ですが、それでも日中はまだアイスが美味しく感じられることでしょう。
そこで今回は、韓国で発見したアイスクリームをご紹介します。まず最初は伝統的なお店や伝統茶カフェ、ギャラリーが林立する仁寺洞(インサドン)から!下の写真は、仁寺洞の入口の屋台で見かけた「ワンプル(왕풀)」
韓国の屋台おやつ、ワプル(와풀/ワッフル)にアイスクリームがはさまれています。「ワン(왕)」は漢字で書くと、王様の「王」。「すごい、大きい」という意味で使われます。それにワプルの「プル(풀)」をとってつけたから、「ワンプル」ということでしょう。
大ぶりのアイスがはさまれて、たっぷりのボリュームで2,000ウォン。ワッフルの生地が厚めなので、すぐにおなかいっぱいになってしまいました。
そして同じく仁寺洞。こちらは話題沸騰中の杖菓子(チパンイクァジャ)にアイスを詰めたものです。もともとは杖菓子だけで販売されていましたが、昨年の夏に登場しました。
なんと特許まで取得し、2013年6月には仁寺洞のメインストリートにショップを開店。仁寺洞の名物お菓子のひとつ、としてこのまま定着しそうな勢いです。価格は3,000ウォン。
杖菓子のサクサク感とコーンの部分に徐々にしみこむアイスのハーモニー。そして食べても手が汚れにくいのが良いところ。がぶっとかぶりついてみるといいかもしれないですね。
そしてこちらは、明洞(ミョンドン)に何度も足を運ばれている方はご存知のはず。私が初めて韓国に行った5年前の写真を思いっきり拡大してみたので画質が荒いですが。
なんと32cm、という超ロングサイズで売られているソフトクリーム。5年前は1,000ウォンで販売されていて、安い!と思ったのですが今は2,000ウォン。その時と同じ店かはわからないのですが、物価は全体的に上昇中です。ちなみに、地方では釜山の海雲台(ヘウンデ)でも販売されていました。
そして次は鷺梁津(ノリャンジン)。ここは水産市場で有名な場所ですが、ソウル旅行のリピーターの方でも意外に行かれたことがない人もきっと多いのではないでしょうか。
公務員試験など各種試験の予備校街になっていて、勉強に励む学生たちがたくさんいます。そのためボリュームの多いお店や屋台が多いのが特徴です。
そこで見つけたのが、ポンティギアイスクリーム(뻥튀기 아이스크림)1,000ウォン。作るときに「ポン」という破裂音がする、ポン菓子がありますが、それにアイスクリームを挟んだものがこれです。
最中アイスや上で紹介したワプルよりも柔らかく、さくっとした感覚が楽しめます。この写真をうまく撮ろうと、何回もシャッターを切っていたら店員さんに話しかけられました。注意されるのかな、と思いきや、作っているシーンも撮るようにいわれました。
「特許取らないんですか?」と聞いたら、そんなのいらないよ、とおっしゃってましたがブログで紹介してね、とは言われました。
鷺梁津駅の向かい側、ハナ銀行横の路地を入って100mくらいのところにあります。オデンチョングク(오뎅천국、オデン天国)です。
さて、最後はこちら。マクドナルドやロッテリアで販売されているアイスクリーム。ミニサイズですが、ちょっと食べたいときにはこれで十分。価格も500ウォンです。
人によって巻き方が多少違うので、サイズの差がまちまちだというときもありますが、スタンダードなソフトクリームです。ショッピングの合間にでもいかがですか?
※屋台フードに関心のある方はこちらもご覧ください!
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール