MERSで韓国旅行打撃、イベント中止・延期相次ぐ
吉村剛史(トム・ハングル)
2015/06/08 改:2016/07/06
韓国ではMERS(中東呼吸器症候群)の流行により、外国人観光の旅行キャンセルほか、様々なイベントが休止や延期になっていると、マスコミ各社は伝えています。報道機関によっても異なりますが、1万人以上、2万人超えという記事もあります。
昨年4月には、セウォル号の沈没事故が発生し、中止を余儀なくされるイベントが相次ぎましたが、昨年に続いて観光への打撃が続いています。
2015年6月10日以降に開催が予定されていた忠清南道舒川(ソチョン)郡の韓山カラムシ祭りは無期延期、仁川・松島で行われる不動産博覧会のシティースケープ・コリアは下半期に延期が決定されるなど、中止や延期のニュースが増えています。
ソウル国際図書展:2015年10月7~11日に延期
江陵端午祭:中止
※写真はイメージです。(提供:写真AC)
対策と体調管理
ニュースや新聞ではマスクを着用して歩く市民の姿が映し出されていますが、インターネット、Twitterでは、メディアで伝えられているほどマスクを着用している人は多くない、と街の写真を投稿する人もいます。
判断は難しいところですが、マスクの着用に効果があるならば、旅行やビジネスで訪れる際にも着用しておくのが無難といえます。
とくに観光の際には、繁華街など人ごみのなかに入ったりすることもあれば、慣れない環境から疲れがたまりやすくなっているため、感染には注意が必要です。体調管理には十分注意してください。
韓国観光公社のホームページには予防策、および問い合わせ先が書かれています。韓国観光公社(日本語)。
韓国観光案内電話・局番なし1330(24時間対応・国際ローミングの場合は+82-2-1330)では日本語をはじめ諸外国語での対応も行っており、万一のために覚えておくと便利です。参考:韓国観光案内電話1330
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール