韓国・華川ヤマメ祭り~楽しすぎる冬のお祭りに要注意!
 2016/01/27 吉村剛史(トム・ハングル)

韓国で年々人気を集めている江原道・華川ヤマメ祭り。2003年から始まり、今や150万人を動員する巨大なお祭りになりました。今年は日本のマスメディアに取り上げられるなど、注目されています。

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華川ヤマメ祭りは、韓国のお祭りのなかで最も高評価となる「代表祭り」や、米CNNの冬の七不思議にも選定されており、国際的にも関心が高いお祭りです。拙著「冬の田舎まちの祭典がアツイ!~華川ヤマメ祭り

2016年冬の状況はどうだった?

2016年のお祭りは、1月上旬まで比較的暖かい気候が続いていた影響で、開催が危ぶまれていました。

Twitterのフォロワーの方から、京畿道・清平の「清平氷マス祭り」に出かけたが、氷が張っていなくて延期になった、という情報もいただいていました。

しかし何とか開催に間に合い、今年も大盛況のよう。すでに100万人を突破し、国内のお祭り史上初となる、2年連続の150万人達成なるか?という期待もかかっています。参考:NEWSIS(韓国語)

「華川ヤマメ祭り」に要注意!とはなにか?

「華川ヤマメ祭りには要注意」という刺激的なタイトルを付けました。これは、楽しくてハマってしまう要素が盛りだくさんという意味。実はかなりオススメ、ということを伝えたくて、そう記したのです。

この記事では2015年1月の写真とともに、お祭りのこぼれ話をまとめてみます。まずは、その前にコレ。

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「会場の番人」として出迎えてくれるのは、ヤマメを釣っている公式マスコットキャラクターの姿、その名も「オルムゴム(얼음곰)」。直訳すると氷のクマ。

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クマが釣竿をもってヤマメを釣っていますが、サングラスをかけて、どことなく不敵な笑みを浮かべているのがポイント。

華川ヤマメ祭りの「要注意」なポイントとは!?

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※金髪女性もびっくり!?冬の七不思議なアート。

●空港からの日帰り旅には「要注意」!
2015年1月のとある早朝、仁川空港に到着。華川への直行便はないため、空港から春川(チュンチョン)へ。

仁川空港10時40分発のバスで、春川到着が13時過ぎ。春川から華川まではバスで30分なのですが、わたしは乗り継ぎに失敗してしまい、華川到着が14時を過ぎました。

空港からだと、スムーズに行くことができても、到着がどうしても午後になってしまう!楽しむ時間が減ってしまう、というわけで日帰りの場合の推奨プランは次の2つ。

江原道シャトルバス(予約制、5,000ウォン)
・東ソウルバスターミナルから市外バス(13,900ウォン、30分に1本間隔)。

江原道シャトルバスは外国人観光客向けに運行されている、非常にお得なシャトルバスです。

もしくは東ソウルバスターミナル早朝出発の日帰りならOK!

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見方によっては妖艶なカワウソ (アザラシと書いてご指摘をいただきました。ここは山です)

●当然ながら寒い!寒いので「要注意」、寒くなきゃ開催不可能!
開催期間中の1月は、韓国で最も平均気温が低い月。

韓国では冬の天気予報では「零下(영하)」の反対語、「零上(영상)」という言葉もでるほど、さらに山間部のため、気温は基本的に零下。氷の上での魚釣りですから、寒くないとお祭りが成り立ちません。

当たり前ですが、万全の防寒対策をして出かけること。ニット帽とマフラーと、ヒートテックの下着とタイツがあれば大丈夫(?)。

健康で元気な方は、冷たい水に足を突っ込んで、ヤマメつかみ取りにもチャレンジを。

「食べ過ぎ」にもご注意!

会場には様々な食べ物が販売されています。釣った魚を焼いてもらって食べられることは、前回の記事でもお伝えしました。

会場内ではクッパやおでんなどのような一般的な食べ物のほか、畜産物コーナーもあり、そこで買った肉をバーベキュー形式で焼いて食べることもできます。釣った魚と一緒に肉を味わうこともできるのです。

●ヤマメの大判焼き(산천어빵、サンチョノパン)
日本のタイヤキの類ですが、韓国では一般的にプンオパン(鮒パン)やインオパン(鯉パン)。しかしここではご当地もののサンチョノパン(ヤマメパン)。

最近韓国各地で、こういった形の焼き菓子が増えてきてるようで、他にも仁川ではホンゲパン(ベニズワイガニパン)や、盈徳や浦項ではテゲパン(ズワイガニパン)が売られていたりします。

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こういったご当地ものも面白いところです。

●ソーセージ(산천어 소시지)
ヤマメ粉末入りの手作りソーセージ。華川の優秀商品に認定されているのだそう。「肉の含有量が高い」と説明には書かれていましたが、食べてみた感覚では、心なしかあっさりな感じ。

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子どものおやつにもよい、と謳われています。普通のソーセージ、といわれてしまえば、わからない気もしますが、ご当地グルメではあります。

●ヤマメマッコリ(산천어 막걸리)
ご当地マッコリも近年は各地にあります。ソウルの仁寺洞には伝統酒ギャラリーがあり、各地のマッコリも並んでいますし、ご当地マッコリもテッパンではあります。

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クセがなく比較的甘めで飲みやすい、というのが第一印象。紙コップをもらって歩きながら・・・ひとりで一本飲むのは大変です。座って飲みましょう。

●ヤマメの刺身丼(산천어 회덮밥)
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こちらは昨年の記事にも書いたヤマメの刺身丼。ヤマメは焼魚で食べる、というイメージが強かったのですが、ここでは刺身としても食べるようです。

「地元の方の熱意」にもご注意!

何といってもこのお祭りの魅力は、地元の方が一丸となって取り組んでいることにあります。私がカメラをもって会場を歩いていると「ヤマメ釣りしていますか?ここまで来てやらないと損ですよ」と言わんばかりの勢いで声をかけてくる方もいたほど。

帰りのバスのなかで、観光客に声をかけている生き生きとした地元の方の姿が今でも心に残っているのですが、それだけ町全体が一丸となって取り組んでいるのが、このお祭りなのです。

「韓国古建築散歩」さんからの引用。

ツイートを見た時、まさにこれだと思ったのです!韓国では、歴史的なお祭りもあるにはありますが、「ここ最近作られたお祭り」が多く、しかも行政からのトップダウンで作られた、という印象が感じられるのですが、華川ヤマメ祭りは一味違う!参考:「お祭り・イベント」

街を歩いていると地元の人に声をかけられる、ということからも、街の人がお祭りに関心を持っていることがわかります。皆で協力してお祭りを成功に導いている、というのが華川ヤマメ祭りの大きな魅力なのです。

「ひとり旅」にもご注意!

人一倍、ひとり旅を楽しんできた私ですが、華川ヤマメ祭りのひとり旅は絶対、おすすめしません!このお祭りだけは、ぜひ家族やグループで行っていただきたいと思います。

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あちこちで繰り返し申し上げているのですが、誰もが楽しめるのが華川ヤマメ祭りの魅力。ヤマメ釣りは大人から子供まで、誰でも簡単にチャレンジできますし、小学生の子どもが何匹も釣っていたほどです。

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しかし不器用で、じっと待つのが苦手な私は一匹も釣れなかった、というオチもあります。実際は簡単だそうなので、ぜひチャレンジを!

「街中のヤマメに見とれてしまう」のにもご注意!

ここは写真でご覧ください。 メインストリートのヤマメの光のアーチ。 yamame108
※一般の飲食店にもヤマメ。

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※川辺にはカップル。

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※見つめ合うカップルにも要注意!?

誰でも楽しめるのが、このお祭りの魅力!

「誰でも楽しめる」というのが、このお祭りの大ヒットの要因でしょう!なんといっても、街の人、参加者、みんなが生き生きと楽しんでいるのがイイ!私は熱烈にこの「華川ヤマメ祭り」をおすすめしたいと思います。

韓国の若者言葉で「강력추천(カンニョクチュチョン、強力推薦)といったりもしますが、まさにその言葉がぴったり。ぜひ一度江原道の華川ヤマメ祭りに出かけてみてください!

詳しいアクセス方法は昨年の記事をご覧ください⇒ 華川ヤマメ祭り


記事に関連するエリア情報はこちら:江原道華川


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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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