ソウル・マッコリバーさんぽ【1】-Chez Maak(シェマック) 江南店
吉村剛史(トム・ハングル)
2013/11/04 改:2016/08/02
今年7月のある日、
韓国旅行ブロガーのゆりんさんからお誘いをいただいて
江南のマッコリバー「Chez Maak/シェマック」で行われる会合へ。
ゆりんさんは、私がこのブログを始めたころにはすでに有名ブロガー。
ソウルの旅やおしゃれなお店を20代の女性目線でキャッチしていらして、
等身大で素直に書かれており、写真もきれいなので憧れの的。
実はゆりんさんの隠れファンでした^^;;(←カミングアウト)
→ゆりんさんのブログ
一方で私はといえば、韓国人でも知らないマニアックな場所に行き、
そこで出会った見ず知らずの人と話し、
ブログに書くという独特のスタイルを展開。
絶大な人気を集められるなんてことは到底なく、
よく知らないのに無理に背伸びをしたりして、
わかる人でもわからない、オタクなブロガーぶりを発揮していました。
そんな26歳(当時)のアラサー独身の私ですが、
マッコリバーなぞおしゃれな場所にも、ついに登場・・・。
Chez Maak(シェマック)の江南店。
白蓮マッコリで知られる忠清南道・唐津(タンジン)の
新平醸造場が運営するお店です。
実はこの会、マッコリソムリエ会なのです。
参加者はほとんどが女性で男性は少数派。
しかも年齢層も比較的若めです。
司会は韓国伝統酒コラムニストで、
マッコリソムリエのミョン・ドングンさん。
明るい語り口、そして流暢な日本語で説明してくださいます。
マッコリ利き酒。
ここに用意されていたのは4種類。
・忠清南道鎮川郡の徳山(トクサン)マッコリ
・京畿道楊平郡の砥平(チピョン)マッコリ
・忠清南道唐津の白蓮(ペンニョン)マッコリのSnowとMisty
ちょっとした感想を求められるのですが、
その場でマッコリの味を表現するって、
なかなか難しいのです。
私も旅の途中、各地のマッコリを飲んできたわけですが、
舌で記憶したり、私しかわからないメモが残っている程度。
「京畿道の東側あたりの飲み口に近いぞ!」とか
「クセがなく女性にも飲みやすそうだ!」というもので
私も説明できるように
表現力を養いたいところです。
マッコリ好きな人が集まっていろいろと感想を話ながら
テイスティングをするという利き酒って、楽しいものですね。
お酒はマッコリのほかにも安東焼酎や、
韓国の伝統酒カクテルも登場。
カクテルは見た目にも綺麗です。
さて、料理もおしゃれな創作料理。
マッコリバーでは韓国風の要素も残しながら
手をくわえて工夫を凝らした料理が多いんですね。
ここはわりと洋風に見せかけているとはいえ、
ご飯はピラフではなく、ちょっとピリ辛のポックンパプ。
豚肉のモッサル(首肉)の味付け焼肉
サツマイモ揚げも。
さらには緑豆ジョン。
韓国ではありふれた安酒、というイメージだったマッコリ。
私も鍾路3街・タプコル公園裏の、古めかしい居酒屋に入り、
ひとりでマッコリを飲み、ときには話しかけられたりするわけです。
そんなマッコリも、日本ではとくに女性に支持され、
おしゃれなマッコリファンが集まって、
お酒と料理を楽しむというスタイルがあることを、
以前から知ってはいたけれど、
このときようやく身をもって体感したのです。
韓流ブームは過ぎたけれど、
日本の飲食店でマッコリがもうちょっと流行っても・・・
もう少し大衆化するといいなぁ、と思った次第です。
<店舗情報>
Chez Maak江南店
住所:ソウル特別市 江南区 駅三洞 814-5 2F
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール