晋州(チンジュ)の料理を味わう~ユッケビビンバ、晋州冷麺、南江ウナギ
 2013/10/18 改:2017/03/28 吉村剛史(トム・ハングル)

先日のブログでは、慶尚南道・晋州(チンジュ)で、毎年10月に行われる晋州南江流灯祭りを写真とともに紹介しました。

1592年豊臣秀吉の朝鮮出兵、文禄の役の戦いの舞台となった晋州城。日本との関わりもある、ということで歴史に関心がある方はもちろん、食べものも美味しく、南江のゆったりしたところがまた魅力です。

さてこういうスタイルで記事を書いていると、なんだか、All Aboutの専門家になったような気分ですが、そんなつもりでお伝えしたいと思います。

●釜山発地方旅 Let’s Go 晋州!

まず晋州(チンジュ)ってどこなの?どうやっていくの?というところから。下の地図は、朝鮮半島の東南部の地図。オレンジ色の●で囲んだあたりが、晋州(チンジュ)です。

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釜山地下鉄2号線と3号線が交差する、沙上(ササン)駅前にある、釜山西部バスターミナルできっぷを買い、バスに乗るだけでOK!

1日の運行回数も30本なので、1時間に2本程度あるのであまり気にせず行けますね。所要時間は約1時間30分です。というわけで日帰りでもOK!晋州のあとには統営などの周辺都市を回ってもよいでしょう。

●日本人の口にもあう、美味しいものがいっぱい!

晋州の料理のよいところは、韓国地方料理のなかでも日本人にも口のあう料理がそろっているところです。

・晋州冷麺

まず、私がいちばん好きなのは晋州冷麺。市内に数件ある晋州冷麺の店のなかでもこちらはハヨンオク(하연옥)というお店の冷麺です。

市街地から少し離れたところにありますが、お店がビルになっています。冷麺といえば、牛肉のダシやトンチミ(ダイコンの塩漬け汁、であることが多いのですが、ここでは海産物のダシを使ったスープが魅力です。

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きゅうりに錦糸卵がふわりとのせられ、高級感が感じられる冷麺。カタクチイワシ、ムール貝、エビ、スケトウダラなど海産物が中心のスープ。韓国風のうすくちの醤油が入っているのでしょうか、クセがなく親しみやすい味です。

これを食べて幸せな気分になって、お店を出たというくらいで、私が韓国で食べた料理のなかでも上位のなかに入る食べものです。

・ウナギ

晋州南江、晋州城の入口に集まるウナギ専門店通り。ここに来たら食べてみたいのがウナギです。パダジャンオ(바다장어、アナゴ)と、ミンムルチャンオ(민물장어、ウナギ)の2種類がありますが、ここ食べたのはウナギのほうです。2010年当時18,000ウォンでしたが、値段からしてもやはりウナギは高級ですね。

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・ユッケビビンバ(ユッケピビンパプ)

その名の通り、ユッケがのったビビンバです。今や日本で食べられなくなってしまったユッケですが、韓国では食べられるということで旅行のときに、ここぞとばかり食べるようですが。

晋州のビビンパの歴史は、やはり文禄の役のときにさかのぼるそう。これも諸説あり、兵士たちが戦争中すばやく食事をするために、力のつく牛肉を入れてビビンバにして、食べたという話や、戦争に備えて城壁を工事をするために、力仕事をする人たちが食べた、という説がありますが晋州ビビンバは朝鮮三大料理のひとつになっています。

晋州の中央市場にある「第一食堂(チェイルシクタン)」というお店。

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ビビンバには豆もやしではなく緑豆もやしを使うそうですが、2011年に食べたとき、もっとも記憶しているのは牛肉のだしがしっかり出た付け合せのスープ。

肉のにおいが嫌いな方にはちょっとクセがあるかもしれませんが、牛肉の深みがあり、コクのあるスープがなかなか特徴的でした。この3種類の食べものだけ見ても辛い物がひとつもなく、海産物のダシ、ウナギという日本人の口に合うものがそろっており、さらに日本で食べられなくなったユッケもあるのです。

これは食べに行くしかない!!

<店舗情報>
晋州冷麺―하연옥(ハヨノク)
住所:진주시 이현동 1191
電話番号:055-746-0525

ウナギ―남강장어(ナムガンチャンオ)
住所:진주시 본성동 11-13
電話番号:055-747-0888

ユッケビビンバ―제일식당(チェイルシクタン)
住所:진주시 중앙시장길 37-8
電話番号:055-741-5591



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破。海外の常識をレポートする『海外ZINE』の韓国担当ライター、17年は平昌五輪開催地の『江原道公式ブログ』にも連続寄稿。2018年2月号『散歩の達人』第2特集の取材・文を担当。プロフィール・お問い合わせ


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