筆洞麺屋(ピルトンミョノク)の冷麺
 2014/07/14 改:2016/08/02 吉村剛史(トム・ハングル)

ソウルの中心街、仁寺洞・鍾路3街駅の交差点から南北に延びる道路。ここを南に歩いていくと前方には南山(ナムサン)がそびえたっています。青々とした空と、緑に覆われた南山の景色。とある夏の暑い日、さっぱりとした冷麺が食べたくなり仁寺洞(インサドン)から歩いて出かけることにしました。清渓川をわたったところから、忠武路(チュンムロ)という大通りになります。

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忠武路の下には地下鉄3号線が走っており、しばらく歩くと乙支路3街駅、さらに行くと忠武路駅があります。その距離、およそ1km、15分ほど。夏の暑い日には、少し苦しさを感じる距離です。突きあたりまでいくと伝統文化を体験できる、南山ゴル韓屋村が見えてきます。交差点をこえ、横道にそれて5分ほど歩くと筆洞(ピルトン)と呼ばれる地域があり、ここに筆洞麺屋(ピルトンミョノク)という冷麺店があります。

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筆洞麺屋(ピルトンミョノク)の冷麺(9,000ウォン)は、主にそば粉を使った平壌冷麺なのですが、他の店で食べる冷麺よりもスープはかなり淡白。乙支路3街の乙支麺屋(ウルチミョノク)でも、冷麺を食べたことがあるのですが、乙支麺屋よりもさらにあっさりとした味。スープを「水」に例えるのは適切ではないかもしれませんが、水のようにクセがなくのどごしも爽やかなのです。

最初に食べたときに、私の頭のなかには「乙支麺屋」の味が思い浮かんだのは、味がなんとなく似ていたから。あとで調べてみると、この2つのお店はもともと議政府の「平壌麺屋」が派生した店で、平壌麺屋のお店の娘さんたちがそれぞれ別の名前で開業したのだそう。確かに味だけでなく、冷麺の見た目もよく似ているのです。(参考記事:Yes24.com・韓国語)

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麺のうえには唐辛子がまぶされ、豚肉と牛肉がのっています。写真をみただけで、肉の味が染み出ていながらも爽やかなスープの味が思い起こされます。そして刻んだネギがアクセントとなり、スープの味を引き立てます。夏にもう一度歩いて食べたくなる冷麺。ソウルの中心街から散歩を楽しんだあと食べれば、一層おいしく感じられることでしょう。

トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
・ソウルの散歩を楽しんだあとにお店に向かうのも、美味しい食べ方の一つです。
・平壌で冷麺を食べた方の話によると、平壌の冷麺はここよりもさらに淡白だそうです。
・乙支麺屋とハシゴすると、味の微妙の違いを感じることができます。

筆洞麺屋のアクセス・地図

住所:ソウル特別市中区筆洞3街1―5



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。31歳。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破するなど、地方にも関心が高い。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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