韓流スターの出身地でめぐる韓国地方旅~慶尚南道・晋州編
吉村剛史(トム・ハングル)
2013/10/20 改:2016/10/04
タイトルを見て、「うん?」とクリックしてしまった方も
いらっしゃるかと思うのですが、決して釣り記事ではありません。
まず韓国には「慶尚道サナイ(경상도 사나이)」という言葉があります。
日本の「九州男児」というような言葉で、ぶっきらぼうで無愛想だけれども
男らしい、そんな印象だそうです。
晋州南江流灯祭り、韓国地方料理としての晋州、
と続々と記事をアップしましたが、その晋州も慶尚道(キョンサンド)
なかでも慶尚南道(キョンサンナムド)といわれる地域です。
・晋州のイケメン
そんな慶尚道サナイのイメージとはちょっと異なりますが、
晋州(チンジュ)出身で、日本で最も有名な芸能人、といえば
2006年から日本で活動している「キム・ジョンフン」です。
ソウルに住む日本人留学生も、「慶尚道ってどこ?」という人も多いのですが
好きな芸能人や好きな食べ物にタグ付けしていく、と韓国への興味の幅が広がるかも!?
・晋州のカワイイを探しに!
さて晋州は人口33万人。釜山から西にバスで1時間半の地方都市。
釜山からのちょっとした旅行にも最適な場所です。
2013年2月、私は友人のお兄さんの車に乗せてもらうことになったのです。
そこで向かったのは、晋陽湖(チニャンホ)。市民の憩いの場となっています。
このほとりに小さな動物園があるのですが、そこに連れて行ってもらうことにしました。
実際は車でなくても、市内からバスで20分ほどで行けます。
本数もかなり多いので、晋州に行ったときには立ち寄ってみてください。
ここは、南江をせき止めて作った人口湖なのです。
上の写真は動物園の入口です。入場料は1人1000ウォン。
お客さんの層は多くが子供連れでしたけれど、
昼間から男二人で行くのは私たちくらいでしょうか。
ひとりで来ている女性もいたので、
動物に癒しを求めにきているのか、何かの研究なのかわかりませんが
ともかく市民が週末に訪れる小さな動物園なのでしょう。
さて、こちらは虎ですね。
昼下がりなのでお昼寝をしています。
上から見下ろせるのですが、寝ているからといって石を投げませんように。
こちらの写真はニホンザル。いっしょに行った友達のおにいさんは
前回来たときに「独島(竹島)はどこの国のものだ?」
とニホンサルに尋ねたらしいですが、答えは返ってこなかったそうです。
そのかわりその日は凶暴化していて、
観覧客にすごく怖い顔をしていた写真を見せてもらいました。
この日は大人しかったです。
こちらはうさぎちゃんです。かわいいですね。
園内には動物に触れられるスペースもありました。
さて、この下の動物はなんでしょう?
立ってこちらを見ているようですが、名前はわかりません。
どなたか教えてください。
追記 2013/10/23 23:20
ブログの読者の方の数名から
この動物は「ミーアキャット」ではないか、
という情報をいただきました。ありがとうございました。
そしてこちらの写真は動物園の大きな目玉の一つです。
韓国の固有種である珍島犬と、猛獣が一緒に暮らしている様子が見られます。
この猛獣は「スニ(순이)」という名前の
レオポン(ヒョウの雄とライオン雌のあいだの雑種)。
幼いころに飼育員が飼っていたために
やさしい性格になったそうで、犬といっしょに住んでいます。
しかしこの犬、なんだか覇気がない。高齢なんでしょうかね。
・最後に晋州出身の有名人をもう一度
旅行バラエティ番組「1泊2日」に出ていた
お笑いタレント・司会者のカン・ホドン。左から3番目。
学生時代は馬山で過ごしたそうですが、生まれは晋州だそうです。
「カン・ホドン ペクチョン」という
全国展開の焼肉店をプロデュースしていることでも有名。
コ・アラ(Ara)は日本の芸名では「Ara」という名前で活動。
日本映画の「蒼き狼~地果て海尽きるまで」という映画にも出演しました。
コ・アラも晋州出身です。
韓国語でいうと「キレイ」にあたるイェップダ(예쁘다)でしょうけど
日本語でいうと「カワイイ」にあたる女優さんでしょうね。
・キャラクターもカワイイ!?
さて最後に、晋州市のキャラクター「論介(ノンゲ)」の写真です。「論介」という女性は、文禄の役のときに酔った日本の武将を抱いて川に落とし込んだ、というキーセン(妓生)です。
キャラクターもなかなかカワイイですね!!!
というわけで、晋州のカワイイ、カッコイイ(イケメン)を集めてみました!
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール