江原道・平昌(ピョンチャン)~そばの花とジャガイモの花
 2012/09/21 改:2017/01/11 吉村剛史(トム・ハングル)

江原道・平昌(ピョンチャン)といえば、
2018年の冬季オリンピック開催地として注目されている
ということで、ご存知の方も多いことでしょう。

今回はその平昌郡内に位置し、韓国の近代小説、李孝石(イ・ヒョソク)の
『そばの花咲くころ』で有名な蓬坪(ポンピョン)に行ってきました。
9月はそばの花が一面に咲いてきれいだと聞き、見に行きたくなったのです。

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今年、平昌に行ったのは今回が3回目。
前回の6月には大関嶺三養牧場と、今回も訪れた蓬坪へ。
6月に行ったときは、特にシーズンではないため期待していなかったのですが…

現地の観光案内所に、きれいな風景の写真を取りたいと話したところ、
「今(6月中旬)咲いているのはジャガイモの花ですよ。」
と、教えてもらい歩いて進んでいくと、畑には白い小さな花がたくさん。

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(6月はジャガイモの花が咲いていました。)

デジタルカメラで全体を撮影しようとするも、
花が小ぶりなので、レンズを通すとポツポツと花が見える程度。
しかしよく近づいて見てみると、薄いピンク色をしています。
色鮮やかではないですが、なんとなく素朴な感じの花だという印象です。

さて今回のお目当てはソバの花。
9月7日~9月16日まで「孝石文化祭」が行われており、ソバの花が満開。
江原道新聞の記事によると、今回は開催以来最多の62万人が訪れたとか。

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実際、とてもにぎやかで2000ウォンの入場料を払って入るソバ畑も
写真を撮ったりしながら花を楽しむ人でいっぱいでした。

お祭りの時期を少し避ればよかったかな、と思いつつも、
いろいろな人が秋の花を楽しんでいる様子が感じられるのもまた良いものです。

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平昌郡は標高700mを越える高地。
9月の中旬でしたが少しひんやりとした空気が感じられ、
ソバの花と一緒にコスモスの花も咲き、一足早く秋の深まりを感じてきました。

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実はソバとジャガイモの畑は同じ場所です。
6月の時点でジャガイモの花だった畑は、9月にはソバの花に。
8月にジャガイモを収穫した後、二毛作でソバを植えるのだそうです。

ソバの花も小ぶりだという点ではジャガイモと似ていますが
ジャガイモのほうが柄の部分が力強く、花も堂々と咲いているような印象。
私としては、ジャガイモの花のほうが好きですがみなさんはいかがでしょうか?

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それにしても、ソバの花は小説が有名なために多くの人が集まりますが、
ジャガイモも同格の地位に上がってもいいのでは?と思います。

どんな旅行地でもそうですが、一つインパクトの強いものが出てきてしまうと、
そのために他の魅力が隠されてしまうものだと思います。

「この地域では○○がきれい、○○がおいしい」という先入観を持ちすぎず、
新しい、隠れた魅力を探そうとするのも旅行のひとつの楽しみ方ではないかと思います。

<アクセス>
江原道・平昌郡蓬坪(ポンピョン)面
※東ソウルバスターミナルから約2時間10分、
長坪(ジャンピョン)バスターミナルで下車し、市内バスに乗りかえる。
バスは1時間1本程度出ており、所要時間は15分程度。
近くにあるハーブナラ農園もおすすめ。



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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