お祭り・イベント

韓国の祭り

韓国のお祭りやイベントは食や伝統文化、自然などそれぞれの地域の特色に結びつけたものが多い。お祭り会場に行くと、特設ステージでイベントが開かれ、広場には屋台が並び、特産物の試食や販売、特色ある料理をふるまうフードコーナーなど見どころ満載だ。

そして農楽をはじめとする伝統芸能、物乞いをモチーフにしたプンバ公演が行われ、韓国らしさも感じられる。地域の方々はもちろん、全国各地から、外国からも観光客が訪れて大賑わいとなる。

韓国の代表祭り

韓国の文化体育観光部は毎年、専門家や現地調査の結果から選定した「韓国のお祭り」という題目で、優秀なお祭りを発表、表彰している。数多くのお祭りのなかでも、ここで選ばれるものは規模も大きく、人気の高いお祭りである。

過去に選ばれたものを参考に選ぶと、魅力あるお祭りに出会えるだろう。また、江原道の江陵(カンヌン)で旧暦5月5日ごろに行われる江陵端午祭(カンヌンタノジェ)や、5月の第1日曜日に行われる、朝鮮王朝の祭礼、宗廟大祭(チョンミョデチェ)はユネスコ世界無形文化遺産に登録されている。

「韓国の代表祭り」(韓国観光公社ホームページ)
2014年2015年

韓国のお祭りの特徴

現代の韓国のお祭りは、韓国で地方首長公選制がスタートした1995年以降に始められたものが多い。全く伝統がないとはいえないが、地域の歴史や特色に根拠を見い出しているものが多い。宗教的な「祭」というよりも、むしろイベント色が強い。

韓国語では祭りのことを축제(チュクチェ)、漢字で表記すると「祝祭」となるが、これは日本式漢字語のため「祝典」が正しいという意見もある。参考:中央日報記事(韓国語)

韓国にも日本の村祭りのような洞祭、部落祭は存在し、ムーダン(巫女)によるお祓いなどが行われているが、代表的なもの以外は観光客向けに作られてはいないようだ。

地域経済とお祭り

お祭りは地域の広報となることはもちろん、大きな経済効果をもたらす。とくに注目すべき試みは地域商品券である。

とあるお祭りでは、お祭りの入場料金を支払うと、クーポン商品券が発行される。商品券はお祭り会場内、もしくは市内の商店等で使用可能だ。購入できる品物が、地域特産物に限定される場合もある。参考:韓国のお祭りとクーポン商品券

お祭りの最新情報

韓国のお祭りに行ってみたい方は以下のサイトをご覧ください。
韓国のイベント(韓国観光公社ホームページ)
祭り広場(축제장터・聯合ニュース・韓国語)

おすすめのお祭り

江原道・華川(ファチョン)ヤマメ祭り
北朝鮮との軍事境界線にもほど近い街で毎年1月~2月にかけて行われる。大人から子どもまでみんなが楽しめるヤマメ釣りのほか、ヤマメのつかみ取り、スケートなどが楽しめる。米CNNの冬七不思議にも選ばれた。参考:日経ビジネス

トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
祭りで行われるイベントの内容について言えばどこも「似たり寄ったり」だという声もあり、地域広報や観光客誘致のために「作り出した感」が強いという印象も見受けられる。韓国で10以上のお祭りを訪れた筆者も当初は、同様に感じ、お祭り自体にはそれほど興味を見い出せなかった。

しかしながら「単なる見世物的」なものにとどまらず、観光客の誰もがイキイキと参加でき、体験できる個性的なイベントも多いのは、韓国の祭りの大きな魅力といえるだろう。例えば海岸の良質のマッド(泥)をかぶって楽しむ保寧マッド祭りや、氷上でヤマメ釣りを行って釣った魚を食べる華川ヤマメ祭りなどがその例だ。観光客にとって親しみやすいイベントは注目に値する。

文:トム・ハングル(吉村剛史)公開:2014年06月16日 改:2014年06月16日

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