●韓国を代表する春の花
韓国を代表する春の花といえば、レンギョウ。
韓国に関心がある方にとっては、韓国語で「ケナリ(개나리)」
というほうが馴染みがあるかもしれません。
春の花として知られるケナリ(개나리)は
現在、ソウルで満開を迎えているそうです。
28일 서울 서대문구 홍제천에서 만개한 개나리 주변으로 가벼운 옷차림을 한 시민들이 운동을 하고 있다. 訳)28日 ソウル西大門区・弘済川で、満開のケナリのまわりを軽い服装の市民たちが運動をしている。アジア経済/3月28日
「軽い服装」と書かれていることから、
日中はだいぶポカポカしていることがわかりますね。
さて、韓国観光公社は気象庁の発表をもとに、
毎年レンギョウとツツジの開花予想を日本語版サイトで公開しています。
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/MA/MA_JA_9_6_1.jsp?cid=1901942
今年(2014年)ソウルでは3月25日に開花したようで、
仁川や江原道方面は、これから続々と開花する予報になっています。
日本では桜が春を代表する花ですが、
韓国の春といえばレンギョウ(ケナリ)。
この時期、韓国を旅される方はぜひこちらもご覧ください。
●韓国と日本のレンギョウ(ケナリ)の違い
昨年まで韓国で2度の春を経験した私ですが、
日本にいるときはそれほど花に気にとめていませんでした。
帰国してみると、韓国ほど多くはありませんが、
日本でもレンギョウ(ケナリ)が咲いているのを目にします。
以前とあるラジオ番組で、
日本の街中で見かけるレンギョウはきれいに整えられているけれども、
韓国のケナリは伸ばし放題になっている、という話を聞きました。
実際見てみるとやはり、この話は当たっているような気がします。
ここにも日韓の感覚の違いのヒントがあるかもしれません。
●ソウルのケナリの名所・鷹峰山(ウンボンサン)
韓国のケナリの名所、と聞いて私が思い浮かんだのは、
ソウルの鷹峰山(ウンボンサン)と木浦の儒達山(ユダルサン)です。
もちろん都会中の都会というところでなければ、
街中でもケナリを見ることができるのですが、
やはり名所を訪れるのが一番ベスト。
私は儒達山にケナリを見に行ったことはまだないのですが、
ソウル・鷹峰山(ウンボンサン)は
ぜひおすすめしたいケナリのスポットです。
ソウル・龍山(ヨンサン)駅から、
京畿道楊平郡・龍門(ヨンムン)駅を結ぶ中央電鉄線。
龍山駅から乗ると、電車はまもなく漢江(ハンガン)沿いを走ります。
川幅が広くてどっぷりとした
漢江を眺めるのもまた気持ちのよいものですが、
玉水(オクス)駅を過ぎたら、漢江とは反対側をぜひご覧ください。
ここには一面ケナリで覆われたケナリ山があります、
それがまさに鷹峰山(ウンボンサン)です。
電車はすぐに過ぎ去ってしまい名残惜しいのですが、
できれば途中下車して、川沿いにある漢江公園から見てみたり、
実際にこの山に登ってみるのも、もっとよいと思います。
ここから見た漢江(ハンガン)は絶景!
とくにケナリの季節であれば漢江の景色をバックに、
美しく咲く黄色い花の様子を眺めることができるのです。
今年でも来年でもかまいません。
この時期にソウルを訪れる方にはぜひ一度、訪れて頂きたいスポット。
できることならナイショにしておきたかった、とっておきの花の名所です。
<アクセス>
中央電鉄線・鷹峰(ウンボン)駅から徒歩約10分。