2016年韓国の桜開花予想発表!
 吉村剛史(トム・ハングル)
 2016/03/07 改:2016/08/02 

2016年、韓国の桜の開花予想が発表されました。民間気象サービスのkweather(www.kweather.com)の予想によると、今年は韓国の桜は例年よりも3~5日早いとのこと。

汝矣島・輪中路の花見風景

最も早く咲く済州島の西帰浦は3月20日、釜山が3月24日、江原道・江陵が4月2日、ソウルが4月7日に開花するとの予想です。情報元:kweather

※追記
※桜開花状況:済州島(3/21現在)、釜山、鎮海、河東は開花、慶州は未開花(3/28現在)

この情報をもとに考えると、週末桜を見に行くとして予定を立てるなら、釜山・鎮海は3月26〜27日、4月2〜3日、ソウルなら4月9〜10日、16〜17日あたりがちょうど良い時期になるとみられます。
そして大きな変更ポイントとしては、昨年までは桜の開花予想を気象庁が発表していましたが、2016年からはこれを取りやめました。

※追記(3/20)
もうひとつの民間予報会社。Weatheri(http://www.weatheri.co.kr/)でも、韓国の桜開花予想を発表しています。これによると、済州島の西帰浦は3月23日、釜山は3月26日、江陵が4月2日、ソウルは4月6日に開花との予想です。情報元:WEATHERi

そしてソウル・永登浦汝矣島の春花祭りは4月4日~4月10日に決定。観光客にとっては重要な話題です。ちなみに桜の開花の時期によって延長される場合もありますが、今年の開花予想からみるとその可能性もあるかもしれません。参考:韓国観光公社

韓国気象庁は、今年から開花予想を取りやめた!

2016年2月12日の朝鮮日報の記事には「今年の桜咲く時期、気象庁に尋ねても知らぬ」との見出し。2016年から桜の開花予想や、キムジャン(キムチ漬け)の時期の発表を取りやめ、民間サービスに任せることが伝えられています。気象庁が「予想をあきらめた」との憶測も。参考:朝鮮日報(2016年2月12日・韓国語)

日本でも気象庁は桜の開花予想を取りやめていますし、なかなか難しい、という事情があるのでしょう。さらに、韓国では春の花といえば桜よりもツツジやレンギョウ。これらの開花予想もあるほどで、日本のように桜ひとつだけに絞っているわけではありません。

これまで桜は「日本の象徴」というイメージも付きまとっていました。しかし近年は、韓国の方も桜を楽しむことが多くなってきたようで、各地で行われる桜祭りには多くの人が来場しています。

韓国の桜の名所は!?

韓国の桜の見どころとして最も有名なのは、上の写真でもご紹介したとおり、ソウル・汝矣島(ヨイド)の国会議事堂周辺です。そして地方で最も有名なのは慶尚南道・鎮海。これについては昨年の記事でまとめています。参考:2015年韓国・桜開花情報と見どころ

そのほか、釜山ではタルマジギルが桜の名所として知られています。韓国屈指の海水浴場、海雲台(ヘウンデ)の近くに位置する場所で、高台からは海雲台海水浴場のほか、広安大橋が見渡せます。

また、4月9日には慶州にて「さくらマラソン」が行われます。慶州もまた桜の名所として知られています。参考:慶州さくらマラソン(公式ページ)

桜の開花に合わせられるかは運!?

先にも述べましたが、桜の開花予想はなかなか難しいもの。旅行の予定を立てたは良いものの、気象状況により大きくズレる年もあります。

例えば、桜の名所として知られる慶尚南道・鎮海(チネ)では、毎年4月1日~4月10日に軍港祭が予定されていますが、開花が早い年では、開催初日にはピークを過ぎ、だいぶ散ってしまっていた年もあるほどです。

そのため、旅で桜を見ようと思っている方は、これも一つの運だと思うしかありません。民間気象会社による予想の正確度にも注目したいところですが、桜ばかりに期待するのではなく、他の楽しみも用意しておきたいところです。

<参考記事>
2014年韓国・桜開花予想発表
2015年韓国・桜開花情報と見どころ

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