束草(ソクチョ)・アバイスンデとオジンオスンデ
吉村剛史(トム・ハングル)
2012/02/26 改:2012/02/26
江原道・束草、ドラマ「秋の童話」の撮影地になったアバイマウル。朝鮮戦争による分断のため、故郷に帰ることができなくなった咸鏡道(現・北朝鮮)の”失郷民(실향민)”たちが故郷を懐かしみ作ったオジンオスンデ(左上)とアバイスンデ(右下)。オジンオスンデはイカの胴体に豚肉や人参などの”あん”を詰めて卵をまぶし油を敷いて焼いたもので、日本のイカめしに似たようなボリュームが感じられます。アバイスンデは大腸に”あん”を詰めたもので、皮の部分の張りの良さと玉ねぎの旨みが存分に加わったミンチのような柔らかい食感がうまくマッチしています。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール