ソウル・孔徳(コンドク)市場で味わうグルメ~チヂミ&豚足
吉村剛史(トム・ハングル)
2016/07/30 改:2019/05/14
ソウル・孔徳(コンドク)駅。地下鉄5号線と6号線が交差し、2011年には空港鉄道の駅が開業。ソウル中心に位置するとはいえ、周辺はビジネス街のため、観光客はあまり多くはない場所です。
ちなみに「孔徳」という地名は、「大きな丘」という意味をもつクンドギ(큰 더기)に由来する言葉。つまり漢字は当て字だと考えるとよいでしょう。
西に進み、橋を渡れば、国会議事堂や放送局がある汝矣島というこの場所。孔徳にはビルが立ち並ぶほか、ロッテシティーホテルがあり、観光地へのアクセスも便利な場所柄です。
孔徳(コンドク)市場は、夜のグルメ通り!
開発が進み、都会的な建物が立ち並ぶ孔徳(コンドク)にも、地元に根付いた市場があります。隣の麻浦駅周辺にあるチュムルロク・テジカルビ横丁とともに、夕方になると仕事終わりの人たちが、一杯飲みに集まってくる孔徳市場。
孔徳市場を代表するグルメは、チヂミ(ジョン)と、豚足(チョッパル)。お酒を飲むのであれば一般的にはチヂミはマッコリと、プルプルとした脂分のあるチョッパルは、焼酎がよく合います。
それぞれ別々にお店が並んでいる通りがあり、夜になると多くの人でにぎわいます。
チョッパル横丁~ボリューム&コラーゲンたっぷり
最初の写真はチョッパル横丁。市場なので、ふらっと入り、一杯飲むのに向いている、という場所。お店の前には茹で上がった豚の足がずらりと並んでいる光景を目にします。
ソウルには、東国大学近くの奨忠洞(チャンチュンドン)にもチョッパル通りが有名ですが、2~3人前(小)のサイズがこちらでは4000~5000ウォンほど安い、2万6000ウォンと、リーズナブルなのも魅力です。(※値段は改定になる場合があります)
付け合わせのおつまみは、お店によっても異なりますが、豚足だけでなく、スンデ(豚の腸詰)やレバーに加え、汁物なども出て来たりするお店も。
チヂミ横丁~セルフで食べたいものを選ぼう!
チヂミ横丁は、韓国語では「ジョンコルモク(전골먹)」ともよばれます。この通りの左右にはこのように、食べたいチヂミをじぶんで取り、計算してもらう、という珍しいスタイル。
多種多様なチヂミに加え、ティギムという、フライや天ぷらなどの揚げ物など種類もたくさん!こちらはじぶんで選ぶ楽しみがあります。
孔徳(コンドク)市場の周辺
孔徳市場の周辺には飲食店が多く、2次会、3次会にと飲み歩くのに便利。韓国旅行中、休日前の韓国の会社帰りの友人たちとに飲みに行くなら、朝まで飲み明かすのに最適な場所かもしれません。
<アクセス>
孔徳市場
アクセス:空港鉄道、地下鉄5号線、6号線孔徳駅近く
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール