「世界の車窓からDVDブック NO.38 韓国」
吉村剛史(トム・ハングル)
2013/09/29 改:2013/09/29
韓国の旅では鉄道の旅もおすすめ。
渋滞に巻き込まれることなくゆったりと旅が楽しめます。
日の出の名所・正東津駅
私が韓国地方の旅で鉄道を利用するとき、というのは
ゆったりと旅したいとき。ムグンファ号やセマウル号などのシートは
とても幅が広くてゆったりしているところが魅力なんです。
さて今回紹介するのは、
「世界の車窓からDVDブック NO.38 韓国」
本に70分のDVDがついているのですが、
これはテレビ朝日系の紀行番組「世界の車窓から」で放映されたもの。
5分間の番組が1本にまとめられていて、自宅で小旅行が楽しめます。
私も韓国の地方をあちこち旅をしましたが、
その旅の雰囲気を思い出しながら、見られるのがよいところです。
まだあまり旅行されていない方も、「いつかこういう旅をしたい」と思えるはず。
★本の説明
列車に乗っての韓国一周の旅。
ナレーションとともに車内の様子が映し出され、
観光名所や街の人々の姿も収録されています。
また列車カフェ、シネマカーなどの車内サービスから
豪華列車ヘラン、海列車といった、特別な列車まで
韓国の鉄道のすべてが詰まったDVD。
長項線・広川塩辛市場
本のほうは約20ページにわたる構成。
ビデオに関連した内容も含め、マッコリタウンのお話や
鉄道雑学辞典、沿線観光ガイドなどが含まれています。
★トム・ハングルの視点
リラックスして列車の旅を楽しむ車内の人、
列車でニンニクの皮をむくおばさん、車内でおしゃべりする人たちなど
韓国の人たちの日常がイキイキと感じられるのがおすすめ。
とくに印象に残ったシーンは
木浦(モッポ)の海でテナガダコを豪快につかむ漁師のおじさん
そして、獲れたての新鮮なタコを食べる様子。
サンナクチ(手ナガダコの踊り食い)
ソウルや都会などでは味わうことのできない
とても地方旅行ならではのところなのではないでしょうか
列車で韓国を1周する、というスケールの大きさと
鉄道で行ける主要観光地の映像など旅の魅力がいっぱいに詰まっています。
★トム・ハングルがおすすめする読者へのメリット
繰り返しになりますが、
この映像を見ていると、きっと旅に出たくなります。
旅行に行く暇がない、という方は自宅で旅行気分に浸れます。
なんども韓国の地方を旅された方には
旅の雰囲気を思い出せる、というところがおすすめです。
私も帰ってきてもう一度見て、楽しめました。
世界の車窓からDVDブック NO.38 韓国
(朝日ビジュアルシリーズ 1,470円)
<評価表>※評価は主観的なものです。
お役立ち度 ★★★★★
マニアック度 ★★☆☆☆
ビジュアル度 ★★★★★
リアル度 ★★★★★
オモシロ度 ★★★★☆
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール