2017年の旧正月(ソルラル)はいつ?旅行しても大丈夫!?
吉村剛史(トム・ハングル)
2017/01/23 改:2017/01/23
2017年の韓国の旧正月(설날)は1月28日(土)です。振替休日が適用され、1月27日(金)~1月30日(月)の4連休となります。
2017年の旧正月は1月28日(土)です。韓国の旧正月連休は、1月27日(金)~1月30日(月)の四連休となります。この期間は休業している店も多いので、韓国旅行される方はご注意ください。古宮や韓屋村などの施設ではイベントが行われたりします。
— 吉村剛史(トム・ハングル) (@tomhangeul) 2016年12月7日
韓国の旧正月と韓国語
韓国でも日本と同じく太陽暦を使いますが、あらゆる年中行事では旧暦を使っています。旧暦の8月15日は秋夕(チュソク、추석)といい、旧暦の1月1日の旧正月を구정(クジョン、舊正)、または설(ソル)、설날(ソルラル)といいます。
これらの伝統行事を総称して、「名節(명절、ミョンジョル)」といいます。
<凧あげの様子>
秋夕は旧正月の時期に旅行するってどうなの?
旧正月や秋夕の日、街を歩いていると、日本人旅行客を見かけることがあります。
これは旧正月というのを知っていて旅行されているのか、もしや知らずに来てしまったのか?と思うことがあります。
秋夕や旧正月はその当日と前後がお休みになり3連休です。多くのデパート、飲食店、商店が休業しているため、旅行を存分に楽しむ、ということは難しくなります。(名節の当日だけ休む、という店もあります)
旧正月当日に営業しているのは、24時間営業のチェーン店かコンビニくらい。
明洞(ミョンドン)の繁華街のようなところでは、開店している店も増えてきたようですが、「自分が行きたい店」にいける確率はぐっと低くなるでしょう。
●帰省ラッシュも同時に起こる
ソル連休の初日、旧暦12月末日(場合によってはその前日の夕方)に帰省ラッシュが始まり、みな故郷に帰ります。そのため高速道路では大渋滞が起こり、列車のきっぷはすべて売り切れます。立席なら乗車できることもあります。
写真は韓国の大動脈ともいえる、京釜高速道路です。ソウルと釜山を結びます。
<中国人の友人が撮影-青い線の内側がバス専用レーン>
京釜高速道路にはバス専用レーンがあり、なんと青い線の内側はバスしか走れません。そのためバスは比較的スイスイと渋滞を回避できるのですが、名節のときは割り込む車があるのか、交通量が多いのか、結局は長時間かかってしまうのは必至です。
やはり名節の時には、あまり旅行しないのが良いのだろうと思います。
●それでも名節に韓国に来てしまったら?
名節の時期に韓国に来てしまった場合には、もう楽しむしかありません。韓国各地にある国立博物館では、ソルを祝うイベントが行われます。
ソウルでは景福宮などの故宮が入場無料となります。Nソウルタワーや63ビルディング、ロッテワールドなどは
営業しているのでご安心を。
また忠武路駅近くの南山ゴル韓屋村や、龍仁市にある韓国民族村などでも旧正月の行事が開かれるので、これを機会に韓国の文化を体験するというのもよいですね。
休業情報などは韓国観光公社のページにて。旧正月直前に発表されるので、そちらもご覧になってください。
※2014年1月18日の記事を、再編集したものです。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール