2016年上半期、韓国にチューハイが登場!~イスルトクトク&ほろよい
 2016/07/09 吉村剛史(トム・ハングル)

2016年3月、韓国でついに日本の酎ハイのような低アルコール飲料が登場しました!韓国HITE JINROから発売されたのは「イスルトクトク(이술톡톡)」。その後サントリーの「ほろよい」も韓国に輸出されることになったのです。

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韓国のフルーツ味のお酒事情!

最近の韓国のフルーツ味のお酒事情を振り返ってみましょう!昨年の春には韓国でフルーツ風味のカクテル焼酎が登場。

柚子濃縮液が入った「チョウンチョロム スナリ」が登場したのを皮切りに、「チョウンデイ(ジョウンデー)」など各ブランドが、グレープフルーツや、ブルーベリー、柚子などの果汁が含まれた商品をこぞって発売したのです。韓国でカクテル焼酎が人気!(2015/5/23)

とはいえ、焼酎ですからアルコール度数は14%ほど。日本で発売されているチューハイは主に3%~9%のあいだですから、低アルコール化しているとはいえ、韓国のお酒は比較的高い度数でした。

時期は定かではありませんが、昨年末~今年初頭からアルコール度数3%ほどの日本のチューハイが、コンビニの店頭にも並ぶようになりました。値段は日本の2~3倍の3,000ウォン強。そこにようやく「韓製チューハイ」が登場!

韓国でチューハイ登場!「イスルトクトク」。

今回、登場したのは「イスルトクトク(이슬 톡톡)」。桃果汁が3.0%含まれており、アルコール度数は3%です。韓国語ではこのようなお酒を「炭酸酒(탄산주)」として販売しています。

ピンクの柄におかっぱ頭の少女の絵柄が書かれており、頬はピンクに染まっています。テレビCM(韓国では「CF」のほうが一般的)には、人気歌手のアイユー(IU)が登場。

ファンデーションを頬にあてて、「パルグレ(발그레)」と言っています。パルグレは「ほんのり赤い」という意味。

写真は355mlの缶入りですが、330mlの小びんでも販売されています。炭酸が抜けたらかなり甘いだろうな、という印象ですが、炭酸が入っているので割とさっぱりとした後味。お酒が飲める男性の私はほぼ一気飲み。3%のためあまり酔うことはできませんでした。

イスルトクトク、売れ行きはどうなの?

そんなイスルトクトク。ピンク色のパッケージや、イメージモデルにIU(アイユー)を起用したことからも若い女性をターゲットにしたイメージ戦略がうかがえます。

2016年5月31日の中央日報の記事によると、スーパーでの売れ行きは好調のよう。

大型スーパー3社では、一日に「イスルトクトク」が約1万4000余本(缶)、「ブラザー#ソーダ」が2000余本ほど売れていることが分かった。ビール「Cass」(一日8万缶)や焼酎「チョウムチョロム」(一日4万本)中央日報(2016/5/31)記事より引用

ビールや焼酎には及ばないものの、それなりの販売数を記録しており、ヒットの様子がわかります。イスルトクトクに呼応して、各社が炭酸酒を続々と登場させています。

ちなみに3%マッコリもあった・・・!

2012年には3%のマッコリが発売されたこともありました。その名もICing(アイシン)。マッコリ臭さをあまり感じさせず、グレープフルーツ風味で女性にも飲みやすいお酒です。

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次は酎ハイ登場か?と思いつつも、iCingの発売から3~4年が経過してしまいました。

日本のサントリー「ほろよい」も輸出開始!

それに続いて、日本のサントリー「ほろよい」も韓国に輸出を開始しました。「イスルトクトク」の登場に呼応したのでしょうか。

ちなみにSUPER JUNIORのイトゥクの冷蔵庫には日本のチューハイがいっぱい、というテレビ番組での話題もありました。Kstyle(7/9 9:58 追記)

「ほろよい」は、韓国のコンビニでは3,000ウォン(約300円)以上の金額で販売されているとのことで、より注目度が高まっています。

ちなみに韓国では、日本ビールもよく売れています。ここ最近、海外ビールが人気で、韓国のコンビニに並ぶようになりましたが、特に日本ビールの人気は高く、2015年8月19日の中央日報では「韓国人の日本ビール愛・・・輸入ビール3本に1本」と報じられているほど。中央日報(2015/8/19)

最近では「キリン 一番搾り」といった日本のビールが4本セットで10,000ウォンで販売されているといい、輸入ビールとはいえ、日本のビールと同程度の値段になったといえます。

チューハイも今のところ少々値段が高いのはネックですが、もしかしたら今後、もう少し手頃な価格になるかもしれません。

トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
一昔前は「韓国人はお酒が強い」というイメージがありましたが、近年若い人は「お酒を飲まない」という人も増えています。そんななか低アルコールの炭酸酒が登場したのです。

ちなみに3%では、お酒が飲める人が飲むにはちょっと軽すぎるかな、という印象。「もう少し強いほうがいい」という声があがったりすれば、日本のチューハイと同等のアルコール分6~9%ほどの炭酸酒も登場するのでは?と予想しています。



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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