韓国の海で食べたい貝焼き
吉村剛史(トム・ハングル)
2014/05/20 改:2016/07/06
韓国の海で食べたいものといったら貝焼き。韓国語では「チョゲ=貝、クイ=焼き物」ということでチョゲグイ(조개구이)といいます。日本にいる韓国人のなかからも、ときどき聞こえてくるのが「韓国で貝焼き食べたい!」という声。
海辺に行くと食べ放題(무한리필)の看板が掲げられている店もあります。ホタテにサザエ、ハマグリ、カキなど種類もさまざま。貝が網のうえでぐつぐつというのを見ながらゆっくり待ちます。
アルミホイルに包まれた容器にはインスタントラーメンも。海の景色を見ながらゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
<韓国旅行ひとこと>
レジャーに海を訪れてこうやって貝焼きを楽しむ、というのは韓国の人たちの夏の思い出の一つになっているのではないでしょうか。「刺身も一匹をまるごと、貝はたくさんの種類を」という「豪快さ」が韓国の海辺の楽しみだと私は思っています。
リゾート地はちょっと高めの傾向がありますが、食べ放題の場合1人前20000ウォン~30000ウォン。おかわりできない貝もあるので注意が必要です。
・もしひとり旅なら
このような食事はひとり旅には向きませんが、もし一人で海を訪れるなら水産市場に立ち寄り、刺身をさばいてもらって海を見ながら食べるのもおすすめです。
こういうとき、韓国のとある旅行作家の方は、旅している若い学生に声をかけて一緒に食べるそうです。昔、大人たちが同じようにしてくれたからだ、と話します。なんだか韓国らしいですね。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール