江華シャトルバス運行開始~これで楽々江華島へ!
吉村剛史(トム・ハングル)
2015/06/29 改:2016/08/09
江華島への外国人専用シャトルバスが運行開始されます。期間は2015年7月~12月までの木、金、土に運行され、料金は5,000ウォンとなっています。
無料の全州シャトルバスや、有料(5,000ウォン)の江原道シャトルバスに続き、ソウル・光化門発となっています。
江華島とは?
江華島とはソウルの西北方向にある島で、仁川広域市に属しています。行政上の地名は仁川広域市江華郡となります。古くから軍事的な要衝として位置づけられています。また北部は軍事境界線にも近いところに位置します。
近代に入るとフランスやアメリカ、そして日本といった列強の艦隊が江華島周辺を訪れ、攻撃しました。江華島事件は日本の教科書にも出てくるため、よく知られているでしょう。
そんな江華島で有名な特産物といえば、高麗人参。江華バスターミナルの周辺には江華人参センターがあります。また4月の下旬から5月の上旬にかけては、高麗山でツツジの花が見ごろを迎え、多くの観光客が訪れます。参考:高麗山ツツジ祭り
韓国最古の寺院という説もあり、381年に建立されたとされる伝燈寺(チョンドンサ)。また江華島の西側の船着場から、船で10分ほどのところには席毛島(ソンモド)という島があり、そこには新羅時代の名刹・普門寺(ポムンサ)があります。崖からの景色は絶景です。
他にも江華ウナギが有名だったり、地元のパンフレットにはサッパやママカリとも書かれている、「ペンデンイ」という魚も春には旬を迎えます。
ペンデンイの刺身
そして忘れてはならないのが、世界遺産にも指定されている古代の支配階級の人物のお墓、コインドル(支石墓)。江華支石墓公園では巨大なコインドルをみることができます。
コインドル
これまでの江華島へのアクセス方法
これまで江華島へのアクセスは、ソウルの新村にある一般の停留所から広域バスに乗っていく方法が最もよく知られていました。
新村のバスの停留所はわかりやすいようで、わかりにくい位置にあるため、一般の観光客には少々ハードルが高かったように思います。というよりも、江華島自体が見逃されがちだったように思います。
ついにシャトルバス運行
そんな江華島へ、ついにシャトルバスが運行されました。料金は5,000ウォン。毎週木、金、土の朝8時にソウルの光化門広場を出発し、バスで訪れます。
行先地はNLL(北方限界線)江華平和展望台、支石墓/江華歴史博物館、江華高麗人参工場です。これらを1日かけて回り、17時にソウルに到着します。
個人で行く場合、現地での移動は、基本的に市内バス、タクシーになるのですが、なかなか1度で効率的に回るのは難しく、このようなツアーバスを利用するのが便利です。機会がある方はぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。
申込みサイト⇒Widwin Tour
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール