カンジャンケジャンの名店「一味(イルミ)」が東京・人形町に~ソウル・東大門のあの店がやってきた
 2020/10/26 改:2020/10/27 吉村剛史(トム・ハングル)

2019年7月に東京・人形町にカンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)の名店がオープンしました。その名も「一味(イルミ)」。

安産祈願のご利益があるとされる水天宮(すいてんぐう)の門前町である人形町は、江戸時代には芝居小屋、周辺には人形を売る土産物店が多かったことが地名の由来になっています。

現在この周辺はビジネス街ではありますが、一味(イルミ)のお店の近くには老舗のお店を含め、割烹料理店や寿司店など日本らしいお店がところどころにあります。

そんな人形町に韓国の海鮮料理として日本の食通にも知られるようになった「カンジャンケジャン」のお店が進出。実はこのお店、ソウルで有名なカンジャンケジャンのお店です。

ソウル・東大門区のカンジャンケジャンの名店

カンジャンケジャンは韓国語では”간장게장”と表記します。ケジャン(게장)とも言いますが、カンジャン(간장)は醤油のこと。味付けした醤油にワタリガニを付け込んだ料理です。

一味カンジャンケジャン(일미간장게장)は東大門区長安洞(장안동、チャンアンドン)に位置する1976年の創業のお店。

長安洞は地下鉄5号線の長漢坪(장한평)駅の北側に位置する地域です。観光客はあまり訪れる場所ではありませんが、このカンジャンケジャンを求めて訪れる人もいるかと思います。

ソウルのお店では渡り蟹を蒸した「コッケチム(꽃게찜)」や、海鮮を蒸した「ヘムルチム(해물찜)」などが味わえますが、人形町のお店はカンジャンケジャンを中心とする韓国料理です。

人形町の「一味」のお店の入口には「韓国西海岸で育った、身のぎっしり詰まった子持ち渡り蟹だけを厳選し、十二種類の生薬を使って四十年受け継がれた、伝統の製法で作りました。」と書かれています。

韓国の西海岸はワタリガニの産地で、特に春から夏にかけて旬を迎えますが、実際に韓国から直送されたカンジャンケジャンを提供しているのがこのお店です。

カンジャンケジャン登場!

カンジャンケジャンが登場。子持ちの渡り蟹だけに見た目も華やかですが、実がぎっしり詰まっていてトロトロしており、しゃぶるように食べます。


[カンジャンケジャンはひとり一杯(写真は3人分)]

付け込んである醤油ダレは甘みがあり、身の柔らかさにぴったり合った丁度良いマイルドさです。


[甲羅に入ったカニ味噌と醤油を混ぜて食べるご飯付き]

さらにもうひとつの楽しみ方として、添えられたご飯をカニの甲羅のなかに入れ、カニ味噌と混ぜ合わせて食べます。

韓国では「食べだすとご飯が止まらない」ということで、こうしたものを「ご飯泥棒(밥도둑、パプトドゥッ)」というのですが、まさにそれを再現されてくれるのが、一味(イルミ)のカンジャンケジャンです。

次にコースについてくるその他の料理を見てみましょう。

5500円のコースメニューから

今回のコースは5500円のもの。前菜となるナムルやキムチ、韓国風サラダのあとにカンジャンケジャンが登場します。

そしてこちらはジャガイモのチヂミ。細く刻んだジャガイモを揚げるように焼いたもので、サクサクかつ、ふっくらしておりこちらも美味。

そして締めともいえる順番でチャプチェ(雑菜)が出てきました。こちらは錦糸卵が乗っており、たくさんの具材が入って、味はもちろんのこと色鮮やかで美しい出来栄え。

最後にデザートまでついてきて、満足できる8品のコース。カンジャンケジャンは5500円、7000円のコースがあります(カンジャンケジャン以外のコースあり)。

お手頃価格のランチ営業も

ちなみにこのお店はランチでも営業していますが、ランチメニューにはカンジャンケジャンはありません。

メニューをみて気になるのは、アミの塩辛付きの「白スンドゥプ」。こちらは辛くないということなので、辛い物を避けたい方には良さそう。そしてトッピングの赤貝(コマ)も付けたら美味しそうです。

ランチ時間帯は900~1500円(税込)とお手頃な価格となっています。

コロナ禍による輸送の関係上、しばらくカンジャンケジャンが入荷されない状態が続いていましたが、2020年10月9日より再び開始されました。

カンジャンケジャンのコースは予約のうえで来店してください。また、コースの内容はホームページとは異なっているので、予約時にお店にご確認ください。

【店舗情報】
住所:東京都中央区日本橋人形町1-4-10 人形町センタービル 2F
電話番号:03-6661-9929
定休日:日曜・祝日
営業時間:11:30~14:30 、17:30~22:00
ホームページ:一味(イルミ)

韓国の味を思い出せる名店でカンジャンケジャンに舌鼓

韓国・ソウルにあるカンジャンケジャンの名店が東京へ進出。韓国旅行に行けないときでもこの店を訪れれば、きっと韓国で食べたあの味を思い出せるはずです。

日本橋人形町という由緒ある街で、カンジャンケジャンを堪能してみてはいかがでしょうか。





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