統営(トンヨン)が「2016年今年の観光都市」に!
吉村剛史(トム・ハングル)
2014/05/22 改:2016/07/06
今月(2014年5月)7日に韓国観光公社のホームページでも紹介された「2016年今年の観光都市」。そのひとつに慶尚南道・統営(トンヨン)が選ばれました。ほかに選ばれたのが忠清北道の堤川(チェチョン)、茂朱(ムジュ)です。2016年今年の観光都市(韓国観光公社)
統営は釜山の西部ターミナルからバスでおよそ1時間半。韓国のなかでも「東洋のナポリ」ともいわれて、景色が美しい港町のひとつ。閑麗水道ケーブルカーに乗って、弥勒山に登ると韓国の南海岸特有、リアス式海岸の絶景!これがほんとうに美しい!ぜひ一度訪れていただきたい都市です。
統営は海洋性気候で、比較的夏は涼しめで冬は暖かいといわれています。私はここを2度訪れ最初の時期は7月だったのですが、とても爽やかな風が流れてきてわりと過ごし安かったのを覚えています。他にも「海」の資源を存分に生かした観光スポットがあるので、時期をみて、また紹介したいです。
おまけのもう一枚は昨年3月に訪れたときに食べた、「ポックク(복국)」とよばれる「フグ鍋」。これもまた肉厚でおいしい。旅客船ターミナルの近くに、朝食の時間帯から営業するふぐ料理店が並んでいます。フグ鍋は10,000ウォン。
たったの日本円にするとたったの千円で贅沢にもたっぷりのフグを入れてくれます。ここでは牡蠣も有名で、おかずには生牡蠣もついてきました。熱々で湯気が上がっているのをみるだけでも目が覚めてきそうです。
<韓国旅行ひとこと>
観光都市に選ばれた茂朱(ムジュ)は初夏にホタル祭りが開かれます。こちらはとっても小さな田舎町という印象でしたが、韓国の秘境を旅したい方にはなかなか良いかもしれません。大田(テジョン)からバスで40分ほどです。
そして、忠清北道の堤川(チェチョン)もちょっとマニアックな都市ですが、こちらは田舎というよりはわりと地方都市の雰囲気。韓国の三国時代からある貯水池、義林池(ウィリムジ)は静かな湖で、ちょっとしたテーマパークがあったりします。こちらはソウルの清凉里から鉄道で行くことができます。
- 韓国旅行に役立ちそうならシェア→
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール