医療観光・医療ツーリズム


韓国では医療を目的とする観光客の誘致にも力を入れている。滞在期間も長いため医療に関連した消費や、各地への観光客誘致が見込めることも一つの理由とされている。他の先進国と比較すると、治療にかかる費用が安い割に世界最高水準のサービスが受けられることが評判となっている。美容整形や美容皮膚科などはレベルが高い。日本人の場合は2012年後半以降、円安ウォン高の傾向で日本人は減少傾向にある。

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韓国の医療観光

韓国では西洋医学のほかに漢方(韓方)医の医師免許を取得した医師がおり、治療から処方までを行う。韓方病院でのダイエット入院や、カウンセリングを受けたうえでの韓方薬の処方も可能で、日本ではあまり一般的ではない治療ができることも注目されている。2013年には日本の有名人が出産と養生のために産後調理院を利用したことで話題を集めた。

韓国観光公社はソウル、仁川、大邱、釜山に医療観光広報センターを設置し、医療を目的とする観光客への案内を行っている。観光案内電話(市外局番+1330)は医療観光の案内電話も兼ねているほか、メールでの受け入れ病院の相談も可能である。

2014年9月には韓国医療観光のサイト「VISIT MEDICAL KOREA(ビジットメディカルコリア)」をオープンしたことを発表した。
VISIT MEDICAL KOREA

韓国の美容医療

韓国では女性の容姿が就職や結婚の場で重要視されるため、美容への意識が高い。美容整形外科で整形手術を行うことも盛んであるが、日頃から美容皮膚科に通う女性たちも多く、回数券を購入し継続して診察を受ける人もいる。そのため美容分野の医療は世界的に見ても水準が高く美容整形外科や皮膚科、歯科などの診療を受けに韓国を訪れる日本人女性もいる。

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美容整形に関しては大がかりな手術ではなくても、切開を伴わず入院が不要なプチ整形も行われる。また韓方(漢方)による美容医療は日本人にも注目度が高く、近年はメディア等でよく取り上げられている。韓医院では、体質改善をしながらのダイエット入院や、韓方素材を使った皮膚や頭皮のケア、鍼、灸、カッピングによりで血液の循環や体の調子を整える施術なども行われている。→韓方・韓医院(テーマ旅行)

韓国の医療問い合わせ先

韓国では電話での問い合わせサービスが普及しており、医療に関しても同様である。「救急」の番号は日本と同じだが、外国語での対応が可能な応急医療情報センター(1339)がある。また緊急ではなく医療機関に関しての相談や問い合わせに関しては、韓国観光公社の観光案内電話(1330)が医療案内を兼ねているほか、病院や医療機関に関する相談についてはメールでも行っている。(電話番号はすべて局番なし)

救急 119
応急医療情報センター 1339
韓国観光公社 1330 (日本国内からは+82-(0)2・ソウル )
韓国観光公社医療観光案内センター medicaltourism@knto.or.kr

韓国各地の医療観光

韓国の自治体では医療観光に力を入れているところも多い。特に医療機関が多い地域は広報にも力を入れており、マスコミや医療関係者、ブロガー等を招いてFAM(ファム)ツアーを行っている。以下では各地域別に医療観光に関する情報をまとめる。

ソウル・江南

ソウル・江南(カンナム)区には2000余の医療機関が集まる。江南区には韓国屈指のビジネス街や繁華街があり、芸能事務所も多く、セレブの街といわれるところもある。とくに江南駅前や狎鴎亭、清潭洞には美容整形外科や美容皮膚科、韓方治療を行える医療機関も数多い。江南区は自治体をあげて医療観光に取り組んでおり、日本からの医療観光客誘致にも積極的である。
江南メディカルツアーセンター(日本語)
江南区医療観光公式ブログ

釜山(プサン)・西面

釜山・西面(ソミョン)のロッテ百貨店の裏手には美容整形外科などが集まる西面メディカルストリートがある。釜山医療観光案内センターが設置され、案内が行われている。

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釜山医療観光
西面メディカルストリート

大邱(テグ)

大邱(テグ)は朝鮮時代から韓薬材の流通が盛んで薬令市があるほか、医科大学や医療施設が多い地域である。韓方医療はもちろん、健康診断や毛髪頭皮移植の広報も行っている。ソウルよりも値段が比較的安価であることもメリットである。また中国に対しても観光客誘致を積極的に行っており、2014年5月、湖南省に大邱医療観光広報事務所を設置したことが明らかになっている。
大邱広域市医療観光情報センター
大邱広域市

※写真はイメージです。「写真ac」提供(www.photo-ac.com)

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